33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
かすてん版 2014年天文イベント
2014-12-31 Wed 11:00
 1月20日 画像のスタック処理を初めてやってみる
1403231.jpg   22日 M82に明るい超新星SN2014Jが出現
   27日 茨城県の古山茂さんがいて座に新星を発見
 2月 8日 大雪
   17日 今期火星初観測
   22日 Astrometricaのために再び仮想PC環境を導入
mars1404071.png 3月〜   STAP騒動
   18日 小惑星(8741)Suzukisuzuko最接近
   23日 小惑星(8741)Suzukisuzuko撮影
 4月14日 火星最接近
   15日 月出帯食
 5月24日 史上初のきりん座流星群
 7月    R CrB復光基調になる
1411201.jpg 8月 2日 土浦の喫茶店でミニ観望会
   10日 小惑星(9422)Kuboniwa命名
10月 8日 皆既月食
    下旬 肉眼黒点
11月 上旬 地元産業文化フェスティバルへ天体写真を出展
1412191.png    6日 小惑星(9434)Bokusen命名
   13日 小惑星(9422)Kuboniwa撮影
    下旬 アストロカメラASI120MC-Sを購入
12月 3日 はやぶさ2打ち上げ
   14日 ふたご座流星群
    中旬 R CrBが7等台半ばまで復光

2014年の霞ヶ浦天体観測隊は小惑星の話題が多かった。春には小惑星(8741)Suzukisuzukoが命名後5回目の地球最接近をし、初めて自分の機材で撮影をすることができた。夏には小惑星(9422)Kuboniwa、秋には(9434)Bokusenの命名に寄与することができた。そのほかの印象的なイベントとしてはかんむり座Rが7年間という異常に長期に渉る減光期間を終えて、いよいよ復光の途についたかと思える動きを見せていること。春の観測シーズンにはどうなっているか楽しみだ。
原発事故の収拾はますます遠のく事実ばかりが明らかになってくるし、科学界ではSTAP細胞をめぐって人間のバトルが繰り広げられ、今だに真相はうやむやのまま。
どうしようもない話題ばかりの毎日ですが、いつもと変わらぬこの星空の下で同じ星空を見上げているみなさまと今宵ばかりは、ともに2015年を迎えたいと思います。来年もよろしく。
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混入が証明されたわけではないらしい
2014-12-31 Wed 00:28
・かなり曲者。
 ブログ主DORAさんはこれに続くエントリーで、「調査委員会はSTAP細胞の存在を証明してしまったのではないか」とまで書いている。さらに、これまでの発言と状況の照合から科学的な推論も進みそうだ。この分野の技術に疎い自分だが、次第に論点の整理がされてきているように感じられる。
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世界へ向けてアウト・オブ・コントロール宣言をせざるを得ない
2014-12-31 Wed 00:15
・「汚染水は海へ放出を」原子力規制委が見解 福島第一
 東京オリンピック開催を諸外国に認めさせる条件とも言えるアンダーコントロール宣言。ここに来てアウト・オブ・コントロールでは国際詐欺も同然。開催の権利を取ってしまえばこっちのもんだと言うことか。

・渋谷が年末にホームレスを公園から強制排除!公園を封鎖⇒ボランティアらが歩道脇で炊き出し決行!「命に関わる」
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ラブジョイ彗星 初見
2014-12-31 Wed 00:00
1412301.jpgC/2014 Q2(Lovejoy) ラブジョイ彗星を初めて双眼鏡で確認。尾は分からないが青っぽい感じのコマの広がりは容易に見える。コンデジで記念写真も撮っておいた。観測小屋から見られるのはおそらく明日以降。
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歳越しにろくな話題を引き継げず
2014-12-30 Tue 00:00
・日本郵政、来年度半ば以降にゆうちょ・かんぽと同時上場
 将来、貢物とするための布石なんだろうな。

・東大論文不正:33本データ捏造、11人関与 最終報告書
 規模と悪質度から行けばSTAP論文の比ではなさそうだが、マスゴミの喰いつきは悪そう。

・日本の大学は何かドンドン落ちてる。世も末~
 大学だけではないが、成果主義の行き着く先なのだろう。
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フレットもちびる練習の鬼?
2014-12-29 Mon 00:00
12月は音楽ネタが多かったがもう一発。

来年へ向けて猛練習、なわけではなく、余韻に浸ってギターをポロロンポロロン弾いているのだが、なんだか音がおかしい。3弦2フレットの音だけがびびる。押さえ方が悪いわけではなさそう。1412121.jpgブリッジの駒を少し高く調整しても直らない。ネックの反りを確かめたが明らかな反りはなさそう。そもそもネックが反っていれば他の弦でもびびるだろうし。で、びびっているフレットをよ〜く見てみたら、ややや、こんなに磨耗している。俺様って実は練習の鬼だったのか?自慢じゃないがそんなわけはない。2年間でせいぜい50時間ってところだろう。フレットってそんな程度でちびてくるもんなのだろうか?5台目のギターにして初めてだ。まぁ、そのうちに修理に出そう。
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いまごろなぜES細胞がごろごろ出てきたのか?
2014-12-28 Sun 00:00
・明日の理研調査委員会の会見に注目する
 このブログ記事の9. 隠居老人さんのコメント「多くの人が指摘していたことだが、今回発表されたことは、不正が疑われた3月から始めていれば、どんなにシークウェンサーでの解析が手間取ろうとも6月には明らかになっていたと思う。川合理事が言うとおり、それがスタップ幹細胞のことであっても、この事件の謎は解かれて、今頃は、そういえば今年そんなことがあったなと思い出すくらいになっていたと思う。」に同感。ES細胞のコンタミは最も初期から上がっていた疑問だし、素人でも最初に潰すべき可能性と考えるだろう。いまごろになってES細胞の混入で手を打とうって感じが不可解。

ということで見返してみたら、ES細胞混入は当然ながら初期の頃に否定されていた。

・ES細胞混入疑惑
 8月に紹介したサイト「STAP問題を考える」での解説記事。

・STAP論文問題 ES細胞混入説に執筆陣が反論〔追記あり〕
 丹羽氏、小保方氏、笹井氏それぞれによるES細胞混入への反論。

それなのに「すべてが既存のES細胞に由来するか、ES細胞由来の可能性」というのはどうなっているのか?

・たった1週間で理研の『検証記者会見』の内容に矛盾
 調査委員会の実験の試料だけにES細胞が混ぜられたのではないのかと書きかけていたら、大槻先生も似たようなことを書かれていた。

それよりも以下の論評が興味を引く。

・「STAP仮説:単独実体としては決して証明されない『素粒子クオーク』仮説を学んでから論ぜよ(2)」
 調査委員の脳みその中にES細胞が混入していたというオチになるのかどうか。
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小惑星(9422)Kuboniwaに手を振ってみる
2014-12-27 Sat 00:44
1412261.png小惑星(9422)Kuboniwa 11月19日以来、ひと月以上間が空いた。この間、12月7日頃に地球最接近をした。現在は16.57等の予想光度になっている。乾燥した冬晴れのおかげで写ったが、そろそろ観測シーズンも終わりに近づいているようだ。次回の接近ではここまで明るくならないらしい。
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大阪から音楽がやってきた
2014-12-26 Fri 00:00
1412241.jpg大阪市大時代の知り合いからオリジナルCD、DVDがたくさん届いた。38年ほど前、私は理学部学生でN田さんは文学部の院生で、歳は十ほども離れていたが、国鉄阪和線・鶴ヶ丘駅前の「天つる」の常連で、いっしょにお酒を飲むことが多かった。そのN田さんが大学教官の職を得たときは、これまでみたいに遊んでもらえなくなるという寂しさが心をよぎったものだが、あれから早36年、無事に定年を迎えられた。これからはたまに大阪へ戻るときでも、また昔のように遊んでもらえそうだ。

N田さんは軽音出身でCountry & WesternやBluegrass志向だったので、手近にギターがあると、有名な曲を聴かせてくれたり蘊蓄を語ってくれたりした。ある時、私たちが結婚すると報告した時もいっしょに飲んでいたのだが、お祝いにと「誰か故郷を思わざる」を歌ってくれた。ちょっと意外な選曲だったが、その時のことはいまでも忘れられない。

1412242.jpgそのN田さんのバンドはThe Green Mountain Tops。ライブハウスや地域の催しなどで活躍している様子が以下のブログから伝わってくる。おじさんバンド、ますます盛んだ。
 
The Green Mountain Tops

早速、全74曲iTunesに入れて車の中で聞いている。
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寒い夜へ「えいや!」と、、、
2014-12-25 Thu 00:00
12月に入って、忘年会のイベントが終わるまで、とかなんとか言い訳しながら日々を過ごしているうちに、実はサボり癖がついてしまったようで、この寒さに「えいや!」と表へ飛び出す気合が失せてしまっている。

そもそも、いま空には何があるの?小惑星(9422)Kuboniwaも最接近から二週間以上経過したので再び暗くなっているだろうし、肉眼彗星になったらしいC/2014 Q2(Lovejoy) も大晦日にならないと屋根の上へ昇ってこないし、、、。

そんな気合不足の星見ライフの中で唯一目の覚めた出来事と言えば、直近の忘年会で理科系美少女と鍋を囲んでお話しできたことか。落ち着いていながら活き活きとした反応で、聡明さと気立ての良さが感じられる高校3年生。来春の進学先も決まり、未来は希望に満ちているといったオーラいっぱいの存在だった。羨ましい限り。

そろそろ空の予習をして、寒い夜へ「えいや!」と、明日から飛び出そうかと思う。
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何の検証実験だったのか
2014-12-24 Wed 00:00
「検証実験を行ったが、STAP細胞を作れなかった」という結果に世間は安心しているように見えるが、実は話はよりややこしくなっているのではないだろうか。
もしも、今回の検証実験同様、小保方さんが過去に一個も光る細胞を作れなかったのだとすると周囲をどのように欺いたのかを説明できる人はいるだろうか。もしも、過去には光る細胞を作れたのであれば、検証実験のやり方に不備があるというべきではないだろうか?
この検証実験は、このやり方では作れない環境の一つのサンプルを示したに過ぎないような気がする。疑念派の立場に立つならば、STAP細胞ではない光る細胞ができて周囲を騙していく過程、それを証明する実験でなければ納得いかないのではと思うのだが?
別の想像をするならば、日本の研究環境に失望した小保方さんは新天地での研究のために無駄に手の内を明かさなかったのかもしれない。そう考えると、理研が特許申請を取り下げないのはいずれSTAP細胞が日の目を見るのが分かっているから、ということの真実味が増してくる。

・小保方氏には十分静養の上、再起を期していただきたい―STAP現象を巡っては未解明部分が多々ある
・【参考】小保方氏の実験の難しさを伝える若山氏のかつての文春インタビュー記事
・丹羽氏が行った付加実験の結果は、ES細胞混入説、ES/TS細胞混合説を否定するものではないのか?
・【参考】STAP細胞再現・検証実験結果についての解説記事―ES細胞混入説、死細胞の発光誤認説をやはり否定

・STAP細胞疑惑について全マスコミと理研が見落としてるもう一つの可能性を敢えて指摘する

・STAP原理は量子論的分子構造生成による生物進化現象の根幹である(1)

・STAPは喜びの中で
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D'Addario NS Micro Tuner
2014-12-23 Tue 00:00
1412093.jpg右の写真は今使っているギターチューナー。左上はギターのおまけに付いてきたARIA ET-1。使わないような機能も内蔵されている多機能型で画面も綺麗。右上はKORG PC-1で、基準音440Hz固定の超シンプルチューナーで、普段はこれで十分。下はiPod touchアプリのHT-6 POLYPHONIC TUNERで、これは6本の弦をジャラーンと鳴らせば全部まとめてチューニングできる。

1412091.jpgたくさん持っているっていうのに、新たにD'AddarioのNS Micro Tunerを買ってしまった。

1412094.jpg小型で目立たないのが良さげ。
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次の選挙より先のことを考えない人たちに自分たちの運命を委ねることはできません
2014-12-22 Mon 00:00
・内田樹:選挙の総括

まぁ、選挙についての不信感はものすごい。
マスコミが選挙期間中に不特定多数に向けて選挙に関わる内容についてバイアスのかかった(かけないことは現実には不可能)個別の意見を流すことは公職選挙法に違反しないのだろうか?
・有権者の観覧を事実上禁止する開票所。許されるのは記者クラブだけ
・小渕優子議員、捜査直前にドリルでPCを破壊!ハードディスクが破損状態に!10月の時点で判明しているのにマスコミ報道せず・・・
・「投票率を下げたいんです」と言った学生
・不正し放題
・2014年12月14日衆議院不正選挙の結果と目的はやる前から既に分かっていた

・特定秘密保護法施行日に原子力規制委が福島第一原発のトラブルを“隠蔽”する、というとんでも方針が決定されていた?!

・【朗報】日本版内部告発サイトが開設へ!特定秘密保護法対策なども完備!ウィキリークスなどを参考に作成!
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晏次郎さん Sky Shed POD組み立て中
2014-12-21 Sun 00:00
1412201.jpg先月末にお知らせしてあるが、北海道の晏次郎さんのSky Shed PODの組み立て作業は今が真っ最中だ。その施工の様子を記事にしてくれている。完成までの作業過程を日々楽しませてもらっているのだが、完成したPODの中に望遠鏡が設置された様子も早く見たいものだ。車庫の中でのドームの組み立て作業中の写真をお借りした。

 →晏次郎のぐうたら日記
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特許申請の根拠はどうなるのだろうか
2014-12-20 Sat 00:00
・「夢の細胞」現れず=検証チーム「答えられない」—理研
 次は申請している特許について理研がどう説明するのかに注目したい。

・STAP細胞は存在しなかった、と理研が会見、これは科学詐欺か?!
 「作り話ならこれは悪質な科学詐欺である。勘違いなら幼稚極まりない。博士号もはく奪である。」なんでまたそこへ戻るのでしょうか?そうなった理由を早く知りたいのに。
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大流星 師走においしい酒が飲め
2014-12-19 Fri 00:00
来年はぜひ大彗星でも旨い酒を飲んでみたいものだ。
ラブジョイ彗星C/2014 Q2も6等台の明るさらしいが、なにせ南の低空で見るのも写すのも厳しい。
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年末年始の予定
2014-12-18 Thu 00:00
来週開けまで会合やら忘年会やらが続くので、観測は休観・休測にする。それが終われば慌ただしい年末の行事もひと段落だ。とは言っても、今年の年末年始は仕事納めが31日、仕事始めが2日ということになりそうで、元日しか休めそうにない。
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このあたりで結果オーライと手を打つか
2014-12-17 Wed 00:00
・「自民の単独3分の2」は楽勝で阻止できたし、「自民の議席増」も阻止できたし、自民が減らした議席を公明が補完した形になったから、公明の発言力が強くなり、選挙前よりも改憲が難しくなったという点は結果オーライ
 前向きに考えればそうとも言えるか。

・安部総理、『時は今』、馬脚を表さないうちに急げ!
 ここから後は転げ落ちるだけと考えて、次々と実行に移してくるということか。

・コンピューター選挙=不正選挙の基本認識
 「何の疑問もなくコンピューター選挙をやっている今の日本は馬鹿丸出し。コンピューターは選挙から一切排除する事が、コンピューター時代の民主主義の基本である。」まさにその通りだ。
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:3
今年最後のGLOBE at Nightの観察をした
2014-12-16 Tue 00:00
1412153.jpg昨夜はふたご座流星群を見ながらペルセウス座を観察。星図4と5の中間あたりだが5がより近い。

参加者少ないなぁ。という自分も途中全然参加しなかったから人のことは言えないが。天文イベント納めの一つとして今夜を入れて残り5夜の間に最後の観察をされたし。

GLOBE at Night
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2014年ふたご座流星群
2014-12-15 Mon 06:04
1412151.png早朝に出かける予定があるのでピーク予定前後の30分だけ。散在1個を含む14個を確認。(2)は静止流星、(14)は散在流星と思われる。図はいつものように6.5等級滝星図をお借りした。

出現時刻:
(1)23:41(2)23:44(3)23:45(4)23:46(5)23:51
(6)23:52(7)23:53(8)23:55(9)23:57(10)24:01
(11)24:01(12)24:05(13)24:06(14)24:07

群流星の数:
2009年:30分間で12個→1時間換算24個
2010年:60分間で16個→1時間換算16個
2011年:150分間で30個→1時間換算12個
2012年:100分間で39個→1時間換算23個
2014年:30分間で13個→1時間換算26個
今年は寒かったがまずまずの出現数だったと思う。
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より遠きへ 金星へ
2014-12-14 Sun 00:00
1412141.jpg■和田城志についてもう一回書こう。『劔沢幻視行 山恋いの記』本文中にもあったが、『登山における困難とはなにか』(登山研修所友の会VOL.9文献「高所登山の実践と課題」)にもこう書いてある。「アルピニズムの呪文「より高く、より困難をめざして」(私はより遠くも含めたい)」と。「行きたいところは金星」と若かった自分やヨメさんに話してくれたのは出任せのからかいではなくこういう伏線があったのかと、35年も経ってから謎が解けた。[写真は金星探査機マゼランのデータからシミュレートされた金星の地形。こんな風景を想像していたのだろうか。]

実は前回『劔沢幻視行 山恋いの記』を紹介した同じ日、玉青さんも「世界の果てへ」という記事を書かれていた。以下はそのコメント欄からだが、玉青さんは「金星へ」についての最良の説明文を書いてくれたと感じる。「アルピニストの心に燃えるものは何なんでしょうね。 自分の能力を山を相手に試したいという、真っ当なチャレンジ精神もあるでしょうし、他人がまだ目にしたことのない光景を見たいという好奇心や、人間臭い功名心もあるのでしょうが、それらとはまたちょっと違ったところに、記事で書いたような「ひたぶるに遠くを目指す心」もあるのかなあ…という気がします。 この「遠くを目指す心」が、上で挙げたそれ以外の心理と異なるのは、「こちらの世界に戻って来れなくてもいい」と思ってしまうことで、純粋であると同時に、非常に危うさをはらんでいます。」

■『劔沢幻視行 山恋いの記』のところどころに挿入されている炊爨道具や草花の自筆スケッチに添えられているおっぱい型の「Wada」サイン。懐かしいと感じたのは、ダイコー産業に届いていた絵葉書の署名が思い出されたからだ。ブロード・ピークでポーランド人のWandaにあげた山のスケッチのサインもこのおっぱいだったんだ。その彼女もカンチェンジュンガのアタックで行方不明になってしまったという。

■65歳になった和田さんは異次元から戻って同次元の人となり、いまは下界を歩いているようだ。「道路はあるが道がなくなった」、道無き道を歩き続けてきた登山家にとって下界は実に住みにくいところなのだろうと思う。

知名度は低いが峻険!7000m峰
ランタン・リルンはこんな山。初登頂記録を残した山ではあっても和田さんにとって恋する山ではないようだ。しかし、私にとっては、チョモランマ-マナスル-ランタン・リルンとヒマラヤで3番目に有名なピークとなる。

■因みに、11月22日の記事に書いた「ナニワの将棋少年」和田柔大くんのおじいさんというのはこの和田さんのことだ。
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豊田勇造 LIVE in 土浦 今年も、、、
2014-12-13 Sat 00:00
1412085.jpg昨年初めて出させてもらった豊田勇造 LIVE in 土浦、今年も昨年と同じに前座曲伴奏のつもりで行ったら、なんとその場で「2番はソロで歌ってね」「コード簡単だからもう一曲も」ということになって、おいおい。練習不足でちょっととちったが、「前座アンコール!」の声も掛かり嬉しかった。勇造Liveの本番でもアンコール曲の「No Nukes One Love Good Music」のバックに入れてもらった。こちらは予習しておいた曲だったのでOK。今年も大いに盛り上がり、もちろん打ち上げにも参加。昨年同様に日が変わってからの帰宅になった。

豊田勇造 Official Web Site

土浦ライブとは関係ないが、勇造さん繋がりのネタを付け加えておこう。
この前すなっぷすてぃっくさんのブログ『日刊すなっぷすてぃっく』を見ていたら、京都のライブハウス「拾得」の記事があって、コメントに「拾得すばらしすぎて住みたくなりました笑」とあった。住んでしまいたくなるようなライブハウスっていったい、、、。拾得は勇造さんが昔からホームグラウンドにしているライブハウスだが行ったことはない。
京都で思い出深いのは「しあんくれーる」。高校の修学旅行の夜の自由行動(そんな時間がある超自由な都立高校だった)の時に音楽仲間と行ってみた。マッコイ・タイナーを聞きながら2階席でコーヒーを飲んだっけ。う~、懐かしい。何年前のこっちゃ。京都以外の方で荒神口、「しあんくれーる」、山陰本線天神踏切などの名をご記憶のあなたはきっとあの世代。
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「自動票数計算機を信じる人がいたら、脳みそを検査してもらったほうが良い」
2014-12-12 Fri 00:00
・「自動票数計算機を信じる人がいたら、脳みそを検査してもらったほうが良い」

・元国家公安委員長が不正選挙を疑う(1)
・元国家公安委員長が不正選挙を疑う(2)
 選挙監視団が必要なほどこの国も大変な国になってしまったことに気づいていない人、認めたくない人はまだまだ多いんだろうな。

・立会人も確認できない現行の選挙実務

・選挙開票・企業株式会社ムサシにまつわる事実

・内田樹:『街場の戦争論』についてのインタビュー
 「安倍首相はじめ対米従属路線の主導者たちがその見返りに求めているのは日本の国益の増大ではなく、彼らの私的な野心の達成や、個人資産の増大。」「目指しているのは、北朝鮮とシンガポールを合わせたような国。」「歴史的必然性があって誕生したわけではない政権ですが、それでも日本社会の根幹部分を破壊するだけの力はある。でも、この痛ましい現実も、所詮は偶然が重なって生じた「弱い現実」に過ぎませんから、わずかの入力変化で大きく変化するでしょう。」その辺りに一縷の望みを抱いて選挙へ赴くとするかな。

・日本は5年後も日本のまま=ジェラルド・カーティス氏

・青色LEDの光に殺虫効果 - 東北大が発表
 人体には?角膜や網膜への影響は/とか気になってしまう。

・青色LEDの光に殺虫効果があることが判明!青色光を当てたサナギは羽化できずに死亡!人間の目にも悪影響が!
 自分なんかもう手遅れかな。
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:3
稲波干拓地のオオヒシクイ 2014年初冬
2014-12-11 Thu 00:00
1412083.jpgこの前の休みの日、稲敷市の稲波干拓地に越冬にやって来ているオオヒシクイを今期初めて見に行ってきた。現在111羽、記録を採り始めた1985年以降の最高羽数という。

 →稲波干拓のオオヒシクイ

1412084.jpg風もなく穏やかな夕暮れ、観測小屋から700mほど離れた田んぼのあぜ道に東西に長く群が展開していた。全羽頸を高く上げているのは、このとき写真を撮ろうと人が群に近づいたため最大レベルの警戒態勢になっていたかららしい。監視員がさっそく注意に向かった。
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2014年最後のGLOBE at Night
2014-12-10 Wed 00:00
1402201.jpg12月11日(木)~12月20日(土)(対象:ペルセウス座)

11日から今年最後のGLOBE at Nightが始まる。今年は毎月観測期間が設定されていたが、春から秋にかけて天候が悪く空を見上げる日そのものが少なくて、5月以降は参加できなかった。最後くらい締めておかないとね。
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憲法43条「両議院は、全国民を代表する選挙された議員で構成する」
2014-12-09 Tue 00:00
・武田邦彦:小選挙区と「信任を求めた選挙」との矛盾・・・全県一区、比例は中止
 20%や30%の支持率で過半数を占める憲法違反の小選挙区制のままではどこまで行っても民意が反映されない。私たちはとんでもないところまで来てしまったのではないだろうか。できることならば引き返したい、、、。
憲法43条「両議院は、全国民を代表する選挙された議員で構成する」の続きを読む
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「過去85年間で最も破壊的なアイデア」Appleが10位
2014-12-08 Mon 00:00
・Businessweekの「過去85年間で最も破壊的なアイデア」ランキング、Appleが10位にランクイン
 その全リスト→The 85 Most Disruptive Ideas in Our History

1412051.jpgこのランキングでの評価の対象はApple Iということだが、写真はApple ][で遊ぶSteve Wozniak。Appleという企業がどのように変容しても、僕たちが心から愛せるのはやっぱりWozのAppleだよな、と思う。
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交換
2014-12-07 Sun 00:00
1412061.jpg 明日のために。
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「ランタン・リルン」 忘れ得ぬ山の名
2014-12-06 Sat 00:00
1411211.jpg『劔沢幻視行 山恋いの記』 和田城志著
          東京新聞 1700円 2014年

登山に縁は無いが「星戀」ならぬ「山恋の記」を読んだ。著者の和田城志さんと会ったのは35、6年前に遡る。

「天候が回復せず、シェルパの祈りが朝からずっと続いています」と書かれた絵葉書がダイコー産業に届いていた。阪和線鶴ヶ丘駅界隈には馴染みの居酒屋『天つる』や当時和田さんが勤めていたダイコー産業があって、何度かお酒をご一緒させてもらった。それは和田さんが30歳の頃で、大阪市大隊として未踏峰ランタン・リルン初登頂の少し後のことだ。私の記憶の中の和田さんは、本書63頁の大学2回生(21歳頃か)の写真の面影に近いロングヘアの青年のままだ。

当時インド方面のトレッキングもしていたらしいが、話の中でどういう脈絡だったのか、その頃始まったNASAのヴィーナス計画を話題にし、「行きたいところは金星」と真面目な顔で言っていた。若かった自分やヨメさんをからかったのだろうが。

第5章の出だしにこんなことが書かれている。「この世の縁は不思議ではない。自分で無意識のうちにそれを選択しているように思う。(中略)南国土佐、物理、黒部、雪、冬、私はこういう縁を選びたがっているように見える。」そういうことだとすれば、和田さんと私は無意識のうちに「物理」というキーワードで、極小さくはあるがひとときの縁を結んでいたことになるかもしれない。

わずか数度の機会とはいえ、自分の人生とはまったく別次元を生きる名ある登山家と時空を共にし杯を交わせることの幸せを、学生だった当時の自分に分かろうはずも無かった。
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11月の晴天日数
2014-12-05 Fri 00:00
____六昨年_五昨年_四昨年_三昨年_二昨年_一昨年__昨年__今年
すごい空 0夜  0夜  0夜  2夜  0夜  0夜  0夜  0夜
3等星級17夜 11夜  7夜  6夜  8夜 11夜 21夜  7夜
1等星級 1夜  4夜  7夜 10夜  6夜  7夜  2夜  4夜

11月になると晴天日数が二桁になることも多いのだが今年は一桁止まり。長期予報でも、暖冬のため冬型が弱く曇りや雨または雪の日が多いと言っていた。
12月7日の個人的イベント終了まで星見は無し。
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