かなり前に買ったとか、ちょっと目を通しただけとか、ただ買っただけとかの本だが一応書名だけでもご案内。

『暴走する原発』 広河隆一著 小学館 1300円 2011年
広島・長崎は広島・長崎、チェルノブイリはチェルノブイリ、福島は福島、それぞれに異なった特徴を持つ放射能問題だが、チェルノブイリからは特に学ぶべき内容は多いと思う。広河隆一さんは2011年5月にいち早くこの本を出版したが、その後の日本社会では、目をつぶって見なかったこと、知らなかったことにするというお得意の立ち位置が国家規模のスタンスになってしまっているが、それに抗おうとする個の発生は新しい潮流と感じられる。

『原発とは結局なんだったのか』
清水修二著 東京新聞 1400円 2012年
まだ総括できる時期とは思えないのでこのタイトルには抵抗を感じるし、内容にも納得できる部分出来ない部分いろいろあるため付箋だらけ。全部読んでいないので内容紹介できない。

『低線量・内部被曝の危険性』
医療問題研究会編集 耕文社 2011年 1000円
薄い本で問題を簡潔にまとめてあるので手近に置いておく手引きには良いかも。

『原
子力防災』 松野元著
創英社/三省堂書店 2000円 2007年
本書の注文から到着までけっこうな日数が掛かった。奥付を見ると2007年1月24日初版第1刷発行、2012年6月15日第4刷発行となっているので、ちょうど増刷中だったようだ。原子力ムラの内部にいる技術者が想定していた災害にすら対応できなかったという点で、政府と東電の責任の重さを再確認。