2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
ヒッグス粒子の先 自然はいつも宝の山
2012-07-06 Fri 00:00
120705.jpg7月4日、ヒッグス粒子発見のニュースが世界を駆け巡った。標準理論を構成する素粒子で唯一未発見だったヒッグス粒子の存在が確実になったとCERNが発表した。いわばジグソーパズルの最後の1ピースが埋まったことで、これまで指針として素粒子物理学を牽引して来た標準理論の正しさの検証がさらに進んだことになる。因に標準理論で言う素粒子とは以下を指す。
 クォーク6個   u、d、c、s、t、b
 レプトン6個   電子、μ粒子、τ粒子、3つのニュートリノνe、νμ、ντ
 ゲージ粒子5個  グルーオン(8個)、光子、W+ボソン、W-ボソン、Zボソン
 ヒッグス粒子1個 H

これらの素粒子を掻き集めても宇宙の4%を占めるに過ぎず、残り96%のいわゆるダークエネルギーやダークマターを構成する素粒子やそれを支配する法則はまだ分かっていない。また、自然界を支配する4つの力を統一的に記述する理論も未完成だ。CERNのLHCは今後もエネルギーを上げながらしばらくはヒッグス・ファクトリーとなるのだろう。大量のヒッグス粒子を調べる事で質量を生み出すヒッグス機構の理解が深まり質量間に働く重力の解明が飛躍的に進むかもしれないし、斥力を生み出すダークエネルギーが実は重力と対を成す様に統一的に記述されるのかもしれない。標準理論の拡張によって理解が深まるのか、まったく新たな理論を必要とするのか、どちらにしてもヒッグス粒子の発見で素粒子物理学は新しい段階へ入ったことは確なようだ。[写真はCERN提供]

ところで、4日のCERNからの中継は見る暇が無かったが、ヒッグス先生も会場に来ていたことにビックリ。健在だったのだ。1929年生まれ、1964年ヒッグス場を提唱(35歳)、2012年ヒッグス粒子発見(83歳)。
別窓 | 宇宙と物理ネタ | コメント:21
金に汚染されていないムラ人はいないのか?
2012-07-06 Fri 00:00
・「ムラ外」で人選、前途多難 原子力規制委の基準発表
 →「直近3年に電力会社員」除外 原子力規制委の人選基準
 汚染された底魚の様。

・墨田区の清掃工場「外気を取り入れるフィルター」にすざまじい量の放射性物質が付着

・政府専用機には「安全」なオスプレイを

・自分だけは大丈夫とでも思ってる?
 先日参加した後援会での報告内容だ。NHKはネットニュースには流すがTVには流さない。

・ネット環境のない人にも知ってもらうための資料

・核災害は日本の行政区画とは無関係に、広範囲に被害を及ぼすものです。小ガネで心を汚された「地元の意思」など正にどうでもいいです。
 地元の反対意思はともかくとして、賛成意思が優先される正当な理由はない。というか買収された側の意見を公然と取り上げることこそむしろ異常。

・ミサイル並みの破壊力ですよ
 大飯原発のタービン軸の振動はその後消えたのかな?
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:0
| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター