
くさや、私は子どもの頃から大好物なのだが、大阪生まれのヨメさんには抵抗力が無く鼻が曲がってしまうと言って普段敢て買うことは無い。そのくさやが今夜は食卓に乗った。理由は浄化槽のブロアーの不具合があって数日間は室内への下水臭の逆流が酷くなりますよと業者に言われたこと。ならば室内が臭いこの時期にくさやを食べようというヨメさんの大胆な発想。幸い下水臭はすでに収まっているので私はくさやを堪能できたが、ヨメさんにとっては相殺効果が無くなったのが誤算だったかもしれない。くさやと言えば、20年程前にヨメさんの父親と妹を伴って4人で小笠原の母島へ行ったときのこと、食事に出されたくさやに三人はキャーバタバタ、キャーバタバタ。何も言わなくても4人分がわが皿へ転がり込んで来たことがあったな。
[補]キャーバタバタ:桂米朝師匠の「饅頭こわい」。