2012-07-02 Mon 00:00
![]() 講師は元筑波大農林学系教授、市民と科学者の内部被爆問題研究会呼びかけ人の生井兵治先生。内容は、 1.人工放射性核種の生態系破壊 2.長期低線量内部被曝の脅威 3.飲食物の暫定規制値、新基準の非科学性 4.公衆の年間被曝限度と法律 5.ICRP(国際放射線防護委員会)の実態 続いて、常総生協副理事長大石光伸氏からは「3.11から1年・データにみる県南エリアの被曝状況について」の報告。会員の協力も得て生協自身で集めているデータの中間報告。 最後の質問タイムに、生井先生と同じ職場(筑波大職員ということか)だったと名乗る50歳台くらいの質問者から、自分は正反対の意見で、長崎出身で被曝した環境で育ったが健康だし、被爆者はむしろ長生きで、100mSv以下では健康被害のデータは無いし、タバコや塩の取り過ぎの方が危険なのだと、典型的な御用論を展開した御仁がいたが、かわいそうに乾皮無きまでに論破されてしまった。現在では、放影研報告書「原爆被爆者の死亡率に関する研究第14報」(→原文)への反証無しに100mSv安全論をぶっても一般市民にすらクスクス笑いされてしまう。 盛りだくさんで駆け足の3時間だったが、ここに集まって来ているような生協会員や一般参加者には再整理、再確認の講演会になったと思われる。取材はNHKとTBSが来ていた(東京新聞も来ていたことを後で知った)。 会場で、常陸野すかんぽ団の団長さんに会ったが、金曜日は官邸前、昨日は牛久で鎌中ひとみさんの最新映画会、今日は龍ヶ崎のこれ、来週の日曜日は奥さんが土浦で「被爆者医療から見た原発事故」(私も参加予定)に行って、本人は幕張メッセでの『NO NUKES 2012』へ行くのこと、彼も脱原発生活の日々ってところだな。 |
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
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