2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
しもつかれポテチ 郷土料理界の絶滅危惧種から脱却か?
2018-02-27 Tue 00:00
しもつかれ(=すみつかれ)を食べてみたいものだという話を、以前県西に住む若いガールフレンドにしたところ、彼女の家ではしもつかれはおじいさんが庭に七輪を出して作ると言っていた。屋内では作ってくれるなという家族からのメッセージがあるらしい。とくに彼女はしもつかれと聞くだけでその美人の顔がクシャッとなるくらい嫌そうな顔をする。昨年、土浦市内の知人宅で初午神事をやったおり、その当屋のしもつかれ、先の彼女のお母さんのご実家のしもつかれ、もうひとつのしもつかれと、3つのお宅のしもつかれが一堂に会し、私にとっては初めてにして食べ比べまでできるという絶好の機会を得た。そのときの感想としては、しもつかれという一言ではくくれないほどそれぞれに個性のある別個の味だった。会場である当屋のしもつかれは大根たっぷりで酒好きの御亭主の酒の肴にぴったりのたいへんあっさりしたものだった。彼女のお母さんのご実家のは鮭が入り発酵臭がしてこれぞ伝統的なしもつかれと思える独特な味だった。しかし、食べる気がしないと彼女がいうほどの悪いものではなかった。残りの一つは、両者の中間型といったところか。ともかく、それまで散々彼女に脅かされていたが、しもつかれ初体験は無事に終わった。
「これが食べられているのは、北関東の茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉県と福島県の会津だけで、この地域以外の人は見たことも聞いたこともないでしょう」というのを読んだ(→幻の郷土料理に挑む)。そうだとすると、郷土料理界の絶滅危惧種かもしれない。もともと原型は京都から広がった料理なのにこの地域にしか残っていないのは、醤油文化が駆逐していったからではないのかというのがヨメさんの推察だ。しもつかれは家庭ごとに味が違うので、いろいろ持ち寄るという風習もあるらしい。そして、母方から受け継ぐのが普通の流れなので、彼女がお母さんの実家から持ってきてくれたのはとても伝統的で民俗的な行為だったということになる。

1802061.jpgしもつかれは郷土料理界の絶滅危惧種かもしれないと危惧していたところ、どうやら最近は見直され始めている様なのだ。別の友達がしもつかれ味のホテトチップスをくれた。そういえば、常陽新聞でも取り上げられていた記憶がある。

職場に出入りの県西から来ている業者に聞いたところ、すみつかれは母が毎年作っているが、今年は初午の頃に近所で不幸があり忙しくて作れなかったが、3月に作るので持ってきますと言ってもらった。来月はまた別のお宅のすみつかれのご相伴に預かれそうだ。
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