2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
過去と現代を往復して目眩すら感じる60年の変化
2016-09-23 Fri 00:00
『みんなの台所暮らし日記』 SE編集部編 翔泳社 1380円 2016年

知っている方のネット記事が本になったということで読ませてもらった。ブロガーやインスタグラマーの人気サイトのエッセンスがまとめて紹介されている。あの素敵なおかあさんらしい素敵な台所と素敵なご家族の話が書かれている。この春に友人みなでそれぞれの作品を持ち寄って開催したミニ文化祭に私も参加させてもらったが、おかあさんは「丁寧な暮らし」という写真展示をされていた。台所だけでなく娘さんお二人を見ていれば、丁寧にそして愛情いっぱいに育てられているのがよく分かる。

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映画『米』[DVD] 東映 2849円(Amazon)

先日友人数人と今井正監督の映画『米』を鑑賞した。1957年に上映されたこの映画は、昭和30年代初期の茨城県南部の霞ヶ浦沿岸を舞台に、農民漁民の貧しい生活、長男とそれ以外の立場の大きな違い、手を止める暇もない労働に次ぐ労働、北岸南岸の漁法格差、農村都会の文化格差、、、映画が作られた時代すなわち私が生まれ育った時代以降の60年間に起こったこの大きな変化を的確に表現できる言葉を私は持たない。この映画には霞ヶ浦という地域特有の問題が描かれているが普遍的な社会問題も描かれている。茨城県民はもとより、日本の全国民が1度は見るべき映画だと思う。特に、霞ヶ浦沿岸民は1家に1本常備してもいいだろう。


この二つの作品には何の関係もないのだが、映画『米』を見た2日後に『みんなの台所暮らし日記』を読んだため、同じ地域の二つの時代を一瞬で往復することになった。手漕ぎの舟を操り母親と二人で漁に出、田圃から家までの坂道を裸足で駆けていた娘と同じ年頃の娘さんたちと暮らす一家。これが同じ地方なのか、同じ国なのか、同じ惑星なのか、、、軽い目眩すら感じる60年の変化だ。
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