2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
すわっ地震 4号機はまだ大丈夫か?
2012-01-13 Fri 00:00
4号機のことが気が気で無い。

120112.jpg元日に鳥島近海でM7の地震が発生し、震度4だった福島第1の4号機の使用済み燃料プール冷却系にトラブルが生じたという情報が流れた。これと関連あるのか分からないが、福島では直後の数日間放射線量が急上昇した。この4号機のプールには1500本を越える燃料棒が入っているという。これまでの地震や爆発ですでに傾いている4号機建屋だが、今後の地震で大規模に瓦解してプールごと燃料棒が崩落すれば、今までの爆発以上の放射性物資がさらに広範囲にばらまかれると予測されている。その範囲は、首都圏をすっぽりと覆う半径250kmとも言われる。[写真:大きく破壊された福島第一原子力発電所4号機の原子炉建屋の様子。6月29日撮影、東京電力提供]

シナリオにはまだ先があるが、少なくともここまでは震度4から5程度の地震でも起こり得ることだ。今年に入ってまた有感地震が増えているように思うが、その度に4号機は?と心配になる。しかし、私の周りの人たちはまったく気にしていない様に見える。自分とは別世界を生きているかのような人たちと仕事や日常生活を共にしながら、自分は夢の世界を生きているのだろうかと思うときがある。

シナリオの続き:4号機プールが崩落し福島第1構内に人が留まることができなくなり、1~3号機の冷却も、5、6号機の維持も不可能になる。そうなれば11kmほどしか離れていないお隣の福島第2も放棄せざるを得なくなるだろう。場合によっては東海、女川も放棄することになるかもしれない。事ここへ至ったときの混乱は想像の域を越えるが、4号機プール崩落がその引き金であることは間違い無いだろう。いつもと変わりなく流れる日常がある時にまったく異なった様相を呈することを3.11に経験したが、それを遥かに越えるカタストロフと遭遇するのはそう遠い将来では無いのかもしれない。

・放射能汚染の主因は4号機燃料保存プールだと「ネイチャー」でスエーデンの学者が発表
・NCRは4号機プールのためのタスクチームを組んでいた

[追記]やまのんさんが4号機問題についての情報をまとめた記事をトラックバックしてくださいました。ありがとう。
 →緊急速報 セシウム降下物の増加
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今夜の観測
2012-01-13 Fri 00:00
今夜の観測:22時を過ぎたところで小屋の寒暖計はすでに0度になっている。明日の明け方も冷え込みそうだ。AB Aur6.9等、ε Aur2.9等、ο Cet7.0等、RX Lep6.2等、U Mon6.7等、W Ori6.0等、α Ori0.6等。
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