2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
輝く星座早見盤 究極のお節介か?
2018-02-28 Wed 00:00
・輝く星座早見キット GIGASTAR(R)SKY
 星空が遠のく究極のお節介。かと感じたが、みゃおさんから以下のコメントをもらって、輝度を抑えれば使えることがわかった。

[追記]すでにあった内照式星座早見盤
アイディアマンのみゃおさんはすでに10年以上前に内照式星座早見盤を考案し、子供向け工作教室の教材としてキット化していたそうだ。コメント欄の紹介文を以下に転載させていただいた。

みゃおさんのコメント:
U市のサイエンスフェスタで工作教室を依頼され、設計した内照式の早見盤です。大きさ約14×15.5×5cm、LEDなど電気パーツ・減光用のアクリル板以外は以外は紙製。星座絵は出ません。確か1キット単価で500円かかってないと思います。かすてんさんの記事見て思い出し、昔の試作品ボックス(ガラクタ箱)からようやく見つけ出しました。ホコリまみれなのは勘弁してください。

1803014d4c46.jpg外観(一部個人情報ぼかしてます)

1803014d4c48.jpg暗闇で点灯

お二人が懸念されるように、暗闇で使うことを前提にしたので明るさは気を使いました。上の点灯画像は実際に星を撮影するときと同じ設定で写したもの。闇に目が慣れた状態でも眩しく感じません。(明るい室内では完成後の点灯チェックは不可能でした。)思えば色々なタイプの早見盤&プラネタリウム工作キットを設計しましたよ。

もう10年以上も前なのかぁ…(驚)。
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しもつかれポテチ 郷土料理界の絶滅危惧種から脱却か?
2018-02-27 Tue 00:00
しもつかれ(=すみつかれ)を食べてみたいものだという話を、以前県西に住む若いガールフレンドにしたところ、彼女の家ではしもつかれはおじいさんが庭に七輪を出して作ると言っていた。屋内では作ってくれるなという家族からのメッセージがあるらしい。とくに彼女はしもつかれと聞くだけでその美人の顔がクシャッとなるくらい嫌そうな顔をする。昨年、土浦市内の知人宅で初午神事をやったおり、その当屋のしもつかれ、先の彼女のお母さんのご実家のしもつかれ、もうひとつのしもつかれと、3つのお宅のしもつかれが一堂に会し、私にとっては初めてにして食べ比べまでできるという絶好の機会を得た。そのときの感想としては、しもつかれという一言ではくくれないほどそれぞれに個性のある別個の味だった。会場である当屋のしもつかれは大根たっぷりで酒好きの御亭主の酒の肴にぴったりのたいへんあっさりしたものだった。彼女のお母さんのご実家のは鮭が入り発酵臭がしてこれぞ伝統的なしもつかれと思える独特な味だった。しかし、食べる気がしないと彼女がいうほどの悪いものではなかった。残りの一つは、両者の中間型といったところか。ともかく、それまで散々彼女に脅かされていたが、しもつかれ初体験は無事に終わった。
「これが食べられているのは、北関東の茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉県と福島県の会津だけで、この地域以外の人は見たことも聞いたこともないでしょう」というのを読んだ(→幻の郷土料理に挑む)。そうだとすると、郷土料理界の絶滅危惧種かもしれない。もともと原型は京都から広がった料理なのにこの地域にしか残っていないのは、醤油文化が駆逐していったからではないのかというのがヨメさんの推察だ。しもつかれは家庭ごとに味が違うので、いろいろ持ち寄るという風習もあるらしい。そして、母方から受け継ぐのが普通の流れなので、彼女がお母さんの実家から持ってきてくれたのはとても伝統的で民俗的な行為だったということになる。

1802061.jpgしもつかれは郷土料理界の絶滅危惧種かもしれないと危惧していたところ、どうやら最近は見直され始めている様なのだ。別の友達がしもつかれ味のホテトチップスをくれた。そういえば、常陽新聞でも取り上げられていた記憶がある。

職場に出入りの県西から来ている業者に聞いたところ、すみつかれは母が毎年作っているが、今年は初午の頃に近所で不幸があり忙しくて作れなかったが、3月に作るので持ってきますと言ってもらった。来月はまた別のお宅のすみつかれのご相伴に預かれそうだ。
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望遠鏡の機種を知って共感する世代
2018-02-26 Mon 00:00
1802243.jpg24日の朝、皇太子さま撮影の皆既月食写真を公表 先月ご一家で観賞という朝日新聞の記事を見ながら、往年の天文ファンならば記事の挿入写真の中に写っているフォーク式経緯台反射望遠鏡に目が行ってしまうだろうと思った[右写真:新聞記事の望遠鏡部分をトリミングした]。このタイプの架台は私が子供時代に作られていたもので、口径は8cmほどだろうか、10cmはないように感じられる、メーカーや形式はなんだろうかなどと考えていたところ、すでにムササビさんが記事にされていてその速さにびっくり(→ムササビの星空ノート:皇室御用達の望遠鏡 エイコー9cm反射経緯台 STH900)。おお、エイコーの9cm反射ですか。自分の望遠鏡は別メーカーだが、「エイコー宇宙友の会」の会員だったからこの会社名は懐かしい(→ベネット彗星の思い出)。私よりも4歳若いほぼ同世代の皇太子が少年時代に使っていた望遠鏡であることは確かで、皇室の広報記事用に現在市販の望遠鏡を間に合わせに持ってきたわけではないところは、往年の天文ファン限定かもしれないが、思わぬ共感を得られたのではないだろうか。
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【募集】  『天ガ』『季刊星の手帖』バックナンバー希望者へ譲ります
2018-02-25 Sun 00:00
[追記]ご依頼主のKZS_INAさんからご報告があり、本記事掲載内容については全て引き取り先が決まったとのことです。お役に立てて良かったです。お問い合わせくださったみなさまありがとうございました。(2018/03/09)

ブログ読者の方から、以下の号についてご希望の方にお譲りしたいというメールをいただいた。
月刊天文ガイド1977年:2冊 7月と12月
月刊天文ガイド1978年5月~1983年12月:68冊 この間欠けなし
月刊天文ガイド1984年:3冊 2月、3月、5月
月刊天文ガイド1985年:1冊 10月
季刊星の手帳(河出書房新書):20冊 Vol.1~Vol.20(1978年夏~1983冬) この間欠けなし
季刊星の手帳:5冊 Vol.22,23,25,27,30

状態:若干の経年劣化(色あせ)はありますが、読むのに支障はないと思います。
条件:全部引き取っていただくのが理想ですが、ご希望の号のみにも応じます。
期限:2018年3月31日まで。
連絡先(ニックネーム):KZS_INA
メール:blizzard(at)mail1.accsnet.ne.jp :(at)を半角に変える

180222KZS_INA.jpeg私もかつて実家に保管してあった『天ガ』8年分+αを処分した事がある。それは30年ほど前のことで、『天ガ』の交換コーナーに掲載してもらったところ、近隣から北海道まで複数の問い合わせがあった。ただのゴミとして捨てることを考えれば、興味ある方に引き取っていただけるだけでありがたいと感じる。本件のご依頼主さんも同じ様にお考えの様だ。1冊からでもお譲りくださるそうなので、気になる号のある方はぜひ上記のアドレスへお問い合わせいただきたい。[右写真はお譲りしたいものの一部]
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三鷹光器株式会社
2018-02-24 Sat 00:00
・NASAも認めた、社員たった100人のグローバル企業…米国シェア5割の商品も
 この記事の代表取締役社長の中村勝重さんは、2月12日に亡くなられた代表取締役会長中村義一さんの実弟。もしも、就職を考えた時点で実家にいてあいかわらず天文に夢中であったなら入社試験を受けたかもしれない。尤もこんなユニークな試験では通らないだろうが。
 →【訃報】三鷹光器株式会社 代表取締役会長 中村義一さん

以前三鷹光器を紹介した記事を再掲しておく。
 →三鷹光器 自律分散型イノベーション企業


1802241.jpg明け方は霧が深くなった。
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加速器「スーパーKEKB」まもなく本格稼働
2018-02-23 Fri 00:00
1802221.jpg・新型検出器と加速器公開 高エネ研、3月から本格運転
 昨年10月初めにポーランドからの友人たちとともに見学させてもらったスーパーKEKBがまもなく本格運転を始める。B中間子製造工場としてはKEKB時代にすでに世界の追随を許さないレベルへ達していたが、スーパーKEKBはそこからさらに性能アップしたということだ。これによってCP対称性の破れの観測精度を上げることができるのだろう。これは玄人受けはするだろうが、素人にはこれだけだと新鮮味に乏しい。どの様な地平線が近づいて見えてくるのか、アナウンスされるのを楽しみに待つ事にしよう。そうだ、『物理学70の不思議』のどこかにそのヒントがあったのかな?
[写真は組み立て調整中のBELLII測定器(2018年10月2日の見学時)]
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煙塵帽
2018-02-22 Thu 00:00
・「天体観測の天国」チリ、光害の脅威が増大
 「「煙塵帽」といっても、活字を知っているだけだし、10キロメートルから20キロメートルはなれた場所から見ると、その街の大気汚染が一目でわかると、誰かが、どこかで話したことも、また聞きをまた聞きしただけの話だった。」(鈴木壽壽子著『星のふるさと』「星のない夏」より)チリでは煙塵帽ではなく光塵帽のドームが150km遠方から見えているということのようだ。

・(eco活プラス)見える星、増やしませんか 明かりの使い方見直し、光害対策
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将来の嗜好を予測できるとよいのだが
2018-02-21 Wed 00:00
最近地域史について調べ物をする中で、宗教関係の遺物が気になっている。少し離れた地域によく知られた類似のものがあるが、当地域のものはほとんど知られていないのではないかと思われる。もう少し調べたくても茨城県の中世の宗教に関する資料などほとんど持っていない。そういえば、よく行く資料館で参考になりそうな展示図録が売られていたことを思い出した。早速問い合わせたところ、すでに完売したということだった。売っているときには興味がなく買わずにやり過ごし、欲しくなった頃には売り切れ。よくあるパターンだ。かといって、興味がないときに興味がないまま購入だけしておくなんてことはできそうにない。
友人のお父上が他界された。遺品の整理をしながら趣味の盆栽の引き取り先を探していると連絡が来た。さすがに盆栽は今の自分からはかなり遠方にある趣味だ。興味のない今、興味を持てないままいただいておく、ということはできそうにない。
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幕末水戸藩下級武士の日常生活
2018-02-20 Tue 00:00
1802021.jpg『武家の女性』山川菊栄著 岩波文庫 岩波書店
                  1983年 620円
 友人がやっているラジオ番組でゲストの辻川牧子さんが近世の武家の生活を解説する中で紹介していたので読んでみた。著者の山川菊栄は女性解放運動の先駆者の一人ということは知っていたが今回はじめて著書を読んだ。本書は1856年(安政4)生まれの実母から直接聞いた思い出話を主体にして、1819年(文政2)生まれの水戸藩下級武士であった祖父の残した記録や親類などからの聞き書きをまとめたもの。タイトルは『武家の女性』だが女性だけでなく、幕末の武家を取り巻く様々な階級の人々の日常がいきいきとまたほのぼのとしたユーモアを交えて描かれていて、たいへん読みやすい書だ。天狗党の乱以降維新後までも続く抗争についての無慈悲で凄惨な様子も詳しく描写されていて、近代以降に活躍するべき多くの人材を無駄に失ってしまった茨城県にとっての不運も見えてくる。これは話の流れの本筋ではないが、自分に知識が乏しい着物に関する部分を特に確認しながら読むのも興味深いものだった。この書も以下の書も菊栄の母の記憶を元にした聞き書ということで、「時代の空気を感じるにはよい本ですが、正確な記述でない部分が多いです」というご指摘もいただいている。そのことを踏まえた上で、岩波文庫で180頁ほどの薄い本なので、水戸藩、茨城の幕末、武家民俗、などに興味を持つ方々には一読をお勧めしたい。

『覚書 幕末の水戸藩』山川菊栄著 岩波文庫 岩波書店 1991年 1100円
 こちらはついでに買ったものだが、『武家の女性』が実母千世からの聞き書きを主体にしたのに対して、本書は祖父延寿の書き残した記録や古老からの聞き書きを主体にしたものの様だ。引き続き読もうと思う。

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夜の遠出は避けてチャットで例会
2018-02-19 Mon 00:00
さぶ〜いだけでなく、暗い道の運転がしんどくなるお年頃の私たち同好会会員世代、県央や県西や下総から集まるのはなかなかたいへんになってきた。夜の遠出は避けてたまにはチャットで例会。
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人同士の戦いで十分なときなのか?
2018-02-18 Sun 00:00
・藤井聡太5段、羽生竜王と広瀬章人8段に連覇し6段へ昇進
・YouTube:【第11回朝日杯将棋オープン戦】加藤一二三九段、藤井五段(当時)について語りまくる
 コンピューターと戦わなくても、人同士戦っているだけで十分に素晴らしい。タイトル戦での羽生vs藤井対決が楽しみ。それでも将来、藤井さんとコンピューターとの戦いは宿命なのだろうなぁ。
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『物理学70の不思議』
2018-02-17 Sat 00:00
1802142.jpg『物理学70の不思議』日本物理学会誌 第72巻 第9号付録
                      2017年

S.Uさんから小冊子を頂いた。日本物理学会創立70周年企画として本誌に連載されたものをまとめたものだそうだ。はじめにには「次世代へのバトンである。読者として物理学の基礎教育を受けた学部 3~4 年生以上を想定しているが、たとえ物理学会員でなくとも、物理学に関心を寄せる若い世代にも「ちょっとした背伸び」感覚で楽しんでいただきたい。」とある。70の見出しを眺めると、まさに、ちょっと難し目のブルーバックスといった感じだ。最先端の話題というよりも、物理学体系全体の未来を見渡せるような項目ということなのだろう。

ありがたいことに、日本物理学会のホームページから読むこともできる。おまけに、日本物理学会へ申し込めば実費頒布もしてもらえる。物理学の現在・未来にご興味のある方は、用途に応じて入手してご覧いただきたい。
 →日本物理学会>>>物理学70の不思議
別窓 | 宇宙と物理ネタ | コメント:4
ローテックへ回帰
2018-02-16 Fri 00:00
1801121.jpg近頃はチューナーよりも調子笛の方が使い易いような気がしてきた。
別窓 | 自発的対称性の破れバンド(SSBB) | コメント:6
義理チョコを忘れるということは、、、
2018-02-15 Thu 00:00
1802141.jpg職場のガールフレンドが「去年は、すっかり忘れていました」と2年ぶりにやって来た。頭でも怪我したのかと心配していたけど、元気なら結構と久しぶりに長話をした。しかし、義理チョコを忘れるということは本命もいないってことだな。
別窓 | 雑感 | コメント:0
おじいさんおばあさん世代ど真ん中
2018-02-14 Wed 00:00
1802081.png栃木県立博物館のホームページを見ていたら、現在開催中の展示の中に、「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」というテーマ展の案内があった。そのおじいさんやおばあさんって私たちのことだね、とヨメさんが横で言う。開催概要によると、小学校3・4年生が社会科で学ぶ内容に合わせた展示になっているそうで、「このテーマ展では、昭和20~40年頃までに使われた生活の道具やおもちゃを、大きく衣・食・住・遊び・人の一生(婚産育など)に分けて紹介します。」とあり、まさにど真ん中だわ。
別窓 | 雑感 | コメント:3
新ネタ御披露
2018-02-13 Tue 00:00
1802121.jpg土浦で、友人2人の誕生日会および新規開業お祝い会で、三味線新ネタを御披露(というか無理くり聞いてもらう)。

今夜の観測:U Mon7.1等。
別窓 | 観測日記 | コメント:0
小説との出会いの1冊 『天使で大地はいっぱいだ』
2018-02-12 Mon 00:00
1801131.jpg『天使で大地はいっぱいだ』 後藤竜二 作 市川楨男 絵
                講談社 1967年 480円

この本のことはどこかで書いたと思っていたが、なかった様なので書いておきたい。世界の名作文学以外の新作として読んで心に深く残った(いまも残っている)、自分にとっての小説との最初の出会いの記念すべき1冊だ。今読み返すと、サリンジャーの小説みたいな文体(と言っても野崎孝翻訳の文体だが)なのは、本書が書かれたのがそんな時代だったからだろうか。

こういう爽やかで純情な物語がまだリアリティを持って受け入れられた時代に育ったこと、いまや遠い彼方へ飛び去って行った時間、そんなことを改めて感じる。
別窓 | 天文少年の時代 | コメント:0
無策によって迷惑するのは結局住民
2018-02-11 Sun 00:00
・赤字31路線を一斉廃止へ バス会社、規制緩和に抗議
 黒字路線だけへの新規参入を許可するのではなく、赤字路線も受け持つことと抱き合わせで参入を許可するのが政策というものではないか。いいとこ取りでは巡り巡って結局迷惑するのは住民。

・物議の「アルマーニ標準服」価格表が判明 夏・冬服、着替えなど一式で9万円
・区立泰明小校長「シャネルやエルメスにも打診
 大丈夫か、校長?
・アルマーニの制服?貧乏くさいな
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:1
欲はかかないが赤字は小さくしたい
2018-02-10 Sat 00:00
1801232.jpg8月から10月にかけて作成した北海道の台場に関する冊子は、ご協力くださったみなさまのおかげをもちまして予想した以上に好調で、かなりの数をお分けでき完売となった。その後もポツポツとお問い合わせが届くため第2刷を作った。この分野の出版物はこれまでにまだないということなので僭越ながら世に問うことも含め作成したもので、もとより赤字は覚悟の上のこと。ではあるが、小心者ゆえ第2刷の分売で少しは赤字を減らせればと思っている。
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茨城県稲敷地方の民俗の記録 『豊穣記』
2018-02-09 Fri 00:00
1712312.jpg『豊穣記』 松岡斉写真記録 茨城新聞社 2006年 3885円

 松岡斉(いつき)氏は1934年に高知県に生まれ、高校卒業後7年間開拓農業に従事し、その後東京農大に学び、カメラマンを志したらしい。卒業後茨城県の公立高校教諭となり農業指導をしながら、アマチュアカメラマンとして地元の民俗行事を撮り続け、その成果の一つがこの写真集となった。本の帯に阿見町在住と書かれているので、教鞭を執られたのは農業科があった江戸崎高等学校(1907年(明治40)創立の現江戸崎総合高校前身)だったと推測する。松岡氏は外からこの地へ移り住んで来て今だに残る民俗行事に魅せられたが、私も同じ稲敷の地へ移り住んで、いつの時代のことかと聞き返す様な珍しい話をいくつも見聞きした。都会から離れれば形は違えどもどこにでもある風習だろうと思っていたが、そうとも言えないこの地方独特のものも多いようだ。
 写真集は、御歩射の世界、性を祭る、女祭考、若者たちの神々、解説から構成される。ついこの前の記録と言えるが、いずれの地域もこの間十数年で継承の危機に直面していると思われる。

 030120kaibarazukabusha25.jpg私が住む地域は純農村ではないので行事は比較的簡略化されてはいるが、正月には奉社という寄り合いがある(本年が最後だったので、あったと書くのが正しい)。奉社について調べると、徒ちで矢を射る歩射に由来することを知った。私の地域では矢を射ることはしないが、周辺地域の中には1年の豊作を占う神事として今だに歩射を行ってるところもある。[写真は私が見学させていただいた2003年01月20日の貝原塚八坂神社の歩射]
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1月の晴天日数
2018-02-08 Thu 00:00
____07年08年09年10年11年12年13年14年15年16年
すごい空  ー 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜
3等星級  ー15夜18夜23夜19夜20夜24夜16夜19夜16夜
1等星級  ー 6夜 1夜 4夜 5夜 2夜 1夜 2夜 2夜 3夜
____17年18年
すごい空 0夜 0夜
3等星級27夜23夜
1等星級 1夜 2夜
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春立ちぬ
2018-02-07 Wed 00:00
1802062.jpg庭で採れたふきまんぷくと産直で買ってきたふきまんぷくとまとめて天ぷら。苦い〜!春の味。
別窓 | 観測所の周辺 | コメント:4
手続き書類のために他電力会社などから四十人を派遣?
2018-02-06 Tue 00:00
・東海第二原発の再稼働 原電、他電力依存じわり
 各原発で再稼働ための書類制作の時だけ人数合わせする全国たらい回しの幽霊社員ってことなのだろうか?
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三味線練習の小技
2018-02-05 Mon 00:00
1801122.jpg三味線にはフレットがないので抑える場所(ツボ)の位置は勘を養う必要がある。最初は譜尺(ツボシール)を棹の横に貼ってあったのだが、覚えた部分から順に切り取ってしまった。それでも4と10のツボの位置だけは目印に赤いシールを貼ってある。

1801123.jpg頻繁に抑える部分は覚えたので譜尺はいらないのだが、たまにしか使わない高音部分はまだ怪しいので譜尺のお世話になることもある。演奏中は見えなくて良いのだが、、、

1801124.jpg棹の裏側から見ると10以上のツボを確認できる様にしてある。このやり方はお勧め。
別窓 | 自発的対称性の破れバンド(SSBB) | コメント:0
えぐすぎるぞ エプソンプリンターEP-901A
2018-02-04 Sun 00:00
1802011.jpgエプソンのプリンターEP-901Aを使っていたのだが、右のようなエラーメッセージが出て使えなくなってしまった。廃インク吸収パッドとやらを自分で交換できるものなら交換したいが、修理センターへ送らないと直せないらしい。そんな手間と修理代をかけて直しても、結局古い機種なのでノズル詰まりが頻繁なわけで(だから廃インク吸収パッドがオーバーフローした)、修理に出す価値は無いと判断した。これは寿命と諦めもつくのだが、腹が立つのはその直前のプリンターの動作だ。まず、印刷しようと思ったら、ライトマゼンダを交換しろというメッセージが出たので新品に交換。交換したら新たに、ブラックとマゼンダがインク切れだから交換しろというメッセージが出たので新品に交換。その直後に、印刷もせずに右のエラーメッセージが出て終了。な、な、なんなんだよ!まったく無駄に3本のインクパックを開封してしまったじゃないか!未開封だったらリサイクルショップとかヤフオクで売りようもあったというのに!3000円近くを一瞬でドブに捨てたようなものだ。
職場のプリンターなのですぐに代わりのものが必要で購入するのだが、エプソンプリンターはもう当分買わない。
別窓 | 雑感 | コメント:6
Chopin Potato Vodka
2018-02-03 Sat 00:00
1801261.jpgお酒が切れてしまったので、普段は飲みたいと思わないのだが、秋にポーランドからの土産にもらったジャガイモのWódkaを晩酌に飲んでみた。40%だがまろやかな口当たりで、クピクピあっと言う間に無くなってしまった。これ、40%を感じさせないやばさ。
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2月の星空予習
2018-02-02 Fri 00:00
★ 2日 レグルスの食。05時50分〜05時23分(東京)。
別窓 | 観測準備 | コメント:0
ブルーで褐い皆既月食の顛末
2018-02-01 Thu 00:01
夕方は予報通りの絶望的な空だったが、その後天気予報とは裏腹に、部分食が始まる前には厚い雲は四散して、絶好の皆既月食日和になった。お隣の家族にも声をかけて、ヨメさんはラプトルでちびっ子二人に赤い月を見せていた。3枚目の月の辺縁が青っぽいのはブルーフリンジらしい。
1801311.png


[追記]皆既中の月の色味やブルーフリンジの発色についてコメント欄で面白いやり取りがされているので、そちらもご覧いただきたい。みゃおさんのご自分のブログでの解説は以下。
 →みゃおさんのブログ:皆既月食の発色・デジカメとターコイズフリンジ
さらに、全体をまとめたものをコメント欄に書いてくれた。その内容を以下に転載した。
ブルーで褐い皆既月食の顛末の続きを読む
別窓 | 観測日記 | コメント:21
| 霞ヶ浦天体観測隊 |

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