2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
ビールで放射線防護
2011-04-16 Sat 00:00
・すでに始まっている知識不足と誤解の産物 放射能差別・原発差別
 木野茂先生が警鐘を鳴らしていた原発による差別がすでに現実化している。物理学を学んだ者は、原子、核分裂、放射性物質、放射線、放射能、被曝、、、などについて具体的なイメージを持っている。しかし、取材記者ですらとんちんかんな記事を書くのだから、事故からまだ一ヶ月のこの時期に一般の人に正しいイメージを持てというのは無理なのだ。
 福島から避難するときに仮に衣服や肌に放射性物質が着いていたとしても、それは日を追うごとに埃と一緒に落ちてしまう。避難して来た人を怖がるよりも、福島第1から何百キロ離れていても空から降って来て自分の体に付着する放射性物質の心配をする方がよほど理に適っている。
 もう一点、放射能が人から人へは伝染しない事についてはS.Uさんのコメントを。

110415.jpg・ビール成分に放射線防護効果を確認
 特に新しい知見ではないが、今回の事故で再度見直されたことだろう。ビール党にはありがたいのだが、これに乗じてビールが値上げされては困るなぁ。

・原発がダメな理由1 採算が合わない
 原発推進派がいかに繕っても、採算が合わない、コスト高ということは明らかになっている。その上、原料のウランも100%輸入だ。原発推進者たちはこの先どういう理屈を展開できるのだろうか。

・串間市 掲示板
 原発誘致を廻っての意見が書き込まれている。書き込み内容を一旦未承認で受け取った後に公開する形式で、管理にはそれなりに手間がかかるとは思うが、なかなか活発で冷静な書き込みが多いと感じた。

・推進派が庶民の感覚から浮いていると感じるのはこういうことか
 串間市の掲示板の書き込みmsg# 1.100から。「今の日本で、この現状でも原発賛成の方はいらっしゃるでしょうが、「原発が地域に来るのが楽しみ」とまで言う人はちょっといないと思いますよ。原発って、電気を作る以外の恩恵はそこまで一般市民にまではないと思うんですが・・・。1日も早く来て欲しいくらい、いいモノって不思議ですね。あと推進派の方、事故の前にある意見と、言う事変わりませんよね。事故後も同じような意見を変わらず書いて、悩んだ様子も無い。「マチガイを活かしての発展」を口にするひとが、目の前の大きな反証を前にしても変化が無く、思考が揺るぎなく固定された人であるなら、その人たちの語る弁証法的発展に一体どれほどの真実があるのかという感じです。」
 ほんとうにこの人の言う通りだと思う。福島第1がこれほど悲惨な状況を生み出していても、不安や恐れを微塵も感じていない誘致推進意見って、現実の世界とは隔絶したところから聞こえて来るみたいで不思議です。
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:9 | トラックバック:0
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