
昨年末にご近所でのカラオケ忘年会の折、2013年は二つの大彗星が楽しみだという話をしたのだが、正月早々の新聞記事でも紹介されていたらしく、「興味のある仲間がいるからぜひ観察会の講師をしてれくれないか」という依頼が来た。「残念ながら当初言われていた程の大彗星ではないらしいですが、夕焼けの中になんとか見つけ出して写真にでも収められたら良いし、年末のアイソン彗星のための予習にもなるし」ということで協力することにした。
期待されていた程には明るくならないらしいパンスターズ彗星だが、それでも肉眼彗星になることは間違いないのだから天文ファンとしての楽しみは変わらない。一方で、一般のみなさんにはあまり大きすぎる期待を持たれないように、そっと準備をしておこうと思う。
ということで、仕事帰りに観察候補地の下見をして来た。展望櫓になっているので視界は良好、ほぼ地平線が見渡せる。方位を確認、西南西は真っ正面だ。そこにはなんと富士山が遠望できるではないか!巧くすると夕焼け空と富士山のシルエットの上にパンスターズ彗星が見えるかもしれない。
★[追加情報]
本記事のコメント欄に、つくば市北部の高エネルギー加速器研究機構KEKおよび私の地元からのパンスターズ彗星の見える方向についてみゃおさんから詳細な情報をいただいた。その部分だけをコメント欄から抜き出して以下にまとめた。