2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
最高エネルギー宇宙線のホットスポットの兆候
2014-07-13 Sun 00:00
1407123.png・最高エネルギー宇宙線のホットスポットの兆候
・見えたぞ最高エネルギー宇宙線源の影
・宇宙線の“ホットスポット”を発見
・テレスコープアレイ実験
[写真提供:Telescope Array Project]

この測定に使われたテレスコープアレイは、宇宙線が大気の上層にある空気の分子と衝突した際に生じるかすかな閃光や“二次粒子”のシャワーを捕らえる観測装置と書かれている。1407121.pngそれって、学生だったころに乗鞍や明野の宇宙線観測所で展開していたアレイ実験の発展型だろうか。あのときは、捕らえた二次宇宙線の分布をフーリエ逆変換して崩壊前の一次宇宙線を推定しようといったことが試みられていた。1407122.pngあれから35年、今回の成果はもっと精度の良い装置と処理方法で宇宙線の飛来方向を直径40°の範囲まで絞れたということらしい。
[左右図:『Observations of as Cores at MT. Norikura by 54 M**2 Spark Chamber Array(1979)』より]

東大宇宙線研究所の記者会見のタイトルは「手がかり」とか「兆候」なのだが雑誌に載る頃には「発見」になっているのがいまどきらしい。
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