
古山茂さん発見のいて座新星が増光をしていることを前の記事に書いたが、AAVSOへの報告データには発見直後の値が抜けているので、古山さんご自身の測定値と確認観測報告とAAVSO報告(平均値)の光度を使って光度曲線を作ってみた。
前原裕之(東京大学木曽観測所)さんによるVSOLJニュース(309)『古山さんがいて座に新星を発見』の最後には「分光観測によるとHαと中性酸素の輝線成分は青側と赤側に2つのピークを示す構造をしていることが報告されており、今後明るさやスペクトルがどのような変化を示すのかが楽しみな天体と言えます。」とある。あまりに低空のため我が観測小屋はお呼びでないが、観測可能な方はぜひ光度変化を追って欲しい。