2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
責任を取らない伝統
2012-08-23 Thu 00:00
8月16日の記事のコメントで名無しの権兵衛さんが紹介してくれた、NHKスペシャル『終戦 なぜ早く決められなかったのか』を見た。あのときのコメントへ番組を見る前だったので想像で書いたレス「お互いに責任を取らないで済む着地点を探しているうちに、燃料が切れて乗客(国民)諸共墜落」と書いのだが、番組を見た後での感想もそれほど違ったものではなかった。

120818.jpg番組の最後に流れた海軍少将高木惣吉の戦後の手記の一文を再掲しておく。「現実に太平洋戦争の経過を熟視して感ぜられることは、戦争指導の最高責任の将にあたった人々の無為、無策であり、意志の薄弱であり、感覚の愚鈍さの驚くべきものであったことです。反省を回避し過去を忘却するならばいつまで経っても同じ過誤を繰り返す危険がある。勇敢に真実を省み批判することが新しい時代の建設に役立つものと考えられるのであります。」

残念なことに、高木の言うような勇敢に真実を省み批判することは行われず、敗戦直後の反省するには絶好の機会に責任追求を曖昧にしたがため、できることなら断ち切りたい過去を却っていまだに引きづることになるというジレンマに陥ったたまま、私たちの「新しい時代」はいつになっても逃げ水の様に幻でしかない。

以下のリンクから番組を見ることが出来る。
 →NHKスペシャル「終戦 なぜ早く決められなかったのか」(動画)
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