2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
「反物質」の励起状態を測定できたらしい
2016-12-22 Thu 00:00
・「反物質」測定に成功、宇宙解明に向け第一歩
・「反物質」の謎、解明へ一歩 東大など実験成功
 今日時点ではどの新聞もほとんど同じニュースを報じているだけで詳しい解説は明日以降になりそうだが、ざっと以下のような成果が出たということのようだ。
 (1)反水素原子を磁場内で保存できたこと、(2)その反水素原子にレーザー光を当ていわゆる励起状態を作ることに初めて成功したこと、(3)このときに必要な光の周波数(エネルギー)が普通の水素原子と同じであることがわかったこと、これらがこの実験の成果になるのだろう。今後は、測定精度を上げて、水素と反水素でエネルギー状態を変えるのに必要な光の周波数の僅かな違いを見つけたいということらしい。
 ところで、読売の記事にある添付図はいったい何を説明したいのか意味不明。

1612211.jpgCERNのALPHA実験の成果についての広報ページは以下[写真も]。
CERN:ALPHA observes light spectrum of antimatter for first time
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