2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
東海第2原発 ただただ奇跡的に難を逃れただけ
2011-07-17 Sun 00:00
「東海第2原発の地震時の状況を知った時、背筋が凍った」と東海村の村上村長は言っていた。

110716.jpg東海第2原発の地震発生時の危機的状況を指摘した内の一人はかつて消防の仕事をしていた私の知人だった。本人から聞いた話によると、汐の干満のわずかな時間差のおかげで幸運にも津波は堤防を乗り越えなかったということらしい。その水位の猶予わずかに70cmほどだったと言う。汐が目一杯高くなった時に津波が来ていれば、さらに1m以上高くなっていたので、その場合には福島第1とまったく同じ事態になっていたと想像できる。また、津波の引き波時には冷却水取り入れ口のわずか20cm上にまで水位が下がっていたらしい。大量に水を吸い込む取り入れ口では水面が近くなると水に渦が生じて空気を吸い込んでしまう危険がある。消防で浅い池の水を使う場合には吸水パイプの上に板を被せて空気の吸い込みを防ぐと教えてくれた。東海第2原発ではとてもそのようなことは出来なかったはずで、空気を吸い込んでしまい、平常時の冷却水量を確保できていなかった可能性が考えられると言う。さらに、繰り返す津波で巻き上げられていた海底の泥ごと吸い込まれていたはずで、冷却水はかなり危険な状態になっていたようだ。100℃以下の冷温停止までに3日半掛かったと聞いているが、こういうことが影響していたのだろう。

東海第2原発から我が家まで66km、東京まで130km。一度事故が起これば巻き込まれる人口は福島第1の比では無い。

・もんじゅ、中止も検討 増殖炉開発見直し
 そんなこと言ってないは許されない。

・1号機手動停止 ストレステスト、1次評価対象 早期の再稼働困難
 ストレステストと聞いただけで、具合が悪くなってしまうような原発、他にもたくさんあるのだろう。

・東電のウラ側、原発の儲かるカラクリ

・「原子力安全問題ゼミ」のレジュメ集
・小出裕章先生が作成している原子力に関するデータ集

・東電が仮払い拒否 幼稚園など「対象外」
 東電は自分たちに仕分けする権利は無いことを早く悟るべき。

・原発再稼動なしでも電力は足りている
 東京新聞の記事へのリンク。

・みんなで作る政治家評価サイト
 御用新聞の世論調査とはまったく違う結果が出るだろう。

今夜の観測:ηAql4.1等、R CrB10.2等未満、AF Cyg7.2等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg6.3等、X Cyg5.9等、Y Cyg7.1等、X Her6.5等、β Lyr3.9等、R Sct5.1等。
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