2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
次の段階へ入った様相のSTAP事件
2014-04-12 Sat 00:00
世間ではSTAP事件以上に注目しておかなければならない重要な問題がいろいろ起きているのだが、理科好きにとってはこの成り行きから目が離せないのも正直なところ。

・山崎行太郎:NHKを筆頭に、科学と科学主義の区別もつかない、現代日本の「思想的劣化」を象徴するエセ科学者を登場させて、「記者会見は失敗だった」と、繰り返している。言うまでもなく、記者会見が大成功だったことは明らかだ。

・“涙の会見”小保方氏の大人力を絶賛「合格です!」
 それにしてもマスゴミとは巧く言ったものだ。そのゴミさ加減がよく出ている。
 
・小保方氏の指導役「STAPは本物の現象」 来週会見へ
 笹井先生、今頃?、、、とは思うが、この間にSTAP細胞の証拠固めをしていたのかな。

・動画:サイエンスZERO「緊急スペシャル!“STAP細胞”徹底解説」
1404111.jpg 自分のような素人にも分かりやすいSTAP細胞の解説番組。以前にも紹介したが、今回のはNHKオンデマンドではなく動画サイトにアップされているので誰でも見られる。いつまであるか分からないのでお早めに。
 弱酸刺激によってOct4が発現したSTAP細胞と思われる細胞の理研提供動画が見られる。それをマウスに移植したら腫瘍化してその中には様々な組織へ分化した像が得られたということで、例の取り違え画像はその組織の何種類かを展示する為のもの。あの取り違えが本筋に影響無いことも納得できる。STAP細胞の証拠としてはOct4発現の他にTCR再構成の確認が必要らしいが、その証拠の一つが例の電気泳動の画像。見栄えを良くする為に切り貼りをした事で疑念を抱かれてしまったが、見栄えの悪い本物があるのであればTCR再構成も確認された事になる。この番組制作時点ではこの2点が疑惑の渦中にあったが、正しい画像があることが分かった時点でまさにこれがSTAP細胞の証明になったのではないだろうか。NHKなのでバイアス含みを考慮してもけっこう分かりやすい番組だと思う。

ここで改めて小保方論文を読んでおきたい向きには以下のリンクから。
・Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
・Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency
 1本目が問題にされた論文。近頃の論文には動画も添付されている。google翻訳たよりに一応目を通してみた。

小保方研究室のHP。
・細胞リプログラミング研究ユニット=Obokata Lab
 ますます充実して行って欲しい。
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