2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
最初の天体望遠鏡にはラプトル50をお勧め
2013-05-20 Mon 00:00
さぁ、ラプトル親子も天界のビッグスター土星を見てしまった。次の課題はどうしようかね、とりあえず衛星タイタンに挑戦してみようとラプトル父さんには伝えておいた。

 ラプトル親子が登場する過去記事へのリンク:
  →ラプトル50で見る月や木星に親子で大喜び
  →パンスターズ彗星まつり最高潮!
  →「天文趣味はお金が掛かりませんね」
  →ラプトル親子の土星観望報告


1305101.jpg月のクレーター、オリオン大星雲、プレアデス星団、木星、土星、この辺りを自力で見つけて、驚いて、喜んでくれれば、ラプトル父さんが言う様に良い体験のための良い買い物だったと言えるだろう。彼は子どもの興味が移り変わりやすいことをよく分かった上で、ラプトル50の性能と価格の絶妙なバランスを的確に評価してくれた。

天体望遠鏡購入の相談ページなどを見ていると、親は先々まで使える機材を選びたがるし、答える側も(天文ファンであるだけに)そういうクラスを勧めがちだ。でも、自分の経験やラプトル親子の姿を見ながら、入門機は上記の天体がちゃんと見えてかつ子どもが持ち運べる軽い機材であることが優先されるポイントと確信した。

そこから先へも興味が続き上の段階へステップアップしたくなったら、そのときは子ども本人が機材を見つけられる様になっているはず。そのときこそ自分で機材を選ぶという楽しくスリリングな体験ができる絶好の機会になる。

ともかく以前にも書いたように、ラプトル50は「この望遠鏡で月、オリオン大星雲、プレアデス星団、木星、土星を見ても天体に興味が湧かなかったとしたらそれはご縁が無かったと思って良いと断言できる」完璧な入門機という評価をもう一度お伝えしておきたい。

さて、ラプトル親子のその後だが、ラプトル父さんが西の空の明るい星を金星ではないだろうかと問うと、ラプトル少年は望遠鏡で覗いて木星だよと教えてくれるそうだ。すばらしい科学的態度。また、土星を観察して下の方に衛星タイタンらしきものを見つけたらしい。位置関係によっては下の方に見えてもおかしくないので、何月何日何時頃にどの辺りと分かるようにしておけば後でパソコンで確認できるよと伝えておいてもらった。
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