33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『デジタル天体写真のための 天体望遠鏡ガイド』
2012-09-30 Sun 00:00
120924.jpg 『デジタル天体写真のための 天体望遠鏡ガイド』
      西條善弘著 誠文堂新光社 1800円 2012年

フォトビジュアルな新しい鏡筒を買ったことだし、そろそろ40年前の天体写真撮影法から脱却しようと最近の望遠鏡事情を勉強することにした。

買ってから分かったのだがこの本には天体写真撮影法については書かれていない(セッティングまでの理論と言うのが正確)。タカハシを中心とした市販の各種望遠鏡の詳しい構造図、スポットダイアグラム、セルや接眼部など稼働部の構造、架台の構造とそれを構成する部品や日周運動追尾の理論など、扱っているのがハードならば内容もかなりハード。最近、入門者向きの天文書籍が多い中ではけっこう歯応えある1冊と感じる。望遠鏡オタク向きの内容と言えそうだ。筒内気流の項にはまさに我がEdgeHDを例として「強制排気するとよい」と書かれている。この本ちょっと変わっているのは、まえがきも、あとがきも、著者紹介も無い。著者の西條善弘氏はどんな人かと思ってネット検索したが何冊かの著作物以外には情報に乏しい。ナゾの望遠鏡オタクといったところか。

 →この本に関する誠文堂新光社のページ
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