2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
些細なことを自画自賛して優越感を盛り上げる涙ぐましい劣等意識
2018-04-12 Thu 00:00
『週刊 金曜日No.1179』2018年4月6日号に糞土師・伊沢正名さんをインタビューした記事「うんこから世界を見よ」が載っていた。快刀乱麻ならぬ、快便乱麻の正論。
・戦争、紛争などの争い事も元をただせば正義のぶつかり合いですが、その正義が拠って立つところは、私に言わせれば好きか嫌いかにすぎない。
・「人は善をなさんとして悪をなす」、これが責任なき良識や人権の正体だと思います。
・正義や善悪ではなく、責任を判断基準にすべきなんです。ここでいう責任とは、事前に相手やその結果に対して自分が始末を取れるかどうかを判断して行動することです。それが独善や傲慢、正義のごり押しへの歯止めにもなるのではないでしょうか。
・最近は「日本人はすごい」と自画自賛する風潮も強いですが、強い者にぶつからず、自分よりも弱い者をいじめて自己満足しているように見える。

そういえば『天文古玩』の4月7日記事「自惚れ(うぬぼれ)を やめれば他に 惚れ手なし」にもまた、「2018年現在、改めて考えると、こういう日本スゴイ系の番組を、幼稚な夜郎自大番組と嗤うことは簡単ですが、その一方で日本人、特に若い世代の自己肯定感の低さや、自信の顕著な乏しさを指摘する記事に接することも多くて、この2つの現象をどう整合させるかが、悩ましい問題として残ります。」と玉青さんも、些細なことを自画自賛して優越感を盛り上げるしかない涙ぐましい劣等意識について書かれていたことを思い出した。
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