2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
出版から53年 年季の入った三味線教則本
2017-08-29 Tue 00:00
1708182.jpg『三味線の知識|邦楽発声法』 富士松亀三郎著
             南雲堂 5049円 1964年

ある人は、「日本のすべての教材に目を通しましたが、高い熱意と高い技術をお持ち方が労力をかけて作成されたのは以下一点です。それ以外の教則本では独学は難しいでしょう。」とまで大絶賛していた。ただし、「絶版、やや難解です」とも。ところが、幸い入手できた。

「上梓に当たって」に目を通しただけでワクワクしてくる本だ。東京オリンピックの年に出版されているのですでに50年以上が経って今だに重刷されているということは、著者の考えに共感される人が大勢いることの証明と思う。その一方で、家元制度の側からの反発も大きかったのではないかと想像される、そういった立場で書かれた教則本だ。これを読んだだけで上達するとは思っていないが、何かのヒントは得られると思う。
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