33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
霞む空に見える星 私と彼とでは別物が見えているに違いない
2014-08-25 Mon 00:00
昨年12月初めの仕事帰りに急病を発症し以来8ヶ月以上入院生活を送って来た友達が退院した。普通退院はおめでたい事なのだろうが、彼の場合はちょっと事情が違う。リハビリの効果のおかげでゆっくりではあるがいまだに改善が見られている。にもかかわらず、医療保健点数の決まりから強制的に退院させられてしまう。退院と言えば体裁よいが、現時点での回復レベルと可能な日常生活のレベルを比較すると、放り出されたという表現がより正確だろう。こうした制度の不備・不合理に対する不満を本人も吐露している。その悔しさ如何ばかりか、想像に難くない。とは言え、とにかく前向きな彼の事だから自宅や通院で可能なリハビリを目一杯行うことだろうが、自分の経験を他の人に役立てて貰うための準備をすでに始めているようだ。

1408241.jpg退院翌日のメールに、「自宅の部屋の中の時間はクリスマス前で時間が止まっています。今年のカレンダーが欲しいと思いました(笑)」とあったので、『天ガ』2013年12月号付録のアストロカレンダーを届けて来た。また、「昨日夜中の散歩で雲間から見た夏の星々は忘れられません。」ともあった。このところほとんど星が見えない天候だが、彼にとっては娑婆で見る久しぶりの星、毎夜霞んだ空で見上げる私の星とは別物であることは間違いない。
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