
雨合羽、長靴、キャップ、ヘッドライト、水筒、食べ物。この出で立ちで
シェークスピア『夏の夜の夢』の芝居を見に行く。
百景社の今公演は霞ヶ浦湖畔での野外劇。初日と二日目は曇り空だったが、楽日は雨天予報だ。上演中は傘をさせないので雨合羽での観劇になる。

雷さえなければこれも趣向だ。
今夜の観測:ひさしぶりの変光星観測は、β Lyr3.2等、R Sct4.9等。遅い時刻になってもまだ晴れていて、星がたくさんに増えてきた。秋の空。
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[追記]公演の直前には雨予報は消えていたが、会場に着いた頃からけっこういい具合に雨が降り出した。それでも用意されていた70の座席は満席だったようだ。芝居が始まる頃にはほぼ雨も上がっていたが、全員が雨合羽着用でのシェークスピア観劇というおかしな風景の芝居空間になっていた。アトリエという物理的制限のある空間を飛び出して、屋外だから可能な動きが随所に見られる演出になっていた。特に雨上がりで濡れた舞台では、ドタバタ時のスムースなスライディングは爆笑もので、2時間があっという間の楽しい芝居だった。屋外ということで、準備にはいろいろ苦心したと思うが、雨のアクシデントも含めて、とても良い公演になったと思う。仲条幸一さんの書き下ろし曲もたくさん使われ厚みのある舞台作りを支えていた。客演含めた俳優の厚さに加え、企画力とか、舞台作りといった百景社の実力を感じる公演だった。雨での観劇を覚悟して準備しておいたので、合羽で観劇できて感激![右写真は会場直前の様子。団員が濡れた座席を拭きまくっている]