2010-08-30 Mon 00:00
夏休みの自由研究の参考にという意図だと思うが、過去の良くできている自由研究のコピーが図書室に展示されていて面白いよと家人が言うので、週末の仕事帰りに寄って読んで来た。車酔いの研究、骨の研究、ミミズの大量死の研究などなど、小中学生が書いたものでも、着眼点がユニークで、構成がしっかりしていて、展開も面白く、読み応えのあるレポートがいくつかあり感心してしまった。
これら資料は禁帯出なので持ち帰れないが、せっかく図書室に来たからと『相対性理論の大嘘』(森野正春著)という本を借りて帰った。物理の本だと思って読んだらいわゆるトンデモ本だった。いやはや、著者も著者だが、こんな本を出版する出版社も出版社だ。徳間書店と言えばそれなりに見識ある出版社だと思っていたが、これからは考えを改めることにした。著者の主張を一言で言えば「常識人の私に理解できない相対性理論は大嘘だ」ということに尽きる。お金と時間を費やすに値しないと思うが、それでも読みたい場合は、Amazonのレビューに目を通してから決めても遅くはないと思う(というかレビューは面白い)。 ![]() 今夜の観測:昨夜まではけっこう透明度が良好だったが、まだまだ明るい月が残っていた。今夜は月はかなり小さくなったが雲が掛かって透明度は格段に悪くなった。P Cyg4.8等、W Cyg5.9等、β Lyr3.3等。 |
2010-08-29 Sun 00:33
![]() 本書については先日(→8月10日)「最近私の周囲には若い天文ファンが現れ始めているので、彼ら彼女らに勧められる内容であることを期待したい。」と書いたが、どうやら私の期待とは若干違う本のようだ。 私の印象では、この本を読んだ人に天文マニア、星好きになってもらおうという養成マニュアルではなくて、天文について子どもたちに巧く教えられる先生を養成して将来の天文マニアを育ててもらおうというマニュアルのように感じられた。 美しい天体写真が溢れている今の時代、オールモノクロの天文本っていうのももの足り無さを感じる。特にスペクトル写真がモノクロでは伝わらない部分があるのではないだろうか。スペクトル写真の一部はカバー裏表紙にカラー印刷されていて、本文をカラーにできなかったがための苦肉の策だということがひしひしと伝わる。そして内容的には、若い人たちをわくわくさせるような最新の分野についての記述割合が少ないのも寂しい感じがする。 仮に、自分が星に興味を抱き始めた小学校5年生時代に本書に出会ったとして、この本が天文マニアへの導きになったかと想像するに、今ひとつピンと来ない。とは言え、既に天文マニアになっている方が手持ちの知識を再確認・整理するのには手頃な参考書になるのではないだろうか。 今夜の観測:空は晴れているが、どこからか雷鳴が轟いてくる。η Aql4.0等、AF Cyg7.3等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.5等、W Cyg5.6等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.3等、X Her7.0等、β Lyr3.4等、R Sct5.2等。 |
2010-08-28 Sat 00:00
![]() 今夜の観測:η Aql3.8等、P Cyg4.8等、W Cyg5.6等、β Lyr3.6等、R Sct5.2等。引き続き今夜も快晴だが明るい月のおかげでやはり肉眼2等。 |
2010-08-26 Thu 00:00
中井さんの掲示板で見つけた国盗りカウンター(→8/18記事)。
![]() 08月19日 ここまでに訪問者ゼロの県: 秋田、山梨、鳥取、高知、熊本、宮崎、鹿児島 08月21日 秋田からアクセスあり 08月22日 島根、宮崎からアクセスあり 08月23日 高知、鹿児島からアクセスあり ここまでに訪問者ゼロの県:山梨、鳥取、熊本 08月25日 鳥取からアクセスあり いまだ訪問者ゼロの県:山梨、熊本[→右図] 最後までアクセスしてくれない県はどっちなのか、それはそれでわくわくしますね。 この記事が検索の誘い水になってアクセスされるかもしれないので、それはちょっと本意でないが、残り2県だからまぁお許しを。 今夜の観測:η Aql3.8等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.6等、X Cyg6.1等、β Lyr3.7等、R Sct5.4等。今夜は月が無ければけっこうな透明度の夜だったろうに。 |
2010-08-25 Wed 00:00
![]() 最終ページのおまけを読むと、2008年に描き始めた『flyby』のはやぶさキャラクターデザインが最近の擬人化キャラとかなり違うことに作者自身が戸惑っているようだが、そのギャップこそがこの2年間のはやぶさの活動の反映なのではないだろうか。ぜひ、とこさんには今のはやぶさブーム以前のイメージをそのままに描き切ってもらいたいと思う。 現在物語は、はやぶさがなんとかイトカワ表面に体を横たえたmission05、はやぶさの人格の秘密mission06まで進んでいる。毎週6ページくらいづつ描き加えられているそうだ。この先まだまだ苦難に満ちた冒険とその果ての地球帰還が待っている。はやぶさは私たちに何を持ち帰ってくれたのか、とこさんの解釈が楽しみだ。10月完結予定とのこと。 |
2010-08-24 Tue 00:00
今夜の観測:ますます太る月が水蒸気をたっぷり腹んだ夜空を真っ白にしている。快晴だが肉眼2等。η Aql4.3等、P Cyg4.8等、W Cyg5.7等、β Lyr3.3等、R Sct5.2等。
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2010-08-23 Mon 00:00
![]() [右の花火はI love fireworks liteで作成] ![]() ![]() ![]() ![]() [写真は手持ち撮影のためブレブレ] 今夜の観測:真っ白い空に月齢12の明るい月。η Aql4.1等、P Cyg4.7等、β Lyr3.4等のみ。 |
2010-08-22 Sun 00:24
海外の記事をタイムリーに翻訳して紹介してくれる『maclalala2』というありがたいブログがある。8月20日付の「たった3年で・・・」という記事がおもしろかった。
今夜の観測:今夜は同好会の例会があった。なんとか星も見えて、ケンコーのDigi-EyepieceProで遊んでみた。それについては明日。例会が始まる前に、いくつか変光星を見ておいた。η Aql4.2等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.5等、W Cyg5.6等、X Cyg6.6等、X Her7.1等、β Lyr3.8等。雲の無い部分も霞が掛かったように白い空だった。 |
2010-08-21 Sat 00:00
はやぶさ講演会やカプセル展示、天の川写真などをきっかけにお知り合いになった我楽多倶楽部のとこさん。プライベートな顔は内緒にしても、いったいいくつの顔を持っているのか、謎多き理科趣味少女なのだ。第一印象は宇宙や星好きの天文少女だが、科学衛星てぬぐいをはじめオリジナルデザインの理科小物をたくさん制作・販売しているデザイナーの顔も持つ。もう一つ、研究・お仕事関連では加速器少女の顔もちらほら。さらに、我楽多倶楽部に『flyby』と『ロコノ』という長編漫画を連載している漫画家の顔も持つ。
私は普段漫画は読まないが、お近づきになったご縁もあり、これはぜひ読ませていただかねばと思う。とくに『flyby』ははやぶさがモチーフになっているそうだ。しかし、ただパソコンで読むだけでは趣向が無いので、ここはiPadで読むことにした。 ![]() [写真は『flyby』の始まり部分(ちょっと写り込みあり)] |
2010-08-20 Fri 00:00
![]() ただ、マウスは自由に動き回れる分、キーボードとの位置関係が不確かで、文字入力の比重が大きい作業中はストレスを感じることがしばしばある。 ![]() ![]() トラックパッドは動線的にはマウスよりも優れていると思う。右手位置を動かさずにほとんどの操作が可能だ。だから、右手がキーボードと行ったり来たりする場合には、マウスを使うよりもストレスは小さく感じる。 ただ、微妙なタイミングでのタップが不正確になるとか、うっかり触れて予期しない動作をするなどの欠点があることも確か。特に、Winでトラックパッドを使うと、指にへばりついて的確な動作をしてくれないことが多いと感じるが、これはどこかで感度などを調整できるのだろうか。 iPodtouch、iPhone、iPadなどの成功で入力方法に大きな変化が生まれようとしている今、近い将来デスクトップ機の入力方法にも変化が及ぶだろう。でもその前に、将来性のない機材ではあるが、私としてはキーボード+トラックパッド+テンキーがこの順番に合体した入力デバイスがあったら良いと思っている。 |
2010-08-19 Thu 00:00
久しぶりに機材ネタ。
![]() ![]() これを買ったのはもう1年近く前なのだが[以前ちらっとご紹介した]、この間観望会がほとんど開催されなかったため、いまだに実戦配備されていない。観望会での使用記はまたの機会にして、星空入門に良い双眼鏡だと思うのでここでご紹介だけしておく。 [写真2枚とも:右がSP、左がBCF] |
2010-08-18 Wed 00:00
![]() このブログパーツ、どの都道府県からのアクセスなのかを解析してくれる上、同じパソコンからは重複カウントされないため、アクセスエリアとアクセス数との分布をかなり正確に表してくれるらしい。 当ブログへお越し下さっているみなさまはどちら方面からなのか興味津々なので、さっそく私も下の方に貼りつけさせてもらった。携帯電話からはカウントされないそうなので一回はパソコンからアクセスをよろしく。 今夜は皆曇で木星すら見えない。なのに、Smyさんは「今日も晴れたが、透明度は悪い。遅くなって少し透明度は回復。」と変光星を観測されている。我が家からわずか18kmほどしか離れていないというのに。 |
2010-08-17 Tue 00:00
暑かった。本当に暑かった。朝7時半に家を出るとき、すでに30度を越えていた。昼頃には、外気を計る車の温度センサーは、停車時42.7度、走行時にも37.5度を示していた。
![]() [写真はきむらしろうクリニックからお借りしたが、2006年の私の胃はまさにこんな感じだった] そういうわけで午前中は涼しい健康センター内で過ごした後、猛暑の中へ出たためだろう、猛烈に暑いはずなのに寒イボが出てきた。体の温度センサーがおかしくなっていたのだと思う。これだから強い冷房は嫌いなんだ。 ![]() 今夜の観測:雲は無いので快晴なんだろうが、北側土浦方面で激しい稲光。空は霞が掛かった様に透明度悪く肉眼では2等星まで。木星の大赤斑が見やすそうなので望遠鏡で見ようと思ったのだが、NHKの自転車の番組を見ている間に見にくい位置へ移動してしまっていた。どういうわけだか2007年復帰後に大赤斑が見えた試しが無い。南赤道縞が薄いうちに大赤斑を見ておきたいものだ。変光星は、η Aql3.8等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.2等、β Lyr3.3等、R Sct5.8等。夜になってもものすごい湿気。風もないので蚊に喰われる喰われる。海外の天文ファンもこんな不愉快極まる環境で星を見上げているのだろうか。 |
2010-08-15 Sun 00:00
今日から丸の内オアゾ1階「○○(おお)広場」での「はやぶさ」カプセル展示が始まる。見学の予習にこんな書籍は如何だろう。
![]() Newton別冊 『探査機はやぶさ 7年の全軌跡』 ニュートンプレス 2415円 2010年 探査行程、実現はしなかった事前のプラン、詳細なイトカワ画像、新技術の解説など、はやぶさの7年間を振り返るのに手頃な解説書だと思う。そして私は、こういう人たちがあの技術を実現してはやぶさを地球まで導いたのかと、ほんの一握りではあるが技術担当者の写真と解説を拝見し「はやぶさの向こうにいる多くの人々」に想いを巡らせた。 もう一冊この機に読み返していただきたいのが、 吉田武 『はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語』 861円 2006年 本書については以前書名だけご紹介したことがあった(→2008年1月13日記事)。はやぶさとの通信が再開し、数ヶ月に渡る調整によって危機を脱し、2010年6月帰還が決まったところまでが書かれている。実は著者は6月のウーメラ砂漠の様子までも描いていて、現実はほぼそのとおりになった。ビーコン受信は実際には4ヶ所で行われたのが3ヶ所と書かれているくらいの違いはあったが。 吉田氏には、ぜひ帰路の冒険を書き加えて『はやぶさと宇宙研の物語』を完成させていただきたいと思う。 |
2010-08-14 Sat 00:00
ペルセウス座流星群は翌晩もけっこう飛ぶはずだが、今夜も皆曇だ。落ち穂拾いすらできずに終了。2008、2009、2010年と3年連続見られずだった。ただ今、昼間の仕事がしんどいから、まぁいいや、ということにしておこう。
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2010-08-13 Fri 06:33
台風4号の影響は、昼間わずかに風が強くなり夕方に一時小雨がぱらぱらした程度で済んだ。20時頃はまだ皆曇ではあったが、数時間後には晴れ間になりそうなむらが雲の中にでき始めていた。眠りから覚めたときの絶好の流星夜を楽しみに早々と眠りにつく。
13日01時:皆曇、02時30分:皆曇、03時:皆曇、03時30分:皆曇。 気象庁の天気分布予報にまたやられてしまった。信じても仕方が無いと分かっていても、ちょっと期待した自分がアホだった。 西日本の方は見えただろうか。 |
2010-08-12 Thu 00:00
いつもブログ『霞ヶ浦天体観測隊』をご覧いただきありがとうございます。数時間前に300000カウント突破したみたいです。開設以来1288日目に当たります。これまで同様、星や天文、宇宙に関する小ネタを書いて行こうと思いますので、今後ともご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。
今夜の観測:空は明るいが、カシオペア座~はくちょう座~いて座へと天の川が雲のように流れている。透明度が良いようには感じられないのだが、双眼鏡で見るとかなり低空まで星が見えていて意外。変光星は、η Aql4.1等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.2等、Y Cyg7.3等、X Her6.8等、β Lyr3.6等、R Sct5.8等。22:15頃、北極星付近からカシオペア座へゆっくりした明るい流星が飛んだ。22:23頃にも、アンドロメダ座からカシオペア座へゆっくりした明るい流星が飛んだ。どちらも散在流星のようだ。さて、本番の明日(12日夜~13日未明)、天気はどうなるだろうか。 |
2010-08-11 Wed 00:00
今年のペルセウス座流星群の極大に関する情報をS.Uさんからいただいた(→コメント10-08-10)。それによると、日本時間の12日23~28時頃に条件のよい極大があるらしい。
→佐藤勲氏 ONM No.1173 で、気になる台風4号の動きと位置予報なんだが、、、。 ![]() どうも、台風4号は流星群極大のころには東北北部を横断中のようだ。関東も南から流れ込む雲に覆われて観測条件は悪いだろう。しかし、中部以西では絶好の流星群日和になりそうで羨ましい。ともかく、12日の夜はしつこく起きていようと思っている。 [図は気象庁の台風情報より] ![]() 明けの空 虫を払いて 初すばる まだまだ寝苦しい夜が続いているが、これが今年の初すばる。 |
2010-08-10 Tue 00:00
![]() 『天文マニア養成マニュアル』 福江純(編) 恒星社厚生閣 2520円 2010年 最近私の周囲には若い天文ファンが現れ始めているので、彼ら彼女らに勧められる内容であることを期待したい。 |
2010-08-09 Mon 00:00
今夕は金星火星土星の最接近が見られるはずだったが、とうとう皆曇になってしまった。ま、3日から6日の連続4日天の川日和の後だから、一息も致し方ないか。3星集合は昨日見ておいたから良しとしよう。
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2010-08-08 Sun 00:00
昨年までは二晩だけだった「いまほし」。今年はスター・ウィーク期間の1週間を通して毎日開催された。日本の天気事情ではなかなか「いまほし」開催日が晴天に恵まれるとは限らなかったので、一週間を通して毎日開催してもらえたのはありがたかった。報告を集計したり丁寧なコメントを付けてくれる管理人さんたちの作業量はぐ~んと増えてしまったに違いないが、参加した人たちには達成感のある楽しい一週間だったことは掲示板に書き込まれたコメントからも読み取れる。
![]() 夜の部:案の定全天に雲がかかってしまい、肉眼2等まで。雲の隙間から辛うじて変光星を観測。η Aql4.2等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg5.9等、Y Cyg7.1等、X Her7.0等、β Lyr3.6等、R Sct6.0等。 ともかく、これで連続4日の天の川日和を含んだ霞ヶ浦天体観測隊の脅威のスター・ウィークは終了だ。ここで太平洋高気圧には一息入れてもらって、来週のペルセウス座流星群のときにもう一発好天をもたらして欲しいものだ。 |
2010-08-07 Sat 00:00
7月中旬今年は早めに梅雨が明け、「梅雨明け十日」の言葉通りの猛烈な暑さの日々になった。とくに、梅雨明けの15日は2年ぶりに「すばらしい星空!」と呼べる天の川日和になった。ただし、水蒸気が多いのか、3年前の「すばらしい星空!」には及ぶべくもないのだが。
________一昨々年_一昨年__昨年__今年_ すばらしい星空! 0夜 0夜 0夜 1夜 3等星が見える 2夜 2夜 6夜 3夜 1等星は見える 7夜 10夜 4夜 7夜 以上は7月のまとめだが、これを書いている8月上旬は連日驚異的な好天が続いている。 帰宅した18時は日没前なので空はまだ明るい。それでも金星は見えるはずと双眼鏡を振ってみると、すぐに見つかった。さすがに、火星と土星は見つからない。 今夜の観測:いまほし六日目。若干透明度は落ちたが、それでも天の川のアーチは健在。低空までよく見えている。変光星は、η Aql4.1等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg5.8等、Y Cyg7.1等、X Her7.1等、β Lyr3.7等、R Sct5.8等。変光星を見終わった後、椅子に寄りかかって双眼鏡でしばし天の川散策をする。4日連続の天の川日和はよいが、この後どうなるのかちょっと心配。 |
2010-08-06 Fri 00:00
![]() →毎日.jp (毎日新聞2010年8月4日) ![]() ![]() 夜の部は雲が出て来た。しかし、はくちょう座付近にははっきりと天の川が見えている。雲が少なくなったときには、ここ数日と同様に天の川がアーチになって見えていた。もう何年分も見せてもらったような三日連続の天の川日和。この先十年くらい見られない前兆だったりして。それは勘弁してよ。 変光星観測:η Aql4.0等、AF Cyg6.9等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.1等、Y Cyg7.3等、X Her7.0等、β Lyr3.6等、R Sct5.9等。 こんなに天の川が姿を見せてくれるのはご褒美なのだろうか。 高気圧 猛暑と引換え 天の川 猛暑耐え 夜風と仰ぐ 天の川 |
2010-08-05 Thu 00:36
![]() [註:7°というのはポピュラーな双眼鏡の視野の直径] どれくらい珍しいかはS.Uさんが類似現象を調べてくれた以下のデータをご覧あれ。 ◎金火木 66.08.06、91.06.17、95.11.29、11.05.14、15.10.23、47.03.12 ◎金火土 60.02.06、72.04.06、92.03.03、02.05.06、10.08.08、22.03.31 ◎金木土 81.08.25 ◎火木土 00.04.10、20.03.25 ◎金火木土 40.09.04 時刻や方角も考慮した場合、11.5.14金火木と22.3.31金火土は、火星が合に近く明け方薄明中低空であまり見栄えしない可能性あり。15.10.23金火木は良さそうです。 非常におおざっぱに確率を見積もると、火星は2年に1度の合の前後で合計40日間ほど金星に接近しますが、その間に30度あまり移動し、木星、土星のそれぞれに接近する確率が1/10くらいあり、20年に一度くらいの3体接近が起こります(でも太陽に極端に近いと見られない)。 土星と木星は、20年に1度ほぼ1シーズンにわたって接近しますが、この間に金星と火星のそれぞれが近くにやってくる確率が1/2~1/3くらいあって、それぞれ50年に1度くらいの3体接近になるということになるようです。 [以上は、S.Uさんからのコメントを編集しました] ![]() 漸く木星が隣家の上へ登って来た。今季初木星。南赤道縞が無くなっている姿を始めて見る。ペルセウス座からカシオペア座、はくちょう座、いて座へと流れる淡い天の川は、赤い月が上がるにつれてかき消されて行った。 |
2010-08-04 Wed 00:00
JAXA筑波宇宙センターでのはやぶさカプセル展示を見て来た。
![]() ![]() とこさんが仕入れて来たみどころを教えてもらった。(1)インスツルメントモジュールの上部に見える、切断されたアンビリカルケーブル。これは再突入時に焼かれてなくなっていると思いきや、残っていたというもの。カプセルの臍の緒って言われるもの。(2)四角い電子機器部の横の黒いのは加速度センサ。パラシュート開傘の為に設置されている。[註:以上は又聞き情報なので正確でないかも] 展示室内では立ち止まるなと言われるんだが、ポイントはしっかり見ないとね。 その他、前面および背面ヒートシールドは2日3日のみ展示の稀少品。これらには最先端技術が詰め込まれているらしく、あまり人目にさらしたくないのだろう。 JAXA筑波宇宙センターでの公開は、8月6日まで。→「はやぶさ」カプセル展示 今回は関東圏3カ所のみだが、他地域での今後の巡回展示にも期待したい。 ![]() 目が慣れてくると天の川がぼんやりと見えてきた。今夜はカシオペア座からはくちょう座を通っていて座へと天の川のアーチが架かっている。隣家の灯りが消えるとさらによく見えてきた。流星も沢山飛んでいて、かなり明るいものも多い。嫁さんを呼んで二人でわーとかきゃーとか言いながら頚が痛くなるまで見上げていた。ということで、2007年以降ではベスト3に入る天の川日和だった。 |
2010-08-03 Tue 00:00
![]() 展示室内ではカプセルなどの撮影は禁止だが、展示前のものなら良かったそうだ。とは言っても準備中の展示物は白い布に覆われたただの箱。この写真では新展示館のはやぶさ模型の脇に置かれているが、実際の展示は隣の広報・情報棟で行われている。 [写真は公開前日の8月1日にJAXAへイカロス君ストラップを買いに行かれたとこさんが撮影されたもの] JAXA筑波宇宙センターでの公開は、8月6日まで。 今夜の観測:いまほし二日目。薄ぼんやりした空に、夏の大三角が見える。東の空に赤い月が登って来た。木星も登って来たがまだ隣家の陰。η Aql3.5等、P Cyg4.7等、β Lyr3.4等、R Sct5.9等。これだけ見た所で10分もしないうちに雲に覆われてしまった。 |
2010-08-02 Mon 00:00
はやぶさの帰還がこれほど多くの人たちの関心を引きつけたのは、JAXAが日々提供して来た詳細な情報に依るところが大きかったと感じる。もちろん、「はやぶさ物語」的な読み物もあったが、それよりも何億キロもの彼方にいるはやぶさの情報が日々ネットへ公開されたことで、それを読んだ人それぞれが自分の「はやぶさ物語を」描き、その物語に自己を投影して楽しんでいたのではないだろうか。
さて、最近楽しませてもらっているのがイカロス君Twitter。日々変わるアイコンと文章がかわいい。 これまでに見つけたアイコンを一挙ご紹介。[以下のアイコンと文章はJAXAイカロス君Twitterより] ![]() さっきね、しばらく地球とのお話やめてVLBIの実験したよー 僕の伝えたデータの中にカンマ線ばーすとのデータがはいっていたんだぁ 嬉しいなー |
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