1月に増井真那くんの
『世界は変形菌でいっぱいだ』を読んだばかりだが、2月中旬から
茨城県自然博物館で変形菌をテーマにした企画展が始まっていて、約4ヶ月間の会期中行ける日は今日だけなので行ってきた。

変形菌は世界中で約1000種類が確認されていて、そのうち日本では約600種類が見つかっているそうだ。湿潤な気候なので変形菌には住みやすい環境なのだろう。国立科学博物館と茨城県自然博物館にある茨城県産変形菌の標本を再調査して整理すると229種類で、そのうち127種類は茨城県初記録で1種類は日本初記録だったそうだ。229種類というのは高知県に次ぐ多さらしい。

シロジクモジホコリの子実体。スマホ用のルーペが用意されていて自由に撮影可能。増井くんの本を読むと変形体のことがたくさん書かれているが、変形体での展示は難しいと見えて、ほとんどの展示は子実体だった。