2011-03-31 Thu 00:00
・避難
![]() 職場の友達の兄弟家族は双葉町役場とともに移動していると聞いた。また、私の近隣へも避難して来た人がいるらしい。チェルノブイリで猫だけを抱いてバスに乗った婦人の姿が重なって見えた。 [写真はブログ『孤帆の遠影碧空に尽き』からお借りした] ・炭坑のカナリアたち スピッツの草野マサムネさんが震災で「急性ストレス障害」に 農家の男性が首をつり死亡、自殺か 福島 こんな状況にも耐えられている私がおかしいのかもしれない。耐えられているのではなく、思考の一部が停止しているのかも。ここまで生きて来たカナリアたちは丈夫な方で、もっともっと以前から命を落としているカナリアたちがいたことも想像するに難くない。 ・震災鬱 震災・原発事故から20日近く経った。置かれている状況は様々だとしても被災した多くの人たちはこの間かなりのストレスを受け続けている。今は緊急事態にアドレナリン総動員で対応しているが、そのうち枯渇しリバウンドが出るのではないかと心配する(自分を含めて)。震災鬱なんて言葉があるかは知らないが鬱になっても不思議は無い状況だと思う。 ・「憂える事態」と保安院 プルトニウム検出で 保安院がここまで言うという事は、もう打つ手は無いと言うことか。 ・更迭 保安院さん、上のようなこと言ってしまって、「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」と本当の事を記者会見した中村幸一郎審議官のように更迭されないか? ・つくば(KEK)の放射線線量 ![]() ・「将来の差別 心配」 木野茂先生、私たちもこれまでとこれからの原発差別を憂慮しています。 |
2011-03-30 Wed 00:00
![]() 冬のさほど厳しくないここ茨城県南でさえ、春の訪れは命の再生を感じさせるに十分な程華やいでいる。そうして芽吹いた植物は葉を広げ実を結び、牛や馬はそれを食べ排泄しそれがまた肥料となり植物を育て、その連環の中で私たちも養われる。ブチブチと切れかけながらも辛うじて繋がっていた環が今年以降は様相を変える。 もう次に春が来ても2011年が思い出されて今までのように心の底から喜ぶことはできないように思うと、ヨメさんが悲しそうに言った。 ・原発建設予定地山口県上関での小出裕章さんの講演会 小出裕章先生はいわゆる良心の万年助教だ。 私の大学時代の指導教官も万年助手(今で言う助教)だった。物理学者である先生は、科学者の社会的責任について発言・行動・執筆し、私が研究室に在籍する以前には、瀬戸内海汚染総合調査実行委員会で瀬戸内海の汚染問題調査、水俣病の患者支援、水俣病関西訴訟、大阪の大東水害訴訟、植田マンガン訴訟、などに深く関わっていた。そう言うわけで大学教官としての出世とは無縁で40代半ばまで身分は助手のままだった(定年退官後他大学へ教授として招かれた)。私が室員になったのはスリーマイル島事故の直後。私は不肖の研究室員で、しっかりやって来なかったつけが今になって頭の上から降って来たと言われてしまいそうだ。 【追記】この記事を出した朝、奇遇と言うべきか「私の言いたいことの1%も書けていませんが、この時期にぜひ伝えたい一言です。」と先生からメールでお知らせが届いた。確かに、これでは木野先生が語りたいことの1%も語らせてもらっていないと感じる。 立命館大教授 木野茂さん「将来の差別 心配」(asahi.com滋賀) |
2011-03-28 Mon 20:23
ビデオニュース・ドットコムで03月25日に流された番組第519回マル激トーク・オン・ディマンド。
![]() あえて最悪のシナリオとその対処法を考える【Part1】 あえて最悪のシナリオとその対処法を考える【Part2】 |
2011-03-28 Mon 00:00
・「会社はコスト優先」 原発の元技術者ら ネットで自己批判
これまで取り上げて来なかったことへの自己批判はどこからもないのかな。 ・大津波、2年前に危険指摘 東電、想定に入れず被災 「想定外」は嘘だったってことだ。 ・できるだけ早く逃げなさい 「こっちへ逃げてこい」とアメリカの知人に呼ばれたと友達が言っていた。 ・2号機水たまりの放射線量、通常の1千万倍 福島原発 すでに底抜けなのか? ・想定外は「根拠なき過信」 福島第一原発事故 東海村村長に聞く 茨城も原発県。今回は被害側だが加害側になっていた可能性も。 |
2011-03-27 Sun 00:00
「昨日も今日も強い余震が無くてかえって不安」と、地震のエネルギーが溜まってしまうことを心配する友達。
![]() [図は気象庁のウィンドプロファイラに風下の補助線を入れてみた] ガイガーカウンターが売れているらしい。この際、国が一家に一台ガイガーカウンターを無償配布して、食料品や水の安全性は自分で放射能を測定して判断せよと丸投げするっていうのはどうだろう。それと、ガイガーカウンター内蔵スマホができたらiPhoneの牙城を崩せるぞ。 ・全国放射線量マップβ版 これ、見やすい。 ・危険な任務「代わりたかった」放水支援の大阪市消防局 まるで特攻隊。そして、やはり若者。 ・作業員は丈の短い靴で水に入り、足がぬれた 防護服というのはとても動きにくいものらしいが、作業員はちゃんとしたものを着させてもらっているのだろうか。 ・「作業中に全員の個人線量計のアラームが鳴ったが、故障したと思い込んでいた」 自分一人が鳴ったのならば故障の可能性もあるだろうが、全員のが鳴って何故故障と思うのだろうか。苦しい言い訳に聞こえてしまう。 ・節電へ料金上げ提案 経財相、一般家庭向け 自動販売機で100万kWだという。まずはこれを止められないのだろうか。そしてネオンサイン。それをやってから計画停電だろう。 ・3号機地下の水たまり 炉心の水の1万倍の放射能 「何らかの形で燃料(棒)の放射能が出てきた可能性がある」と、成分から使用済み燃料プールではなく原子炉から漏れていることを東電も認めた。燃料棒すなわちMOXからの放射能ということ。プルトニウムが漏れていることをいつ公表するのだろうか。 ・下請け協力会社の悲哀 福島原発 東京新聞。 ・おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)は停波中です 福島第1の事故を受けて職員が避難したため福島局からの電波が出ていないらしい。天体観測に電波時計を使われている方はご注意を。 ・放射線、日常でも周囲に存在 食料生産基地の地方が放射能で汚染されるのは地元にとっても首都圏にとっても甚大な被害。やはり安全な原発を東京に作るのが最も理にかなっているように思う。 ・被ばく量は2~6Svか 放射線総合医学研究所の発表とする時事ドットコムの記事に耳と目を疑う。「足に浴びた放射線量は2~6シーベルトと推計」これってJCO事故に近い被ばく量。なのに「いずれも症状は軽く皮膚移植などの必要もないため週明けには退院の見通し」え、もう退院?と言いながら「3週間以内に症状が出る恐れがある」と。おまけに「放射性物質を吸い込んだとみられ、尿の検査から内部被ばくも確認」しているにもかかわらず。「作業員は汚染された水に漬かりながら、2時間程度作業していた」こういうときはアラームを無視してでも作業せざるを得ないのだろうな。「衣服などからは、ヨウ素131やセシウム134、同137などが検出された。3人が漬かっていた水は、少なくとも5種類以上の放射性物質に汚染されていたとみられる。」なぜ残りの2核種については言わないのだろうか。 ・東京新聞 あまり大企業の広告に汚染されていない東京新聞。大新聞に比べれば取材資金は少ないだろうががんばっていると思う。 ・日本は周辺住民の被曝限度引き上げを 国際委声明 事故から2週間、この先も放射性物資はまだまだ排出されるだろうから、そのうち100mSvくらいまでは引き上げられるのかなぁ。 ・ここっぴーの★へそっぴー この子、えらい |
2011-03-26 Sat 00:00
この前イエローカードの写真を使わせてもらった千葉県佐原の友達からまたメールが届いた。いまだに断水が続いているらしい。「被災地と言うことで計画停電が免除されているのはありがたいです。(第1回目はお構いなしに停電くらいましたが・・・)」
またこんなことも。「ようやくうちの近所でも重機がうなりをあげて復興工事に取り掛かっております。普段は鬱陶しいだけのディーゼルエンジン音ですが、こういう時は頼もしく聞こえます。」 週明け二日は雨で自転車通勤できなかったが昨日は久しぶりに自転車で帰宅。でも、今夜はまた雨。節電で普段に比べ空が暗いらしいがなかなか恩恵にあずかれない。 近くのスーパーから戻って来たヨメさん曰く、豆腐と食パンが売れ残っているため大安売りで、特に豆腐はものすごい量だという。買いだめの反動だろう。我が家では普段絹ごしは食べないのだが、みすみす廃棄されるのは勿体ないからと買って来てしまったらしく、COOKPADでレシピを検索していた。豆腐ココアスイーツ!?、ぼぼぼ、ボクはけっこうです。 地震・原発事故 参考資料サイト(追加) ・福島原発事故で今気になっていること 放水した水は何処へ行くの?とか、塩水が煮立って析出した塩はどうなっているの?とか、私も知りたいごく自然な疑問について書いてある。 ・計画停電は、原発は必要のキャンペーン 電気が足りないのは福島第1、第2原発が停止しているからと言わんばかりの計画停電、これは最初から感じていた。鹿島の300万kWはじめ火力もかなりダメージを受けていることはあまり知られていないと思う。 ・寺田寅彦『津浪と人間』(青空文庫 寺田寅彦 1933年) meinekoさんのところで見つけた。 ・山賀 進のWeb site 地球や宇宙のことを、中学の先生が子どもたちに向けて分かり易く解説している。 |
2011-03-25 Fri 00:00
久しぶりに天文の記事。
![]() →『GLOBE at Night』公式日本語サイト ただし、一カ所異なるところがある。前回は「日没時刻の1時間後に」と書かれていたので薄明の残る中で観察することになっていたが、今回は「日没時刻の1時間後以降に」と変わっているので、どの時刻でも良いと言うことのようだ。節電気分が高まっていることが結果に反映するか、興味あるところだ。月明かりの影響が小さくなる3月末頃に観察してみようと思う。 →『GLOBE at Night』企画へあなたも参加しませんか?(2月21日) →『GLOBE at Night』 初日の観察(2月22日) 今夜の観測:ε Aur3.6等、U Mon6.6等、ST UMa6.9等。節電効果で星がたくさん見えるとあちらこちらから聞こえてくるので久々の星空を楽しみにしたのだが、国道の照明が邪魔でいつもと変わりなかった。『GLOBE at Night』の第2回目、しし座は星図No.4まで確認できた。 大震災あれども 天界移ろえり 3月11日の東北関東大震災から2週間。冬の大三角は西へ去り春のしし座もすでに天頂を過ぎようとしている。地上の泣き笑いなどとは何の関係も無く冷ややかに廻る天界だが、それを眺めて人はなぜ心を癒されるのだろうか。 |
2011-03-24 Thu 00:00
山のような情報がネットに流れている中で、自分が判断するときの参考になりそうなものを見つけてはブックマークしているが、その中のいくつかをピックアップしておく(これまでに紹介したものも含む)。置かれている状況は各人異なるので、それぞれが可能な範囲で最善と思うことを自分で判断して行かざるを得ないと思う。もっとも、普段からそうであるべきなのだが。
・原発がどんなものか知ってほしい(全) ・ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3~3/3 ・放射能漏れに対する個人対策 ・つくば(KEK)の放射線線量 ・茨城県内の放射線情報 ・日刊ベリタ |
2011-03-23 Wed 00:00
スウェーデン国立スペース物理研究所(IRF)の山内正敏氏の書いた『放射能漏れに対する個人対策』がいろいろなところで取り上げられている。「厳しい評価を行うことで危険を過大評価している」「必要以上に不安を煽ることになる」「内容に事実誤認がある」など否定的意見も出ている。それでも、それぞれの立場で書かれた内容を現実に照らして理性で判断すれば、自分がどちらを支持するべきか自ずから判断がつくと思われる。
昨年、ダイエットをした時にこういう話を聞いた。「腹が出てズボンがきつくなった時点で、そこからもとへ戻れる人とそのまま肥満へ進む人の分岐点がある。ズボンが再び履けるように食事や運動など生活をコントロールするか、より楽なズボンを買いに行くか」だそうだ。原発問題も似たところがある。今回、大事故が起こって一部の発電所か止まったため電力需要がぱんぱんに膨らんでいることに気づいた。さてここで現在無駄に使っている電力を減らそうと将来的に電力ダイエットに努めるか、需要に見合うだけの発電所を今後も建設するか。この期に及んでもまだ原発の危険と引換えに震災前の電気無駄遣い時代へ戻りたいと思うのか、そうした意見が多数を占めるかどうか、これはこの国の未来への分岐点なのだと思う。 東電によると、この夏から冬にかけても節電・計画停電は避けられないらしい(→asahi.com2011年3月22日5時40分)。これがまず最初の試金石となる。 ![]() |
2011-03-22 Tue 00:00
![]() 土浦のまぁしいさんの「真鍋星見小屋通信」が震災後初めて更新されていた(→3月19日3月月報(中間))。ご本人は横浜で遭遇されたようだが、ご家族と離ればなれで不安な数日を過ごされたに違いない。 福島県、茨城県、栃木県、群馬県産の食料品から暫定規制値を越える放射線が検出された。「直ちに健康への影響は無いが食べるな」では不安と風評被害が広がるだけ。半減期について分かり易く説明することと、(牛乳では厳しいが)野菜の場合には洗ったときや加熱したときの放射線量も公表して、安全を判断するデータを提供すべきだ。首都圏への主要食料供給地が軒並み汚染されてしまった現在、この数値で出荷停止にしていたら、今後都会の人たちは食べる物が無くなってそれこそ混乱に拍車が掛かる。金があるから海外から輸入するとでも言うのか。 私のお城友達がホウレンソウを1年間食した場合の放射線量を分かり易く計算してくれていた。 →『北緯37度付近の中世城郭』地震体験記その7 HGさんがコメントで、広瀬隆氏のインタビュー『予言されていた“原発震災”』を紹介してくれた。内容は『ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3~3/3』とほぼ同じようだ(→YouTube版)。HGさんもコメントに書かれているが、広瀬氏に関しては好き好きあって100人いたら100人異なる感想を持つかもしれない。そうであってもこの機会に一度は耳を傾けるべきだと私も思う。 HGさんからはこの他にもとても分かり易い原発解説をコメントに頂いている。私も同意見、そちらも一読をお勧めしたい。 |
2011-03-21 Mon 00:00
![]() ![]() 毎日ぶつぶつ書いていたら疲れてしまったので、今日はお気楽内容にして休憩。 友達、知人の近況を少し。 ・那珂湊の友達のところは昨日水道が復旧。疎開地に避難させていた娘さんを引き取って来た。 ・土浦市街地の友達宅は井戸が使えるのでまだましらしいが、いまだに広範囲に断水が続いていると聞く。 ・電気の復旧、茨城県内では潮来が最後になってしまった。特に日の出地区の液状化被害がものすごいらしい。贔屓の煎餅屋さんがあるのだが、きっと被害甚大なのだろう。(→東京新聞2011年3月20日) |
2011-03-20 Sun 00:00
この前からヨメさんが言っていた。「これまでに投入された冷却水はどこかに溜めてるの?記者会見でなんで質問しないのかしら?」
昨日の記事に、「敷地内の放射線量が減少などと聞いても安心できない。月・年単位での冷却が必要なのだから。この戦いは先が見えない。」と書いたが、先は見えなくてもそこまで行ければ最良のシナリオということになる。 今日知った事、福島第1原発3号機の燃料はMOX(プルトニウムとウランの混合酸化物燃料)ということ(→東京新聞2011年3月18日 07時09分)。全部ウラン燃料だと思っていた。こういう重大な事を報道しないのが今のマスコミ。そんな中で、今回も東京新聞は頑張っていると思う。 「私は楽観主義者?なので」と書いたが、プルトニウムが使われているとなると事情は一変。 福島県産牛乳と茨城県産ホウレンソウから食品衛生法上の暫定基準値を超える放射線が検出された。「牛乳については1年間摂取してもCTスキャン1回分(ホウレンソウは5分の1回分)の放射能レベルで、ただちに健康被害が出る値ではない」と言うが、摂取して長期に渡って内部被爆するのと、検査で体外から外部被爆するのとでは問題点が全く違うのじゃないか。 |
2011-03-19 Sat 00:00
昨日からいっぱいつぶやいた。後日Twitterへもばらまくかも。
繰り返して言わせてもらう、茨城県も被災地です(→東京新聞2011年3月19日)。大洗で公務員をしているTさん、電気が復旧した直後に無事をお知らせいただいたが、今は救援業務で忙しいはず。大洗の歴史と自然を楽しむ会会長さん、副会長さん、食堂のHさん、本屋のE女史、みなさんご無事なのか。ボランティアに駆けつけたいがガソリンの余裕も無い(あちらのガソリンを奪って帰って来るわけにはいかないし)。 アイドリングで貴重なガソリンを垂れ流しながら何時間も並んで10リットルのガソリンを得る。なんという無駄。しかし、一部の大都市を除けば車が無ければ生活できない場所がほとんどと言うことも確か。 今の残量で何キロ走れるか計算してみたら?無駄に走らなければその量でもけっこう保つはず。普段の給油ペースよりも早いと言うのはおかしい。 乗り合いの発想はどうだろう。公共交通網の整備されていない田舎ほど、自転車代わりに車を使っているので一人一台の快適さに慣れっこになっている。隣近所でといっても難しければ、せめて仲の良い友達同士協力して1台の車で、旦那や子供の送迎、買い物などを日替わりにするなら燃料半分で済む。 ゴミ処理のことも考えないと。ゴミ収集にも消却にも搬出にも埋め立てにも大量の燃料が必要だ。過剰包装をありがたがってゴミを買っているときではない。ゴミの少ない商品を選ぶべし。 「折り鶴よりも義援金を」って誰かが言っていたらしいけど、その通りだな。少なくとも大人は鶴を折っている暇はないだろう。 昼間は体を動かしているからあまり気にならないけど、夜になって自宅で静かにしていると十分と空けず余震を感じる。 東電が、ご協力のおかげで大規模停電を回避できたと記者会見。これを聞いて安心して翌日は節電しないなんてことにならなければ良いが。 昨日よりも今日、今日よりも明日と、報道される内容の質が高まっているとはとても言えない。遠くの観客への風景配信が多く、現地で情報や物資を欲している人たちのための報道とはとても思えない。例えば津波映像の繰り返される放映。どう考えても被災者のためではなく観客のため。 福島第1原発の最前線で作業している人たち。生還できるとは思っていないのだろうな。切ないことだ。でも、この原発の電気は誰の為のものだったのか、TVを見ている人はみなで考えないといけない。 電気料金には、原発事故が起こったときの費用も使用済み核燃料の将来に渡る処理費用も上乗せされていないという。そんな底なしのコストを電気料金に上乗せしたら電気を無駄使いしてもらえず電力会社は儲からなくなるかららしい。 原発事故の報道を見ていてもなんだか騙されているみたいです、本当はどうなるのですか?と質問された。彼は不安で食欲が無くなっているらしい。自分の命に代えても子どもたちを守りたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?と原発の専門家でもなんでもないただの元物理学徒の私にでも問わずに居れないという風。 この大災害からの復興の過程で、エネルギーの無駄使いについて根本から見直しがなされれば、少しは星空が戻って来るかもしれない。 何~い、23区は計画停電から外されているって!? 阪神淡路から16年、なんとか復興なった後での東北関東大震災。次の輪番大震災は頼むから東北関東が復興なってからにして! 福島第1原発、敷地内の放射線量が減少などと聞いても安心できない。月・年単位での冷却が必要なのだから。この戦いは先が見えない。 ![]() 計画停電で夜空は若干良くなっているのかもしれないが、月の光がすごすぎてその恩恵にまったく預かれないのが残念。 |
2011-03-18 Fri 00:00
今回の福島第1原発の件に限らず、原発事故関係の報道で度々耳にする「ただちに健康に被害が出るレベルではない」 って、どう言う意味?結局のところ人体にとって安全なの?危険なの?この一番知りたいところが良く分からない。
ライフラインについて普段から注意を傾けておかなくてはならないのだろうが、平穏に暮らしている時にはほとんどの人にとって興味は無いし、傾ける耳も持たなかったと思う。緊急事態に至ってようやく原発の危険を感じ始めたということだろう。不幸な事態ではあるが、こんな時でもなければ原発や放射線について考える機会は無かったのではないだろうか。 それについて、私見ですがという断り書き付きですが、放射線に関わるお仕事をされているS.Uさんからコメントがあった。放射性物質がコントロール下にある場合の安全はこのような考え方で守るという基本的な考え方。 しかし、今回の事故では外部被ばくに加え、広範囲にまき散らされる放射性物質による内部被ばくが厳しい問題になってくる。それについては改めて取り上げたいと思っている。 かなり長くなってしまったが、2回分のコメントをご本人の許可をいただき以下に転載させていただいた。 今夜の観測:U Mon6.7等、ST UMa6.8等。節電協力のおかげで大規模停電を免れたとの報道。恨めしいのは、暗い夜空の恩恵に預かれる機会を奪う月齢12.6の月。 |
2011-03-17 Thu 00:00
今日16日、常磐道が水戸まで開通した。県南から県央までの復旧に弾みがつくはず。ガソリンの供給も進むだろう。
水戸の友達から神奈川の親戚宅に娘さんを疎開させた帰りだとメールで知らせてくれた。大地震と原発事故の中で非力な庶民が子どもにしてあげられる方法の一つ。 職場の若者が、奥さんと超未熟児で生まれてきた大切な赤ちゃんを奥さんの実家がある北海道へ疎開させるために成田まで送って行くと早退した。途中のガソリン給油渋滞を心配しながら。 屋根瓦が十分に供給されるには相当な時間がかかるかもしれないと聞いた。ブルーシートを掛けたのは良いが素人仕事なのでもう捲れてしまったとがっかりしている知人がいる。 ここまでのところ幸い大きな被害は被っていないのだが、余震、原発と追い打ち続きのために、お見舞いをくださったみなさまへのお返事には「いまのところ」の一句を外すことができない。 茨城県の状況はもう少しマスコミを含めて報道して欲しいと思う。おそらく東北の様なショッキングな映像が少ない為、電波に乗せてもらえないのだと私は勘ぐっている。 千葉県佐原の友達は、一昨日ようやく電気が復旧したが飲料水は給水車へ貰いに行き、トイレの水は利根川へ汲みに行っていると言う。 こんな危険なところによく居られますねと言い残して退職した若者がいると聞いた。単純に彼を笑うことはできないが、今の世の中、安全なところを見つけるのも難しい。 燃料棒はどのくらいの時間冷やし続ければ危険が無くなるのか、この5日間の報道でついぞ耳にしなかった。浜岡原発、巨大地震対策虹のネットワークのサイトにはこう書かれている。「冷却水で冷やさなくてもメルトダウンを起こさなくなるまでには最低でも3ヶ月かかると言われています。(1年という説もあります。)」正常に冷却されたとしてもこんなに長い時間がかかるのかと唖然。 ![]() 多少の被害を受けても余力のある人はいる。しかし、悪意ではないにしろ自分が被った被害なんか小さい小さいと言い過ぎると、その陰で本当に困っている人たちがいることを覆い隠してしまうという弊害もある。そこは心配。 まあ、被災地以外の地域の方は、買い占めをせず、エネルギーを無駄使いせず、経済活動、文化活動を元気に続けて欲しいと思う。おそらく被災地の人はそういう心持ちになるのではないだろうか。 今夜は星が見られるだろうか。 今夜の観測:強い西風。風と言えば、ドイツ「シュピーゲル」が作った福島第一原発からの風向きのアニメ(3/12-16)。U Mon6.7等、ST UMa6.8等。 |
2011-03-16 Wed 00:00
職場に仕事車を置いて自転車で帰宅した。ガソリンの安定供給がいつになることか分からないので極力無駄使いを減らそうという苦肉の策。その分、自転車で野越え山越えする時の有酸素運動によって、福島第1原発からの放射性物質を大量に吸い込んでいるのだろうな。
まぁ、自分のような高齢者に片足を突っ込みかけている世代は多少諦めもつくが、職場では、小さな子どもを持つ親の中にはお子さんを遠くの実家に疎開させようかと思案している者もいる。 余震は徐々に収まりつつあるように感じられるが、代わって不安の中心はガソリン枯渇と放射能汚染へ移行しつつある。 ![]() 茨城県民は慎ましいためかあまり主張していないのだが、全国のみなさま、茨城県も被災地だということをどうかお忘れなく。 |
2011-03-15 Tue 00:00
![]() 都知事選も近いことだし有権者受けするパフォーマンス発言はいつものことでいやはやなのだが、この件については24時間営業が当たり前という現状は異常と常々思っている私には受け入れ易い提案だ。ただし、スーパー・コンビニの営業時間制限だけでなく、店舗営業中には自動販売機の使用禁止、店舗に所属しない自販機の設置制限、水平方向以上への無駄な広告光線の放出禁止、以上は緊急事態でなくてもやるべき時期に来たと思う。なぜなら、労働者の命を削り、店舗の存在価値を削り、エネルギーをただ垂れ流す、そんな余裕はもうこの国には無いはずだから。 [写真は「ネオン街」by Ballet_Lausanne] 今夜も都会はこうして煌煌と灯りを点けているのだろうか。被災後ようやく停電が復旧した直後の被災地が、また計画停電されてしまう、それは公平ではないな。 |
2011-03-14 Mon 08:35
![]() Googleの災害関連情報サイトをご紹介。 Google Crisis Response 東日本巨大地震(東北地方太平洋沖地震) これはGoogle力を感じさせるサイト。 GoogleのPerson Finder (消息情報): 2011 日本地震 消息探しの情報共有ページ。便利な機能だが、緊急の場合とは言え、個人情報を書き込む際には「適切な範囲」を考慮して欲しいと思う。 |
2011-03-14 Mon 00:00
午後、地域の様子を見回りがてら、近くのスーパーと役場まで歩いてみた。
昨日はレジを表に出して営業していたスーパー、今日は正常(に近い)体勢だった。食料品は一人一品一個までとして買い占めできないようになっている。しかし、水のボトルと牛乳は売り切れ。その他のドリンク系はまだある。東北地方に供給源のある調理済み総菜類の棚は空。その他の未調理食材は見たところそれなりに並んでいた。レジも普段に比べてむしろ空いている印象。役場の近くの保健センターが給水場所だが、給水車はおらず給水を待つ人も見当たらなかった。ここら辺は井戸を持つ家も多いので、案外近隣から頂けているのかもしれない。行き帰りに、瓦が落ちて屋根にブルーシートを掛けている民家をたくさん見た。瓦屋さんはしばらく大忙しだろう。 居住地区の何人かの方とすれ違った。瓦や軒が無惨に崩落してブルーシートが掛かった自宅前で掃除をしている方、地震当時たまたま散歩中にその崩落を目の当たりにしていた方、地域の長老、瓦が大々的に被害を受けたため知人とともにシート掛けをしている最中の方、その方の土浦市内にあるご子息の治療院は移転を余儀なくされる程のダメージだったと言う。数年前に下水道工事をした部分には陥没と液状化が。 今日は、車がとても少なくて国道を渡りたいときに安心して渡ることができた。徒歩の人を滅多に見ない土地だが、普段に比べると歩いている人を見る機会が多かった。ガソリンが心細いからだろう。 「棟梁」から電話。同好会の共同観測所と自身の作業小屋は、多少の落下はあったものの無事だったとの知らせだった。良かった。 ![]() 千葉県佐原の友達から電話が来た。少し前にようやく電気が通じたとのこと。水道・ガスはまだらしい。そこは埋め立て地のため、液状化が起こり揺れながら自家用車が少しずつ埋もれていったと言う(あわてて移動させて救い出したらしい)。自宅の屋根瓦がかなり落ち、立て付けも歪んで窓が閉まらないと言っている。近隣には液状化した水が床上へ吹き出したお宅もあるらしい。 土浦市職員の友達から電話。水道は相変わらず止まっているらしいが、実家の井戸で飲料水は確保していると言う。所属する部署では指揮命令系統が稼働せず上位部署からの指示が届かないらしい。合併後の弊害だろう。 つくば市の水道も復旧が遅れている。職場の女の子も近くの公園の水道から飲み水を確保していると言っていた。それじゃホームレスだよ。あれ、なんで公園の水道は出るのかな?住宅地とは別配管? 県南の水道関連事業団に勤める友達の情報では、壊滅した浄水施設もあるらしい。 千葉県浦安に住むヨメさんの弟家族からの話。液状化現象で沈下したコンビニのことを聞いた。 函館でも津波の被害があったと知ってびっくり。函館の対岸、北斗市上磯の師匠へ電話。元気な声を聞かせてもらえて一安心。しかし、朝市へ出店している知り合いの店舗は流されてしまったのだろうな。函館の西埠頭にある函館ミートハウスというライダーハウスがどうなっているのかも心配だ。 那珂湊と大洗に住む友達の様子がいまだに分からずとても心配。 昼間、気象庁の記者会見を見ていたら、3日以内にM7以上の余震が起こる確率が70%以上と発表していた。いまも、不気味に押し寄せる数多くの余震の中でこれを書いている。 |
2011-03-13 Sun 00:00
福島第1原発1号機、とうとう爆発したようだ。【その後の報告で原子炉の爆発では無かったと判明】
事故から5時間経過しているにも関わらず、いまだに政府も東京電力も核心については黙ったまま。 昨夜の首都圏の光芒、あの無駄に捨てているエネルギーのために原発を増設してきたのかと思うと、東電の呼びかけている節電がとても空しく感じられる。 電力供給の末梢に位置する田舎にある我が家は今夜もまた停電になるのかなあ?すでに上水は昼過ぎから再断水している。 |
2011-03-11 Fri 17:10
![]() 一番酷い揺れの時にはあわや立っていられないかと思った。 今、停電がようやく復旧したので各地の様子を見ている。 電話が繋がらないので東京の両親の様子が分からない。 ももさん、ふわりさん、やまのんさん、などなど東北のお友達、大丈夫かな。とても心配。 |
2011-03-09 Wed 00:00
______一昨々々年_一昨々年_一昨年__昨年__今年
すごい星空! 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 3等星が見える 13夜 16夜 14夜 8夜 7夜 1等星は見える 0夜 4夜 0夜 5夜 6夜 昨年のこの時期のコメント、「真冬の2月になんじゃこりぁ!?という天気の悪さ。年を経る毎に天候の崩れる時期が早まっている。」と書いたのだが、今年はさらに悪かった。かつては2月までは冬型の日が多かったのが、昨年からは2月には菜種梅雨の走りが始まるようになっている。 |
2011-03-07 Mon 00:00
![]() 以上の情報はS.Uさんによるものだが、詳しくは元記事である「平らな三日月」の予報をご覧頂きたい。 と、楽しみにしていた2.3度の三日月だが、関東では生憎の雨予想だ。他地域のみなさんは見られただろうか。次回は少なくとも19年後らしい。 [追記]Smyさんが盃を右へ傾けた前日(月齢1.5)の月を撮っていた。 |
2011-03-06 Sun 00:00
|
2011-03-05 Sat 00:00
![]() 今夜の観測:ε Aur3.7等、RX Lep5.2等、U Mon5.9等、W Ori6.0等、ST UMa6.8等。RX Lepがじわっと明るくなっている他は変化無し。 |
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