2018-06-12 Tue 00:00
![]() 私の中で、消防士は無条件に尊敬する仕事の一つだ。世に危険覚悟の仕事というものは自分も含めて沢山あるが、危険な場こそが活動領域というのは、兵士を除けば消防士くらいなのではないだろうか。 大阪市大物理学科の1学年先輩だったHさんは体格はがっしりだが小柄でおとなしく成績もあまり目立たない人で、私が4回生になったとき1年留年して同学年になった。何かの飲み会でHさんと初めて話しをしたときに、卒業したら大阪市の消防へ就職したいと聞かされた。はぁ〜?物理を出て消防ですか?と驚いてさらに聞くと、子供の頃から消防士になるのが夢だったので高卒で受験しようとしたら親に猛反対され、仕方ないのでとりあえず市大物理に来たのだという。私の記憶はかなり曖昧になっているが、親の手前現役で一般企業を受けて、落ちて、留年して、大阪市の消防を受験しようという作戦だったのかもしれない。後年、どこかの消防局に所属するHさんの名前を見つけた記憶がある。消防士が話題になる度にこの先輩を思い出す。 [写真はNEWSつくばの紙面から] |
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