2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
そこに生活するものは知っている
2017-10-15 Sun 00:00
1706053.jpgヨメさんが気に入って読んでいるブログ『八郷の日々』の今朝の記事「まぁ、先を行っているね。確かに」は、茨城県が魅力度ランキング今年も最下位であることを取り上げていた。
「裏を返せば、茨城には観光では食べていない、地道な生活がそこあるということです。私はそのことを嬉しく思い、いつまでも最下位でいて欲しいと思います。 」
 魅力度ランキング最下位を知ってから、自分もずっとそう思っている。観光とか、県内での熾烈な産地間競争などで潰し合いをしなくても食べていけるのはすごいことではないのか。これには自然の恵みに負うところも大きいので、人為的な努力もほどほどにしか効果がない。これが最大の魅力のように思う。
「その魅力に、たくさんの人、特に観光客には気がついて欲しくないとも思います。」
 茨城を訪れてくれた観光客が気づいてくれるのは悪くないと思いますが、一部のいいねだけをそぎ取る様な宣伝業者や観光業者には気づいて欲しくないと思う。そして、魅力度ランキングなどというほとんど意味のないリストの最下位を脱したいがために、他所の県を猿真似して茨城の本当の宝物を失うような愚かだけはしてもらいたくないと思っている。

このランキングが話題になった当初は、最下位でも茨城県民は前向きに居直ればいいと思っていたが、今や居直りではなく、真に良いものはそこに生活するものだけが知っている、というのが茨城のアイデンティティになってきたのではないかと感じ始めている。
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