33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
証拠を分析して言った言わないを打破
2018-05-31 Thu 00:00
・日大・内田前監督の供述「虚偽」と認定 「インカム落とした」言い訳もあった
 監督・コーチの発言は虚偽だと、関東学生アメリカンフットボール連盟の臨時理事会ははっきりと断定した。記者会見の一部を聞いただけだが、関係者への聞き取り調査だけではなく、残っている動画や音声記録、試合の流れなどの証拠を元にして、指導者不適格の裁定を下し処分を決めたということだ。記者会見では全部の証拠が提示されてはいなかったが、動画や音声に動かせない証拠が記録されているのであろう(→[追記])。監督・コーチがあいかわらず「言っていない」「見ていない」とシラを切っている間に、客観的な証拠の積み上げによる裁定と処分が追い抜いてしまった。これは自白偏重主義の日本では画期的だと感じた。国会もこうあって欲しい。

・何があった…日大アメフト部「選手声明文」拍子抜けの真相
 事前の勢いとそれこそ大きく乖離している日大アメフト部の声明文を読んで、拍子抜けというよりもむしろ、日大アメフト指導部は何も変わっていないことを示す、いまだに抵抗できない選手たちの最大限の表現なのではないかと感じた。
 →日大選手が声明文「指示に盲目的に従い」/原文まま
  あの時はたまたま宮川君だっただけだと一人一人が自覚することが立て直しの一歩だと思うが、その言葉はなかった。明日は我が身なら今後回避可能だが、現役選手、OBを含めて昨日は我が身だったのでそれを言えないのだろうと勘ぐってしまう。

・悠々自適の雲隠れ 日大・内田前監督に高級ホテル“潜伏”情報
・タックル問題で再燃 日大理事長の交遊関係に“マル暴”の影
 もう、出るわ出るわ。

[追記]内田前監督「インカム落とした」実は・・・ 映像検証 暴かれた“うそ”
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もう少し近ければ毎回行きたいサイエンスカフェ
2018-05-30 Wed 00:00
1805291.jpg・つくば 高エネ研のサイエンスカフェ 「科学身近に」目指し100回
 2015年にサイエンスカフェが始まるよということは、KEKからのメールニュースでお知らせがあったが、わずか3年でもう100回を達成していたとは、本気の企画だということがわかる。これもしょーたくんの企画だったのね。サイエンスコミュニケーターの鑑だわ。おそらく3年の間に研究学園都市の玄関口つくば駅に相応しい場に育ち、また地域の科学少年から科学老年までも育ててきたのだと思う。もう少し近ければ毎回行きたいところだ。ところでS.Uさんの登場予定は?その場合はいきなり古文書を見せるところからお話がはじまるだろうか。
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18.5kgの行軍訓練ではなく置き勉へ
2018-05-29 Tue 00:00
・重いかばん、どうにかして 「置き勉OK」じわり広がる
 学校への持ち物が18.5kgというのは毎日行軍訓練をさせられているようなものか。この中学校、4月から英語と国語の一部教材を除き置き勉を認めた、ってなかなかやるのではないか。その上、改善提案のきっかけが放送部が作った生徒のインタビュー番組で、置き勉から除かれた2教科も、その一つが数学ではなく国語というところに一つの見識を感じる。
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本格的な火星シーズン前に減速微動装置を調整した
2018-05-28 Mon 00:00
1805205.jpg今年最初の火星観測日は大気の状態が悪く減速微動を使ってもちっともピントが合わなかった。と思ったのだが、次の観測日に重大なことに気づいた。大気のせいではなくて、単に減速微動装置が空回りしていただけだったのだ。これではピントは合わない。休日に1.27mmの六角レンチを探して固定し直した。そろそろ視直径15秒に近づいてきたので、次回の観測が楽しみだ。
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同期の死を無駄にする悪法成立
2018-05-27 Sun 00:00
1805261.jpg・過労死裁判が増えている
 これは5年前に書かれたあるブログ記事で、この中で1991年5月に始まった初めての過労死裁判について取り上げられている。1990年5月に33歳で亡くなった青年は私の高校の同期。同じクラスではなかったので特別に親しかったわけではないが、毎日昼休みになると弁当を持ってトランプゲームをやりに行っていた教室なので、彼の姿はいつも視界に入っていた。[高校の卒業アルバムより]

・働き方改革法案も採決強行 「過労死を助長」の声聞かず
 S.Uさんが別のコメント欄に書いてくれたようにまさに「農奴制」だ。
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麿赤兒インタビュー
2018-05-26 Sat 00:00
1805263.jpgNHKラジオ深夜便:舞踏家・俳優 麿赤兒インタビュー
 24日早朝4時台に偶然こんな番組があった。戦後の子供達の状況、演劇との出会い、唐十郎との出会い、凮月堂のこと、大駱駝艦立ち上げなど、破天荒でおもしろい。聴けるのはおそらく期間限定だと思うのでお早めに。
  →麿赤児(Wiki)

[写真:『唐十郎と紅テントその一党 劇団状況劇場1964-1975』(白川書院、1976年)のカバー写真の一部に役者名を記入した(今後も追記予定だが、化粧しているので難しい!)。]
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ヤモリくんには申し訳ないがヘビレスを撒いた
2018-05-25 Fri 00:00
1805201.jpg観測小屋の管理を任せてあるヤモリくんには申し訳ないが、小屋の周辺にヘビレスを撒かせてもらった。小屋の中をヤモリくんが走り回ろうが、ウンコを落とそうが構わないのだが、ドアを開けたところに蛇がとぐろを巻いていられるとかなり動揺しそうなので、蛇には小屋に近づかないで欲しいから。小屋が完成して6年半、春にはヘビレスを撒いているが、幸いなことにこれまでのところへびの姿は見ていない。
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嘘の錬金術師たちの天国
2018-05-24 Thu 00:00
嘘八百もつき通せば真実になると、嘘の錬金術師たちは今日も行く。

・勇気ある会見で判明した日大と内田前監督の4つの許せない“嘘”と矛盾点(1/3)
・勇気ある会見で判明した日大と内田前監督の4つの許せない“嘘”と矛盾点(2/3)
・勇気ある会見で判明した日大と内田前監督の4つの許せない“嘘”と矛盾点(3/3)
 内田正人監督と井上奨コーチは保身を考えればこう言い通さざるをえないのかもしれないが、上でも指摘されている様に、5月22日の加害学生の記者会見後に日大広報部が出した公式発表はより悪質と感じる。教育機関としての反省はなく、コミュニケーション不足を理由に学生だけに責任を負わせる内容になっている。状況証拠である試合経過を追えば、常軌を逸したラフプレーの後もこの学生を退場させなかったことで、監督及びコーチが暴力行為を是としていたことが知れる。でなければ1回目で学生を退場させるはずだ(遅くとも2回目反則時には退場で、3回目の反則を許すはずがない)。ここまで明瞭な監督及びコーチの暴行意図を学生の理解不足にすり替えるとは、これはもう日大という組織が暴行行為者を擁護していることになろう。相手選手に怪我をさせる指示を出した内田監督及び井上コーチは教育界・スポーツ界追放相当だろうし、彼らが育てた日大アメフト部は一旦解散しなければなるまい。そして、日大自体の教育機関としての欠陥はどの様にして是正されるのだろうか。内田監督が日大の人事権を掌握しているらしいが、日大大学人の中にも良識ある人材はいるだろうか。
・日大アメフト部・井上コーチ「ケガを目的とした指示はしておりません」反則行為の指示を改めて否定
 5月23日20時からの内田正人監督と井上奨コーチの記者会見で、二人は引き続き指示を否定したらしい。監督はあのプレーを知らなかった見ていなかったとまで。

・首相「獣医学部の話せず」 加計氏と面会改めて否定
 改ざんや破棄は安倍政権のお得意芸なので、存在しない・記録無しは証明にはならない。

・財務省 森友交渉記録、23日に公表 改ざん前決裁文書も

・狛江市長、辞任会見で「セクハラレベルとの認識ない」
 「想定外」と同じ手口の無知を武器にする手法で、相変わらず犯罪意識無しを装っているが、少なくとも嘘から正当を生む錬金術には失敗した様だ。こういう人でも更生できるシステムが必要なんではないだろうか。
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ファインマンさん生誕100周年
2018-05-23 Wed 00:00
1805221.jpg・大栗博司:ファインマン100周年 / ベネツィアノ模型50周年
 5月11日はR・P・ファインマンの誕生日で今年は100周年だったそうだ。上に引用した大栗博司先生のブログにあるディラックと議論するファインマンの写真、超級天才二人の歴史的な写真だ。また、右の写真は朝永振一郎先生だが、ファインマンさんと一緒にノーベル賞を受賞したことに加えて、ファインマンさんには及ばないかもしれないが、日本の高名な物理学者の中にあって人間味があり親しみを感じさせるキャラクターだったところが共通していたのではないかと感じる。
 生誕100周年のことはまったく気付かず単なる偶然だったが、先日来ファインマンさんの本を読んでいるところだった。近いうちに紹介できると思う。
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百景社アトリエSELECT 再び心臓をグリグリやられそう
2018-05-22 Tue 00:00
演劇ネタが続いたついでに、地元で頑張っている演劇集団のご案内をしたいと思う。

1805172.jpg演出家・志賀亮史(あきふみ)さん率いる百景社は2000年につくば市で旗揚げし、2013年からは土浦市真鍋にアトリエを構え本拠地としている。[右写真]
 →百景社

アトリエでは百景社自身の公演はもちろんのこと、各地の劇団の公演を見ることができる。今日ご案内するのは6月7月に開催される百景社アトリエSELECTという企画で、三重、大阪を本拠地とする演出家と劇団がやってくる。


百景社アトリエSELECT

(1)6月は三重から第七劇場『赤ずきん』。
 →第七劇場『赤ずきん』
この劇団の芝居を見るのは初めて。赤ずきんの家族と狼の真実を知ることができるかもしれない。
(2)1805171.jpg7月は大阪からiaku『人の気も知らないで』。
 →iaku『人の気も知らないで』
横山拓也さん演出のものは2016年春に百景社アトリエ祭で初めて見て、心臓を鷲掴みにされた経緯があり、鏃で心臓をグリグリ抉られてしまう会話劇に完敗状態。今回も見逃せない。俺はマゾか!?
過去に見たiakuの芝居についての感想は以下。
  →百景社アトリエ祭2016 iaku(大阪)『仮面夫婦の鏡』
  →iakuの『エダニク』を見て来た
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新緑の霞ヶ浦湖畔
2018-05-21 Mon 00:00
強い東風で霞ヶ浦の水面には白兎が跳び跳ねている。
1805204.jpg

1805202.jpg湖畔は新緑を通り越して夏草が萌え上がる。

1805203.jpg堤防脇の田んぼには抜き足差し足で餌を探すアオサギ。
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声に出して読みたい「ジョン・シルバー」
2018-05-20 Sun 00:00
1805184.jpg角川文庫に唐十郎の戯曲が入った最初の1冊目の総タイトルは『少女仮面』(右写真)で、「ジョン・シルバー」「少女仮面」「少女都市」の3本が収録されている。「ジョン・シルバー」はスティーヴンスンの『宝島』に出てくる片足のジョン・シルバーがモチーフになっている。「少女仮面」は老いた宝塚スターと『嵐が丘』で亡霊となって荒野を彷徨うヒースクリフとキャサリンの姿がだぶっている。「少女都市」は1955年頃NHKで放映された『新諸国物語』の「オテナの塔」「紅孔雀」「笛吹童子」などが関係あるかもしれないが、わからん。唐十郎の戯曲では、有名無名の物語や事件の断片がちりばめられているので、それを知っていると解読の手掛かりになったり反対に意外性が増したりと、分からないなりにも戯曲への取っ掛かりのチャンネルが増える様になっている。また、現実感のないシナリオであるにも関わらず、俳優の動作や言葉のリズムを想像しながら自分で声に出して読むのもけっこう面白く、たとえば「ジョン・シルバー」などはそのようにして読むのに合っている様に感じられる。機会があったらお試しあれ。
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『きみは宇宙線を見たか 霧箱で宇宙線を見よう』
2018-05-19 Sat 00:00
ヨメさんが図書室で借りてきたこの本をご紹介。宇宙線の話題、案外トレンドなのか?

1805181.jpg『きみは宇宙線を見たか 霧箱で宇宙線を見よう』
      山本海行・小林眞理子著 仮説社 1200円 2018年

この本は、中高生向け課外実験講座の授業プランをもとにした内容で、中学生が自力で読めて、宇宙線を観察できる霧箱を自力で作れレベルということだ。60頁そこそこなので30分もあれば読み終わって、宇宙線の基礎知識を持った上で霧箱製作に取りかかれる。著者の山本海行さんのサイトには霧箱実験以外にもいろいろな話題が満載だ。
 →うみほしの部屋>霧箱実験室

本書で作り方が紹介されている簡易型霧箱は、A3版クリアファイルを使ったシンプルな構造で、工程に難しいところはない。原型は名古屋大学客員研究員・林煕崇さんが考案したもので、名古屋大学理学研究科素粒子宇宙物理系F研基本粒子研究室のWebサイトの一般の方へに詳しい製作方法が紹介されている。かなり高感度の様で、降り注ぐ宇宙線を次々と捉えている様子を動画で見ることができる。
 →F研基本粒子研究室>一般の方へ
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『別冊新評 唐十郎の世界』
2018-05-18 Fri 00:00
このところ唐十郎の戯曲を読んだりYouTubeに記録されている音声を聞いたりしている。状況劇場の舞台で映像が残っているものは極めて少ない様で、YouTubeで見ることができるのは『ジャガーの眼』1985年初演が唯一かもしれない。今回初めて見たが、よかった。3回繰り返し見てしまった。

1805152.jpg『別冊新評 唐十郎の世界 <全特集>』 新評社 600円 1974年

発売時にも購入したのだがその後無くしてしまったこの冊子、今回また読みたくなったので古書店で再び購入した。唐十郎が状況劇場を旗揚げして10年ほどの時期に編集されたもので、錚々たる執筆陣が唐演劇についてああでもないこうでもないと評している段階。言い換えると、何が何だかよくわからないが、目を離せないということだったのだろう。自分はその後しばらく目を離していたが、久しぶりに読んで引きずり戻されてしまった。
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ヤモリのお腹
2018-05-17 Thu 00:00
1805153.jpg勝手口のガラスにぺったりヤモリがくっついていた。きゃーかわいい!1年前に室内へ潜入していたこのチビすけは尻尾が切れていたので同じ個体ではないと思う。それとも1年あれば尻尾は再生して、体も数倍になるのだろうか。
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『唐版 風の又三郎』
2018-05-16 Wed 00:00
1805072.png『唐版 風の又三郎』 唐十郎著 角川書店 1200円 1974年

 装幀がすてき。いろいろな方向から眺め回してしまう。ここからすでにその世界へ入り始めているのかも。なかなか読みだすところまで辿りつかない。いざ読み始めても何が何だか、、、。
今はいい時代。こんなものまで手に入る。
 →唐版 風の又三郎
初演の年1974年、京都下鴨神社での公演らしい。主演は李麗仙、根津甚八。2時間56分15秒、音声のみだが、あるとないとじゃ大違い。この前、「私が読んでいるのは唐作品の極めて初期の作品に限られていることになる。」と書いたが、そのころ高校生だった自分は新宿花園神社の、あるいは上野不忍池の紅テントへ行ったわけではなく、それから数年後、すでに伝説となった後に数多の唐作品の存在を知ることになるのだった。
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5月の初目測
2018-05-15 Tue 00:15
1805151.gif今夜の観測:βLyr3.5等。ネタ切れで苦し紛れに1目測。
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アルバムの行く末
2018-05-14 Mon 00:00
1805084.jpg自分の幼い頃のアルバムはいまも実家に置いたままだ。両親の様子を見に行った折によく天袋から下ろしては思い出話をしたものだが、二人ともいなくなってしまい実家へ行く機会が急に無くなった。今のところ弟が住んでいるのでそのまま置いてあるが、将来は廃棄することになるのだろう。子供でもいれば受け継いでくれるかもしれないが、そうでもなければ配偶者以外に託す相手もいない。こうして、父母私と引き継いだ大正末から昭和の風景もやがて廃棄物となって失われる。名もない一家の写真の中にも、当人ではなく背景の風景などに資料的価値がある物も若干は含まれるかもしれないのだが、、、。
[写真左側は母方の祖父母、右側は父方の祖父母]
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一日宇宙線研究所三昧
2018-05-13 Sun 00:00
1805121.png・宇宙線研究所OPEN LAB大学院進学のための交流会
 「来年の春に東京大学宇宙線研究所への進学を希望する方を対象」ということだから、早い話が希望者は誰でも参加可能ということのようだ。参加費無料で弁当が出て、丸一日宇宙線研究所三昧とは美味しい企画だ。もう少し若ければ潜り込みたい。
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HF経緯台の上に微動雲台を載せてみた
2018-05-12 Sat 00:00
1805111.jpg倍率x139をフリーストップ式のHF経緯台上で観察するのはけっこうしんどいことが分かった。苦肉の策として、HF経緯台で荒く方向を決めて強めに固定して、視野を横切る火星は微動雲台で追尾することにした。

mars1805111.png2018年05月11日 02時39分。65P。x139。視直径約12.3秒。昼過ぎまで降っていた雨が止んで、夕方は涼しく爽やかだった。今夜も像はボケてはいたが、若干模様が見えてきたような感じ。この後木星も見たが、こちらも数本の縞が分かる程度だった。
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唐十郎の戯曲を読み直してみたくなった
2018-05-11 Fri 00:00
1804301.png9年前の5月に唐十郎の芝居を始めて見に行った。
 →劇団唐組水戸公演『黒手帳に頬紅を』

そこに書いたように、通っていた杉並区の高校の北門を出たところにはバカパンと呼ばれ我が校同窓生から親しまれていたパン屋、その隣に唐十郎の自宅兼稽古場があった[右図黄色矢印の所だったと思う]。唐十郎のことを教えてくれたのは演劇部の顧問をしていた芝居好きの英文法担当の川合好彦先生だった。英語が苦手な自分でもシェイクスピアなどの演劇についての雑談だけは聞いていて楽しかった。そのころ、芝居に特段の興味を持っていたわけではなかったが、そのようなきっかけがあったので、唐十郎の戯曲を読み始めることになった。

1805071.jpg当時すでに『少女仮面』が角川文庫に入っていた。『盲導犬』以降は刊行の度に買い足していった。
 少女仮面 ジョン・シルバー
      少女仮面
      少女都市
 盲導犬  盲導犬
      海の牙 ー黒髪海峡篇ー
 滝の白糸 唐版 滝の白糸
      由井正雪
      ガラスの少尉
 吸血姫  吸血姫
      愛の乞食
 煉夢術  煉夢術
      24時53分”塔の下”行は竹早町の駄菓子屋の前で待っている
文庫本以外で読んだのは、『唐版 風の又三郎』、『二都物語』、『夜叉綺想』などだったと思う。この中でもっとも新しい作品は「唐版 滝の白糸」(1975年)だから、私が読んでいるのは唐作品の極めて初期の作品に限られていることになる。
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寒いぞこの5月
2018-05-10 Thu 00:00
1805091.png昨日から寒いわ。慌てて暖房器具を仕舞わないでよかった。金曜日までこんな感じらしい。
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GLOBE at Night 5月の部
2018-05-09 Wed 00:00
1805082.pngGLOBE at Nightへの参加を随分長くサボっているので久しぶりに見てみようと思う。

2018年のキャンペーンは以下の期間で、ちょうど今5月のキャンペーン中になる。
 1月6日(土)~1月15日(月)(対象:オリオン座 or おうし座) 終了
 2月5日(月)~2月14日(水)(対象:オリオン座 or ふたご座) 終了
 3月8日(木)~3月17日(土)(対象:オリオン座 or しし座) 終了
 4月6日(金)~4月15日(日)(対象:しし座) 終了
 5月5日(土)~5月14日(月)(対象:うしかい座)
 6月4日(月)~6月13日(水)(対象:ヘルクレス座)
 7月4日(水)~7月13日(金)(対象:ヘルクレス座)
 8月2日(木)~8月11日(土)(対象:はくちょう座)
 9月1日(土)~9月10日(月)(対象:はくちょう座)
 10月1日(月)~10月10日(水)(対象:ペガスス座)
 10月30日(火)~11月8日(木)(対象:ペルセウス座)
 11月29日(木)~12月8日(土)(対象:ペルセウス座)

その他、こういうのもある。
1805083.jpg・国際天文学連合(IAU)による光害に関する啓発パンフレット
 →Light Pollution Brochure
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ポーランド旅行のエピソード「僕のポーランド手帖」が30年の時間を引き戻す
2018-05-08 Tue 00:00
1805081.jpg一昨年・去年と2年続きでポーランドから友人の息子たちが遊びに来てくれている。彼らはここから数十年先に日本のどんなことを子供たち世代へ伝えてくれるのだろうか。自分が31年前にポーランドへ行った時のことはかなり鮮明な記憶として覚えているつもりだったが、さすがに長い時間が経過して色褪せていたようだ。最近の片付けの中から当時書いたものが出てきて、それを読み返しながら笑ったり感心したり。我がことながら、良い旅をしたんだなぁと改めて感じた。

下の3枚は、知人が主宰していたポーランド文化普及を目的とした会の会報に連載するつもりで書いた、1987年のポーランド旅行のエピソード抜き書き「僕のポーランド手帖」(1)(3)(4)のコピー。
1804191.jpg  1804192.jpg  1804193.jpg
(2)が抜けているのは、(1)は会報に掲載されたのだが、そこで止まってしまったため入稿した(2)の原稿は手元から失われてしまった。入稿前の原稿(3)(4)は手元に残っていたのは幸いだった。
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視直径が15秒を越える5月30日まではまだ準備期間
2018-05-07 Mon 00:00
mars1805061.png2018年05月06日 02時23分。65P。x139。視直径約11.7秒。昨日よりも見えない。近くにいる月も霞み、土星の輪も見えないほど。火星は橙色がわかるだけ。5月30日以降、視直径が15秒を越えてからが本格的なシーズンだろう。
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火星今期初観測
2018-05-06 Sun 00:00
1805051.jpg玄関前での観測はけっこう大変。もうしばらくしたら、路上に三脚を出さないとならなくなりそう。


mars1805051.png2018年05月05日 02時25分。65P。x139。視直径約11.5秒。今期初観測。像はぶよぶよでピントが合わない。南西側にぼんやりグレーの影が見える様な見えない様な。微動のない経緯台で高倍率スケッチはかなり大変そうだ。2年前まではHi-LE2.8mm(x179)を使ったがとても無理だろうから今回はHi-LE3.6mm(x139)を使う予定。
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4月の晴天日数
2018-05-05 Sat 00:00
____07年08年09年10年11年12年13年14年15年16年
すごい空 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜
3等星級 8夜 8夜 5夜 0夜 7夜 4夜10夜11夜 6夜 7夜
1等星級 4夜 2夜12夜 9夜 6夜 7夜 0夜 6夜 2夜 4夜
____17年18年
すごい空 0夜 0夜
3等星級10夜 8夜
1等星級 3夜 3夜
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銀河の「顔認識」
2018-05-04 Fri 00:00
1804291.jpeg・AstroArts:AIを使った遠方銀河の「顔認識」
 エスキモー星雲のような「顔」をたくさん見つけるプロジェクト、ではなさそうですね。[画像はWikipediaのエスキモー星雲より]
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火星大接近まで3ヶ月を切る
2018-05-03 Thu 00:00
1805011.jpg7月31日の大接近まで3ヶ月を切った。今季は観測小屋からの条件が悪く見ることができないので、時期に応じて家の周りの見やすい場所にTS-65Pを持ち運んで短時間の観測を予定している。使うものは、
 鏡筒:TS-65P
 三脚:ビクセンHAL三脚
 架台:ビクセンHF経緯台
 接眼レンズ類
くらいにするつもりだが、1箇所に置いておくスペースがないため、観測のたびに、裏の物置や室内を何往復もしないとならず、これが観測に取り掛かるタイミングを遅らせた原因でもある。
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SuperKEKB初衝突成功に合わせたタイムリーな特集号
2018-05-02 Wed 00:00
1804271.jpg
『日経サイエンス 2018年6月号』 日経サイエンス社 1440円

 →日経サイエンス 2018年6月号

またまた物理ネタ。4月26日にニコ生中継されたSuperKEKB初衝突完全実況中継のまとめ回の最後で、Belle II実験プロマネの後田先生が、宣伝していいのかなぁと言いながら控えめに宣伝されているのを見ながら購入。「ビューティー粒子の崩壊を追え」はCERNのLHC加速器を使ったLHCb実験について、「スーパーKEKB始動」はKEKのSuperKEKB加速器を使ったBell II実験についての記事で、これら2本で「ポスト標準モデルへの手がかり」という特集になっている。SuperKEKB初衝突達成に合わせて組まれたタイムリーな特集といえる。
LHCb実験もビューティー(=ボトム)クォークを含むB中間子の崩壊過程を調べる実験という点で、Belle II実験ともろに競合する。実験の競合について言うならば、かつて、KEKB加速器を使ったBelle実験は、米スタンフォード線形加速器センターのPEP-II加速器を使ったBaBar実験を追いかけ追いつき追い越す過程で、初期設計を大きく超える驚異的な性能へと達した。今から始まるBelle II実験は、2011年から始まってすでにデータを集めているLHCb実験を追いかけることになる。二つの実験で大きく違うのは、SuperKEKBが電子-陽電子衝突、LHCbが陽子-陽子衝突である点。年季の入った加速器ファンだとこの組み合わせを見て、歴史上有名なJ/Ψ粒子発見にまつわる「十一月革命」を想起するかもしれない。新粒子発見先陣争いをめぐって当時あった様なバトルが繰り返されるのか、それともそれぞれの加速器の長所短所が明瞭になっている現在、異なるタイプの加速器で確認が取れてこそ信頼性が向上するということで協力関係になるのか。この先10年ほど続く実験になりそうだが、興味は尽きない。
共に短い解説だが、LHC+LHCb、SuperKEKB+Belle IIの実験方法、目指すもの、またそれぞれの長所短所などについても説明されているので、この先の数年を楽しむためのガイドになる特集と言える。
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