33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
星と酒の夕べ
2010-10-31 Sun 00:24
101030.jpg台風14号による雨風激しき中、茨城県の筑波学園都市で謎の夜会が催されたとだけ記しておく。
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嵐の夜のURANOIA前夜祭
2010-10-30 Sat 00:13
嵐の前の静けさってところか。

もちろんどん曇りで今夜の観望会は11月1日へ延期だが、明日どこぞかで密かに催されるURANOIA前夜祭?なる謎の会合、さらに明後日の暴風雨と、嵐を前に不気味なほど静かな夜だ。
さあ、嵐を呼ぶ男ども、女ども、いざ来れ!


ここでお知らせ

ルーチカカフェ#10 URANOIA

我楽多倶楽部のとこさんが参加するカフェイベント・ルーチカカフェが一週間後に迫っている。今回は第10回目でテーマが「宇宙・天体」。タイトルがURANOIA(=天体嗜好症:稲垣足穂の造語)であるところからして、いわゆる天文マニアとはひと味違う香りを醸しているイベントのようだ。詳細は会場であるcafe SAYAの以下のページからどうぞ。
101029.jpg

ルーチカカフェ#10 URANOIA
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理想
2010-10-29 Fri 00:17
『ほしぞらの探訪』を傍らに、ゆったりとした時の流れの中で星見のできる観測小屋、そんな場所になったらいいと思う。
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秋雨のなごり
2010-10-28 Thu 00:25
101027.jpg1週間ほど続いた曇天雨天がようやく終わって今日一日だけの晴れ間になった。

1003262.jpg8月末から始まるのが秋雨の走りなら、10月後半になっても秋雨が残っているのはなんと呼ぶのだろう。「秋雨の名残り」だろうか。歌の『なごり雪』には情緒があったが、名残り菜種梅雨、名残り梅雨、名残り秋雨、名残り山茶花梅雨、どれも名残惜しくなんかないわい。

最近の雨季は「走り」「本番」「名残り」がパッケージになっているようにも思える。その上、「名残り」が終わらないうちに次の「走り」が始まったりもする。台風は突発事象としても、雨季が長くなればそれだけ台風とかち合う確率は高くなり、被害も増加する。奄美しかり。

やれやれ、今週末の観望会は台風接近のため、いまから延期が確実だわ。

今夜の観測:帰宅したときの「今夜は下り坂」というヨメさんの一言でとりあえず観測。月も出る前で幸い。η Aql4.1等、ο Cet3.0等、AF Cyg7.2等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.4等、W Cyg6.3等、X Cyg6.1等、Y Cyg7.3等、β Lyr3.3等、R Sct6.6等。久しぶりのミラだが、まだまだ3.0等でピークを維持している。W Cygは暗くなっている。β Lyrは明るい。これまた久しぶりに見たR Sctはずいぶん暗くなっていた。
101028.jpg月が煌煌と照っているのでハートレイ彗星は写らないだろうが、明日からまたしばらく雨続きになるので、ダメ元で撮影。月の傍らで雲がかかりながらも、なんとか写った。
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コンセプトマシンMacBook Airが示す方向
2010-10-27 Wed 00:56
101026.jpg少し前まではクロック数とか、搭載メモリーとか、ハードディスク容量とかが大きいことに魅力を感じたが、少なくともMacに限って言えば、ここ数年は最下位モデルでもまったく不足を感じることが無くなった。MacOSXはメモリー1GBあれば動くので2GB搭載の最小スペックマシンでも普通の使い方ならば余裕だし、ハードディスクも160GBないし256GBもあれば不安は無い。日本経済のデフレ状況は知っての通りだが、PCスペックもデフレ傾向なのだ。
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2008年1月のMacworld Conference & ExpoでJobsが書類封筒の中から初代MacBook Airを取り出した時、その薄くて美しいフォルムに観衆は声を上げたが、光学式ドライブも大容量ハードディスクも搭載していない本当の意味を多くの人はまだ理解していなかった。
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そして2010年10月、とうとう光学式ディスクとハードディスクを完全に捨てたMacBook Airが登場した。手元のローカルマシンに大容量メモリーもハードディスクもいらない時代、いつものようにJobsはこれからの方向を提示したのだろう。

これについてはdbacks51さんが分かりやすく書かれている。
 →MacBook Airがいろいろなものを終了させる
さらに言えばこういうことなのか。zackyさんのこちらも追加。
 →Appleの新たな目標はコンピュータの家電化
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創意工夫の後を辿る面白さ
2010-10-26 Tue 00:07
1010253.jpg『手づくり天体観測所 作例集』 誠文堂新光社 950円 1979年

私が観測小屋を建てると言ったところ、同好会の知人がこの一冊を貸してくれた。ドーム型とスライディングルーフ型が各々20例と15例紹介されている。

各人の環境に合わせて工夫して制作しているため、どれか一つの作例を選んでそのまま我が家に建てるというわけにはいかないが、それぞれに創意工夫の後があって、読むだけでも楽しい本だ。
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『遊星植民説』を少女に朗読してもらう
2010-10-25 Mon 01:11
101025.jpg『朗読少女』というiPhoneアプリがある。少女が小説を朗読してくれるという、そのままのアプリだ(おさわりもありというおやじ趣味の部分もあるが)。

ストアの品揃えはまだわずかで、『羅生門』『智恵子抄』『銀河鉄道の夜』などの超有名作品が数点並んでいるだけなのだが、その中に一風変わった作品があった。

1010252.jpg海野十三『遊星植民説』。あらすじは右写真をお読みいただくとして、この『遊星植民説』はWiki海野十三項目には書かれていない。自分はSFにはとんと疎いので、これが有名な作品なのかレアなものなのか全く分からない。

小説の方はこれから面白くなりそうなところで唐突に終わってしまう。おいおい。
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晴れ男よりも曇り男の割合が多すぎる
2010-10-24 Sun 00:28
101023.jpg同好会の例会。今朝は晴天、いずれの天気予報もそのまま明日まで晴天持続の予報。だのに、夜になるとどうしてこうも雲が増えてくるのだ。

今夜の観測:ε Aur3.5等、W Cyg5.9等、β Lyr3.9等。M37の近くにいるはずだが、M37もハートレイ彗星もまったく見えない。8人の参加者の中に晴れ男は一人もおらんのか?それとも、曇り男の人数が多すぎなのか。
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ここにもいた頼もしい若者たち
2010-10-23 Sat 00:22
今日は常陽新聞の記事から。

101022.jpgナスミス式というのは、経緯台の上下動軸(トラニオン:耳軸)へ光を導く方式の望遠鏡で、接眼部が望遠鏡の上下動によらず一定なので、車椅子に座っての観望に向いている。

望遠鏡は光学系にしろ駆動系にしろ過去様々な形式が考案されているが、現在、市販望遠鏡の主流になっているのは商業ベースに乗ったごく限られた形式だけだ。しかし、一品物を作るのであれば、それぞれの環境により適した形式があるに違いない。実際、このナスミス式は大型望遠鏡ではけっこう採用されているそうだ。
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大阪経由茨城の記事
2010-10-22 Fri 00:54
大阪で路上観望会などを通じて星空普及をされている『いくやくの星空』というホームページがある。『星空公団』のメンバーのひとつ。私も30年前に大阪で学生時代を過ごした一人として、世代がもう少し接近していたら、狭い大阪のこと、たとえ私が天文から離れていたとしてもいくやくさんと出会う機会はあったはず。
そのいくやくさんのTwitterで以下のような毎日jpの記事を見つけた。

101021.png茨城大のサークル「星見同好会」が中心になって発足した「光害対策プロジェクト」チームによる路上観望会。「光害」は言われて久しいが、若い人たちの中に継続的に調査や普及活動を続けてくれる人がいることを心強く感じる。それだけでなく、この方の研究テーマが「南極の雪に含まれる宇宙のちり」。それって宇宙塵じゃないか。とんだアクシデントのために調査がふいになってしまった石崎正子さんの遺志を継ぐ、ってことになるのだろうか。

 →世界天文年2009エッセイ賞受賞作品 檜木梨花子 『星、届けます』(PDF)

今夜の空:オリオン座流星群の夜もこの雲ではまったく望み無し。
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ハートレイ第2彗星(103P/Hartley)アルバム
2010-10-21 Thu 00:43
ハートレイ第2彗星、予想程には明るくならなかったことよりも、極大光度前後が月明かりにかき消されてしまうことの方が残念。

日々の観測日記からハートレイ彗星の部分を抜き出して並べてみた。写真は新しい順になっているので、下から上へご覧ください。

110104.jpg2011年01月04日 透明度が良かったので、久しぶりにハートレイ彗星を写してみた。ずいぶん暗くなっている様で、染み程度にしか写らなかった。

1012015.jpg2010年12月01日 晴れていると思ったら空一面に雲。雲の隙間からいくつか変光星を見る。撤収する前にしばらく空を眺めていると、次第に晴れ間が多くなって来たように思える。どれだけの間晴れ間が続くか分からないが撮影準備をする。ピントも構図も行き当たりばったりだったが、なんとかM46、M47から離れつつあるハートレイ彗星を撮影できた。
ハートレイ第2彗星(103P/Hartley)アルバムの続きを読む
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TOPEAK Survival Gear Box
2010-10-20 Wed 00:27
1010172.jpg自転車で長距離ツーリングに出るときパンク修理道具を携帯するのはあたりまえだが、これは単なるゴムと糊のセットじゃないぞ。

1010173.jpg数年前、ヨメさんからの誕生日プレゼントとして貰った TOPEAK Survival Gear Box。かっこ良すぎるこのツールボックスを携帯したいがために自転車に乗りたくなるというすてきな小物だ。まぁ、私を自転車に乗せるためのヨメさんの魂胆だったのは見え見えだな。
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霞ヶ浦、サイクリング、帆引き漁
2010-10-19 Tue 00:44
101018.jpg猛暑も去りようやく自転車に乗るのに良い季節になった。今日はちょいと霞ヶ浦の対岸、出島まで調べものに行って来た。

霞ヶ浦ではかつて帆引き漁という漁法が盛んに行われていた。これは明治13年に旧出島村(現かすみがうら市)の折本良平が考案した漁法で一時代を築いたのだが、昭和42年にトロール漁法が始まって急激に衰退した。近年は観光帆引き船という形でだけ残っている。昭和22年頃からその帆引き船に乗り漁を行い、現在も観光帆引きをやっている最高齢の船頭さんにお会いして話を伺って来た。

と言っても帆引き漁そのもののお話ではなく、帆引き漁は夜間の漁なので、星を利用するようなことが無かったか、何か目印になる星は無かったか、などについてお聞きしたかったのだ。霞ヶ浦は内海だし時代的にも空の星を目安にする事は無かったようだが、気象や月は見たらしい。また、ひとつだけだが、とある星の地元での呼び名を教えてくれた。これはかなり珍しい呼び名なので思いがけない収穫になった。これが星の和名と言えるかどうか微妙なので、さらに調べてみるつもり。

別の所の漁港で立ち話をした現役の漁師さんが「今朝は流れ星が多かったと」と言っていた。あれ、同じようなことを書いていた方がいたような気が、、、。22日未明に極大になるオリオン座流星群がすでに飛び始めているのだろうか。
[写真は霞ヶ浦の堤防から牛渡の丘陵を見る]

101019.jpg今夜の観測:ε Aur3.7等。明け方カノープスを見ようと起きた。ぎょしゃ座の変光星ε Aur近くにいるハートレイ彗星を写す。雲が掛かっているので肉眼ではこんな星空とは全然違う。雲が濃くなって来てカノープスは見えず。
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今年のキーワードは帰還カプセルか?
2010-10-18 Mon 00:33
101017.jpgチリ鉱山の落盤事故で、地下の作業員を引き上げた救出用カプセル「フェニックス」を世界各国で公開できないか、チリ内相が検討しているらしい。国内に目を転じると、はやぶさカプセルの展示が各地で話題になっている。どうやら今年は国内外ともに「奇跡の帰還カプセル」が話題になる年らしい。

今夜の観測:ほぼ皆曇でε Aur3.7等のみ。その後のハートレイ彗星も、極大を過ぎたはずのミラもぜんぜん確認できない日々。
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今でも見にくいが、今後ますます見にくくなりそうなハートレイ彗星
2010-10-17 Sun 00:36
昼間はけっこう晴れるが、夜は雲が増えて星はほとんど見えない。
月も大きくなって来て、一生懸命東へ東へと逃げてるハートレイ彗星だが、近日点通過の28日にはついに捕まってしまう。今でも見にくいが、今後の増光があったとしても、ますます見にくくなることだろう。

今夜の観測:星が出ていると思って外へ出るが、全天ほとんど雲に覆われていて観測にならない。ε Aur3.6等、P Cyg4.8等、W Cyg6.0等。タイトルはハートレイ彗星だが、雲が多くてまったく見えなかった。
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友達の友達はみな友達
2010-10-16 Sat 00:00
101015.png例の国盗りカウンターだが、ありがたいことにその後も順調に進んでいる。オレンジ色の県もちょっと残っているがほとんどがピンク色に染まって来た。ところが、その中にただ一県だけいまだグリーンのままのところがある。超有名天文家のいらっしゃる県なのだが、、、。ここで県名を書くと検索に引っかかってアクセス数が伸びる可能性が高いので、バイアス掛けないように敢えて県名は書かない。
ちなみに、1回アクセス以上でブルー、5回以上でグリーン、10回以上でオレンジ、15アクセス以上でピンクになる。

Top10の県を見ると、いずれも何かしら情報交換をしたことのある方がいる県だ。そういう方からのリンクを辿ってこちらへのアクセスも延びっていると思われる。友達の友達はみな友達ってことで、ありがとうございます。
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ネットを利用するツール
2010-10-15 Fri 00:13
ホームページやブログを書くことの目的は人それぞれだろうが、私は自分が考えたことや経験の記録データベースと思って作っている。

ホームページという形式は系統的で強力なデータベースになり得るのだが、そのデータ管理が全て個人に委ねられているため、ある程度のスキルと熱意が必要だ。

ブログはクラウドに委ねる部分が多くなった分、データ管理が飛躍的に楽になったが、小回りは効かず系統的で強力なデータベースにはなりにくい。ただし、このFC2ブログは単語検索が非常に強力なので、文章の中にキーワードを埋め込んでおけば、後日の検索に対応できるところは嬉しい。

そして、今やツイッターを使えば、自分では文章を綴るという努力すらせずに、言葉を漏らしさえすれば世界と繋がれる時代となった。これが、せわしなく情報が行き交う今という時代に相応しいツールなのかもしれないが、同時にそういうものが人をそして世界を動かしていくという事に違和感も感じる。
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ここだけにしてもらえればいいんだが
2010-10-14 Thu 07:50
101011.jpgあちらこちらで流行らなければいいけど。

 →Imagine Peace Tower

101013.jpg今夜の観測:木星が出ているので、昨夜と同じ柳の下へどぜうを掬いに行ってみた。ぜ~んぜん見えない。けど、なんとなくペルセウス座付近の雲が薄くなっているような気もするので、準備をしてみた。すると、こういう時もあるのね、準備を終えるか終えないかの頃には雲がかなり薄まってきた。しかし、相変わらず極軸望遠鏡の中に北極星は見えず、適当に天の北極方向へ向け、適当な方向へレンズを向け、適当に写してみたのは昨夜と全く同じ。今夜は極軸クランプは閉めておいたのは言うまでもないけど。

今夜から、国立天文台の「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」キャンペーンが始まる。
期間:10月14日夜~11月14日夜(15日朝)
 →「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」キャンペーン
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クローンの記憶
2010-10-13 Wed 00:26
1010092.jpg少し前の休日、荒川沖のジョイフル本田へ買い物に行ったのだが、売り場を歩いているとすぐ前をとこさんにそっくりな体型とセンスの女性が歩いていた。これはとこさんだろうと思ったのだが、こんな時刻にいるはずもない。いやまてよ、仕事の休み時間に画材の買い出しに来たのかもと、ちょっと後から様子を見ていた(ストーカー行為はしてません、多分)。その女性は突然後ろを振り返ったのだがマスクをしているためこちらからは判断できない。視線を合わせたが、先方はこちらを無視したので、ようやく呪縛から開放された。しかし、似ていたなぁ。とこさん、最近イベントや新作商品の準備が重なって忙しいものだからクローンを買い物に行かせているなんて事はないのだろうか。

ところで、クローンの持っている記憶って、細胞が取り出された瞬間以前の主人の記憶を受け継いでいるのだろうか?

ふとそんなことを思ったのだが、そうじゃ無いんだね。例えば、体細胞クローン技術では、取り出した細胞から核だけ抜き取り、核を抜いた別の卵細胞へ移植、メスの体内へ戻して育て出産させるということなので、記憶については普通に生まれて来るのと同じだから、記憶のコピーが残っているということは無んだ。

ということは、あの女性が私を知らなかったからといって、とこさんのクローンであることを否定する理由にはならないってことになる。とこさん本人はクローンをお使いに出したことを否定してはいたけれど、、、。

101012.jpg今夜の観測:「木星だけ出ているよ」と言うのを聞いて、写真ならばハートレイ彗星も写るかもと思い、急いで準備。結局、極軸望遠鏡の中に北極星も見いだせず、適当に天の北極方向へ向けて、適当な方向へレンズを向けて、適当に写してみた。実は慌てていたので極軸クランプを閉めていなかった。雲の隙間を透して、この1枚だけ不思議と30秒露出でも流れずに写っていた。
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観測基地建設いよいよスタート
2010-10-12 Tue 00:24
1010112.jpg観測基地建設をお手伝いいただく(と言うか、全面的にお願いする)同好会のKさんが建設予定地の視察に来てくれた。こちらの希望と敷地の制約を説明し、Kさんの施行方法を聞かせてもらう。
最後にセレストロンのC8(だったかな)を貸してくださるという話にまでなった。なんだか、夢みたいな話が次々と降っては湧いてくる。

1010113.jpg今夜の観測:雲がかなり多い。なかなかハートレイ彗星のところが晴れて来ない。それでも、7x50双眼鏡で見ると、薄ぼんやりと位置は分かる。写真では中央集光があるようなのだが、眼視だと全くと言って良い程核があるように思えない。それでもじわじわと明るくなっているようには感じられる。
変光星:ε Aur3.5等、ο Cet2.9等、AF Cyg7.1等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.9等、X Cyg6.1等、Y Cyg7.2等、β Lyr3.7等。とうとうミラが2等台になったと報告した。私は赤の感度が少し高めのようなので、ミラが明るく感じられるだけでなく、α Cetなんてギラギラと明るく感じられる。で、今夜はα Cetを使わない方法で目測してみた。
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木星のすぐ側にいる明るめの小惑星ふたつもお忘れなく
2010-10-11 Mon 00:04
1010102.jpg木星のすぐ北東側に天王星がいることは先刻ご承知のことと思うが、その他にも南東側にヘーベ、南西側にフローラという小惑星がいて、それぞれ8等台でわりと明るい。木星観望のついでにそちらへもお立寄り下さい。上の写真の↑の先辺りにいるはずだが、ノイズかなんだか判別不能。ステナビを持っていないので運行図を示せないが、以下のページに掲載されているのでご参考まで。

 →『月刊天文ガイド』2010年10月号p8
 →『藤井旭の天文年鑑』p82

101010.jpg今夜の観測:昨夜から明け方に掛けてかなりの雨になったが、予報よりも早くに上がって夕方から晴れて来た。21時頃はほぼ快晴で透明度も良好。今夜のハートレイ彗星はη Perのすぐそばにいるので場所探しは簡単だ。7x50双眼鏡で見えている。肉眼でミラも見える。
変光星:η Aql4.0等、ε Aur3.5等、ο Cet3.0等、AF Cyg7.1等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.3等、W Cyg6.0等、X Cyg6.2等、Y Cyg7.3等、β Lyr3.8等、R Sct6.1等。ミラはやはり3.0等の壁を突破できていない。今年はここまでかもしれない。
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【訂正】観望会は金曜日です
2010-10-10 Sun 07:52
先の記事でお知らせした稲敷市文化祭天体観望会の「曜日」を間違えて記載していました。正しくは「金曜日」です。謹んでお詫びと訂正をいたします。

100707.jpg日時 平成22年10月29日() 19時00分~20時30分
   予備日 11月1日(月)

稲敷市文化祭天体観望会
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観測基地の大きさ高さを考える
2010-10-10 Sun 00:26
101005.jpg観測基地の平面の大きさは2mx3mで決まり。次は壁の高さ。国道や隣家からの光を避けるには低空を諦め壁を高くせざるを得ないと思っていたのだが、それらを解決する画期的な方法(これについてはいずれまた)を思いついたので、壁は低空もある程度確保できる高さとして床から150cm、床からのピラー高は110cmとする。最後に床下の高さ、これが難しい。101009.jpg高くすれば観測室からの眺望や湿気対策には有効だが、母屋から見える空が狭くなるという難点があることに気づいた。屋根を含めて高さ2mちょっとに収めるとなると、床下は50cm以下となる。だいたいこんな感じ。
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今夜こそハートレイ彗星と二重星団のツーショット本番
2010-10-09 Sat 00:22
101008.jpg曇り予報だったので全く期待していなかったのだが、星が見えていますよ。早い時刻なので街灯りが諸に雲に反射して明るい空だが、カシオペア座付近に雲は無い。

今夜の観測:今夜はハートレイ彗星の居場所が分からなくても大丈夫。二重星団にレンズを向けさえすれば必ずその中に彗星が写し込まれている。光害と薄雲のため7x50眼視では見えないが写真ならば楽だ。ところで、世間ではハートレイ彗星と書くよりもハートレー彗星と書く方が一般的なようですな。
変光星:ハートレイ彗星撮影を終えてから変光星を目測。η Aql3.6等、ε Aur3.6等、ο Cet3.0等、AF Cyg7.1等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.9等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.2等、β Lyr3.3等。ミラは2等台突入とまでは言えない微妙な明るさ。

 夜更け前 縦三ツ星が昇り居り

22時半頃、寝る前にもう一度外に出ると、東の地平線近くにオリオンの三ツ星が縦に並んでいた。今期初オリオンだ。
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ハートレイ彗星 二重星団とのツーショット前夜祭
2010-10-08 Fri 00:27
101007.jpg今夜の観測:夕方は雲に覆われていたので、今夜の観測は諦め気分だったが、雲の隙間からカシオペア座が見えてきた。変光星をやりかけたが、また曇りそうなので、先にハートレイ彗星をやる事にした。二重星団の西側にいるはずだが、双眼鏡では見つけられない。雲が次から次に横切って行く。雲が完全に切れるのを待つのは無理そうなのでこのまま撮影を強行。しかし、雲があっても写真にはけっこうよく写っているものだ。明日が本当のツーショットなんだが、天気下り坂で見られそうにないので今夜ので我慢。
変光星:ハートレイ彗星撮影の合間を見て変光星をいくつか目測。AF Cyg7.2等、W Cyg6.0等、β Lyr3.4等、R Sct6.0等。雲が多いのでこれだけ。
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ミラ 明日は2等台へ突入か?
2010-10-07 Thu 00:16
101006.jpg今夜の観測:ハートレイ彗星は7x50双眼鏡でもおぼろげに位置が分かる。写真ならばかなりはっきりと写るようになって来た。

1010062.jpg変光星は、η Aql3.6等、ε Aur3.6等、ο Cet3.0等、AF Cyg7.1等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.8等、X Cyg6.5等、Y Cyg7.3等、β Lyr3.3等、R Sct5.9等。ミラの予想極大日は10月12日なのであと6日ほど。直前は増光の勢いが鈍るのでそろそろ頭打ちだとは思うが、もしかすると2等台になるかもしれない。明日に注目だ。その他面白いのはβ Lyr。昨夜は3.9等、今夜は3.3等。AAVSOのページで最近30日間の光度曲線を描いてみると、けっこうぴったりはまっている。
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初代iPod touch ハートレイ彗星のお陰で職を得る
2010-10-06 Wed 00:56
1010052.jpg2007年9月に発売され、その日の内に注文した初代iPod touch(ニックネームはiPotch)。5月末にiPadがやって来てからは全くと言っていい程見捨てられた存在になっていた。

1010053.jpgしかし、先日iPadに入れてあったプラネタリウムアプリiステラHDがハートレイ彗星探しに役に立つことが分かったので、iステラの入っているiPotchにもうひと働きしてもらおうと、観測バッグに常備することにした。

 →iステラ
 →iステラHD

今夜の観測:午後から雲が増えて来て夜に入ったら木星も見えなくなった。夕食後何度か空を見ているうちに再び木星が見えて来たので観測へ出る。η Aql3.8等、ο Cet3.4等、AF Cyg7.1等、P Cyg4.8等、W Cyg5.9等、β Lyr3.9等。雲が多く、iPotchで探したが7x50ではハートレイ彗星はさすがに見えなかった。
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9月の晴天日数
2010-10-05 Tue 00:25
9月の晴天記録は以下:
 ________一昨々年_一昨年__昨年__今年_
 すばらしい星空!  0夜  0夜  0夜  1夜
 3等星が見える   9夜  6夜  4夜  3夜
 1等星は見える   4夜  3夜  9夜  7夜

月初めは快調なスタートと思ったが終わってみると9月としては過去最低レベル。天の川日和が1夜あったのがせめてもの慰め。
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観測基地建設予定地に棒を立ててみた
2010-10-04 Mon 00:05
101004.jpgまずは、基地建設予定地の四隅に棒を立ててみた。EM-200は現在のP型用木製ピラーの位置よりも若干北へずれることになる。猫の額に2mx3mだから、上出来の広さだ。コンポスターが移転を余儀なくされるのは致し方ないだろう。
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ハートレイ第2彗星 いよいよ6等台か
2010-10-03 Sun 00:01
101002.jpg昼間は夏の名残の雲も出ていたが、雷雨を降らせるような積乱雲には発達しなかった。

1010022.jpg夕方の西の空に金星が低く見えていた。月末28日には内合となってそれ以後は明けの明星になる。

1010023.jpg今夜の観測:η Aql3.8等、ε Aur3.6等、ο Cet3.3等、AF Cyg7.2等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.8等、X Cyg6.5等、Y Cyg7.2等、β Lyr3.3等、R Sct5.9等。ミラが3.3等!私の目はどうも赤い星が明るく見えてしまう傾向があるようです。
うっかりハートレイ彗星の位置を予習せずに出てしまった。幸いなことに、今夜はiPadを持参していた。室内からのWi-Fi電波はよく届いている。さっそくiステラHDで現在の空を表示。ハートレイ彗星はカシオペア座αの近くにいる事を確認。5cm双眼鏡の眼視でも確認できた。光度は6等台に入ったように思われる。
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