
以前にも書いたことがあったかもしれないが、火星のめぐり年を眺めていると、人の一生の短さを悟らされる。
鈴木壽壽子さんについて言えば、
1939年 戦争中
1956年 ご出産
1971年 初観測
このときの観測をきっかけにその後も火星、月食、宇宙塵の分野で素晴らしい報告を出されアマチュア天文学史と小惑星にその名を残すことになるわけだが、大接近はその年が人生最初で最後のただ一回の機会だった。
自分の場合は、
1956 大大接近 生まれて7日後なので観測不可能
1971 大大接近 中3で天文少年だったが火星の記憶がない
1988 大接近 天文空白期
2003 超大接近 天文空白期
2018 大接近 今回
2035 大大接近 9月2日に皆既日食、9月11日に火星大大接近
同世代の天文老年はここまでは生き延びようと思っているはず。