2013-09-03 Tue 00:00
ただいま、デジカメ画像から目的天体の光度を測光するのにAperture Photometry Tool(以下、APT)が使えるかどうかの試運転中。このソフトを紹介してくれたmeinekoさんによるAPTスーパークイックスタートマニュアルのおかげで取りあえずの測光はできている。
APTはかなり高機能なソフトらしいが、差し当たっては手作業で星の明るさが求まれば良いので、APTの機能を深く調べるのは後回しにして、まずは測光方法についての一般的知識を得るため『天体観測の教科書 変光星観測[編]』(誠文堂新光社、2009年)の関連ページに目を通した。冷却CCDによる観測データの処理方法の中で1次処理のところは飛ばすとして、測光について書かれている部分が参考になった。おっとこの項、担当はmeinekoさんだ。 比較星の取り方の違いによって、「差測光」と「オールスカイ測光」があり、 画像から星の明るさを測る方法の違いによって、「アパチャ測光」と「PSF測光」がある。今の場合、「差測光」と「アパチャ測光」の組み合わせが良さそうだ。 差測光 同一画像内に写っている変光星と比較星を測って等級の差を求める方法 比較星は変光星より明るい星を選ぶようにする 変光星と似た色の星を選ぶと良い アパチャ測光 通常、星のまわりに直径の異なる3つの円を設定 内側の円の中のピクセルの値を足し合わせて星の測光値とする 2番目と3番目の間の領域を空の明るさの測定に使う このくらいの基礎知識でAPTを使った測光テストをしてみる事にしよう。 |
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
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