2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
パンスターズ彗星近日点通過の翌日 眼視でも確認
2013-03-12 Tue 00:00
昨日の記事に書いた様に、注目のパンスターズ彗星近日点通過日は午後に寒冷前線通過による短時間の雨とその後の強風のおかげで、前日まで視界を遮っていた春霞と砂埃が若干取り払われて夕暮れを迎えた。それでも4cmと10cmの双眼鏡による眼視で見つけるのは難しく、TOAST+180mm望遠での撮影画像を処理してようやく彗星を見つけ出せた。

1303111.jpg昨日の寒冷前線通過以後夜半過ぎまで吹き荒れた強風のおかげで春霞と砂埃はすっかり取り払われ、今朝は気温も下がり真冬を思わせる快晴の青空が広がった。この空気が夕方まで保てば、すばらしい観望日和になるはず。それを念じつつ午後は埃まみれの観測小屋の掃除に勤しんだ。

1303112.jpg日中の気温もさして上がらず快晴が夕刻まで維持されて絶好のパンスターズ彗星日和となった。17時30分頃からいつもの観測場所で準備開始。隣町から撮影に来られたご夫妻、そしてご常連の巨木会会長ご夫妻が来られる。17時50分頃から昨日同様に4cmおよび10cmの双眼鏡とTOAST+180mm望遠で探し始める。昨日の写真から彗星とランドマークとの位置関係が分かっているので今日の導入は容易いと侮っていたのだが、またもや双眼鏡では見えて来ない。吉田誠一さんのページによると現在1.6等とのことだが、光度以上に手こずるなぁ。
1303113.jpg漸く18時17分に撮影画像から位置を特定でき、10cm双眼鏡への導入に成功。強い中央集光と左上へなびく尾の様子も眼視で分かる。1303114.jpg写真から尾の長さはおよそ0.3度かそれ以上と推計。[写真はISO100F2.8露出5秒、右は彗星部分の拡大]
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