2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
ステラナビゲータ用の地上風景画像を作り直した
2013-05-05 Sun 00:00
夕べは同好会の例会だった。晴れ予報だったにもかかわらず、終始雲が多くて口径25cmですら土星を見失う程。それでも例会時に観望会ができたのはいつ以来だろうか。我が同好会は曇り男ばかりの集まりらしい。

ステラナビゲータで天体の観測可能時期を調べようと思った時、観測小屋からの風景すなわち周囲の遮蔽状況を正確に把握しておく必要がある。最初はiPod touchで撮ったパノラマ写真から地上風景画像を作ってみた。
1304292.jpg

これでもだいたいのところはシミュレートできているのだが、ギリギリの部分の予報が不正確だった。例えば、明け方のパンスターズ彗星は4月15日以降でないと観測できないと出ていたが、実際には4月4日に撮影できた。この場合10日の誤差は大きい。それで、地上風景画像をもう少し精度の良いものに作り直す事にした。

今回は望遠鏡で実際に空を見ながら、遮蔽されるギリギリの高度と方位を360度に亘ってステラナビゲータ画面で確認しながらグラフ用紙に記録していった。
1304291.jpg

この・を改めて綺麗にプロットし直した図をスキャンしてコントラストを強めるとグラフの罫線が消えて・だけの画像が出来る。その・を直線で繋ぎ風景部分を黒で塗り潰し画像のサイズを整えれば完成。
1304293.jpg

これまでの画像もけっこう良い出来ではあったが、建物が若干高過ぎたようだ。新しい地上風景画像を使って岩本彗星の初観測可能日をシミュレートしたところ、これまでは6月中旬以降となっていたものが一ヶ月早まって5月19日からかすてんまの位置で観測可能になりそうだ。わ〜い。

これと同じ発想で地上風景をアナログで作るとugemさんのようになる。→ugem通信:星座早見盤
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| 霞ヶ浦天体観測隊 |

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