今夜の土浦中心街はキララ祭りの歩行者天国。キララ祭りの起源は華やかだったかつての七夕まつり、なので星と切り離せないはず。この日に星見をしないでいつするというくらい深いつながりがあるにも関わらず、みなさん星のことなど忘れて道を急いでいる。ということで2年ぶりに懇意のお店の常連さん達と店の前で星空を見ることにした。

TS-65Pでは土星を高倍率で見てもらい、ラプトル50はチビ太に任せた。昨夜霞ヶ浦堤防で初めて使ったばかりだが、今夜は名解説員になって子どもから大人まで沢山の人に火星を見せてくれていた。土浦の人は恥ずかしがりなのか「星を見ませんか?土星の輪が見えますよ」と声をかけてもほとんどの人は素通り。中には「大丈夫です」って、不思議な反応も。それでも足を止めて見てくれた全員が「本当に輪が見える!これ本物ですか」と歓声を上げてくれた。中に「結婚する前の19歳のとき、遠くから来た友達何人かと筑波山の向こうの真壁までジャコビニを見に行ったことがある」と話してくれた真鍋台のご婦人がいた。「自分はそのとき高校生で東京から土浦へ見に来ましたよ。夜を過ごしたのは真鍋台の下の田んぼのあぜ道。」路上で初めて会った人と44年前の共通の話題。