2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
天の川が見えた夜
2012-07-11 Wed 00:00
meinekoさんのブログの中で『天の川みたことない人』調査が紹介されていた。天の川って特別な場所へ行かないと見られないと思っている人が沢山いると思う。自分もそうだったから。

東京武蔵野の団地で街灯に囲まれて暮らしていた私が初めて天の川を見たのは高校時代に岡山の山の中にある親戚宅へ遊びに行った夏休み。その後まもなく星から完璧に離れてしまい夜空を見上げるという習慣がなくなった。大学時代に乗鞍岳頂上に近い実験所に数週間、それも2回も滞在したというのに、その間に夜空を見上げた記憶が無いとは人生に於ける大いなる後悔の一つだ。
070521.jpg今の自宅で再び星を見るようになってからもしばらくは肉眼で天の川が見られるとは思っていなかった。梅雨の晴れ間の夜、星を眺めているうちに天頂からいて座付近に掛けて雲が湧き始めたので今夜はこれで終了と機材を片付けた。庭を後にするときにもう一度空を見上げた。数秒間頚を傾げた後、声が出るほど驚いた。雲だと思ったのは天の川。自宅で天の川が見られる、その晩はそれだけで十分に幸せな気分だった。その後もしょっちゅうとまでは言えないが、透明度の良い夏の夜ならばかなりの頻度ではくちょう座付近の天の川を見ることが出来る。時には、ペルセウス座〜カシオペア座〜ケフェウス座〜はくちょう座〜わし座〜たて座〜いて座へと天の川のアーチが架かることもある(→08.08.09)。

「どこへ行けば天の川が見られますか」という質問をときどき頂く。現在の自宅での経験から言えば、多少の光害はあっても普段肉眼で4等星くらい見えるところならば、透明度の良い夜に、はくちょう座またはいて座付近を眺めればぼんやりと天の川を体験できますよと答えることにしている。写真で見る様な、あるいはオーストラリアで見る様な天の川は望むべくも無いが、ぼんやりとしたうす雲状の天の川ならば、今夜晴れればあなたの頭上にも架かかるはず。

120710.jpg今夜の観測:天の川の見えた夜について書いたら天の川の見える夜になった。これだけの星が見えたのだけでもそうとう久しぶりだったが、おまけに夜が更けるにつれて雲が出て来るのではなくうっすらと天の川が見えて来た。写真に撮ったらこんなに写ったが、勿論肉眼ではこれほどまでには見えはしない。
1207103.png2012年いて座第4新星も撮ってみた。8.2等。その他変光星は、R CrB11.8等、R Sct5.1等。
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