33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『現代萌衛星図鑑』
2010-08-31 Tue 00:00
昨日はとんでもない本を話題にしてしまったので、そのお詫びと口直しを兼ねてこの本を紹介します。

1008273.jpg『現代萌衛星図鑑』 しきしまふげん著 三才ブックス 1600円 2009年

こういう趣味はありません、と言われそうだが、まぁそう言わないで。

この数ヶ月、ご多分に漏れずこのブログでもはやぶさの話題を多く取り上げたが、はやぶさにしろ他の人工衛星にしろ私にはほとんど知識がない。日常恩恵を受けている実用衛星、話題になった科学衛星などについて、さらっとおさらいしておくのも良いだろうということで選んだのが本書。搭載機器や打ち上げロケットの特長など、萌キャラから想像する以上に、内容はかなりしっかりしていて、お勧めできる本だと思う。取り上げられている人工衛星は、ひまわり、すいせい、さきがけ、きく7号、おりひめ・ひこぼし、みどりII、USERS、はやぶさ、かぐや。

今夜の観測:月明かりと民家の灯りで肉眼では2等星程度だったが、双眼鏡で見ると案外透明度は良かった。η Aql4.0等、AF Cyg7.3等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.6等、X Cyg6.5等、Y Cyg7.2等、β Lyr3.4等、R Sct5.2等。で、またひとつ歳をとってしまった。
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夏休み自由研究とトンデモ本の大きなギャップ
2010-08-30 Mon 00:00
夏休みの自由研究の参考にという意図だと思うが、過去の良くできている自由研究のコピーが図書室に展示されていて面白いよと家人が言うので、週末の仕事帰りに寄って読んで来た。車酔いの研究、骨の研究、ミミズの大量死の研究などなど、小中学生が書いたものでも、着眼点がユニークで、構成がしっかりしていて、展開も面白く、読み応えのあるレポートがいくつかあり感心してしまった。

これら資料は禁帯出なので持ち帰れないが、せっかく図書室に来たからと『相対性理論の大嘘』(森野正春著)という本を借りて帰った。物理の本だと思って読んだらいわゆるトンデモ本だった。いやはや、著者も著者だが、こんな本を出版する出版社も出版社だ。徳間書店と言えばそれなりに見識ある出版社だと思っていたが、これからは考えを改めることにした。著者の主張を一言で言えば「常識人の私に理解できない相対性理論は大嘘だ」ということに尽きる。お金と時間を費やすに値しないと思うが、それでも読みたい場合は、Amazonのレビューに目を通してから決めても遅くはないと思う(というかレビューは面白い)。

100829.jpg子どもたちのレポートが良く書けていただけに、知力のギャップということをまざまざと感じてしまった。

今夜の観測:昨夜まではけっこう透明度が良好だったが、まだまだ明るい月が残っていた。今夜は月はかなり小さくなったが雲が掛かって透明度は格段に悪くなった。P Cyg4.8等、W Cyg5.9等、β Lyr3.3等。
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『天文マニア養成マニュアル』
2010-08-29 Sun 00:33
100728.jpg『天文マニア養成マニュアル』が届いた。

本書については先日(→8月10日)「最近私の周囲には若い天文ファンが現れ始めているので、彼ら彼女らに勧められる内容であることを期待したい。」と書いたが、どうやら私の期待とは若干違う本のようだ。

私の印象では、この本を読んだ人に天文マニア、星好きになってもらおうという養成マニュアルではなくて、天文について子どもたちに巧く教えられる先生を養成して将来の天文マニアを育ててもらおうというマニュアルのように感じられた。

美しい天体写真が溢れている今の時代、オールモノクロの天文本っていうのももの足り無さを感じる。特にスペクトル写真がモノクロでは伝わらない部分があるのではないだろうか。スペクトル写真の一部はカバー裏表紙にカラー印刷されていて、本文をカラーにできなかったがための苦肉の策だということがひしひしと伝わる。そして内容的には、若い人たちをわくわくさせるような最新の分野についての記述割合が少ないのも寂しい感じがする。

仮に、自分が星に興味を抱き始めた小学校5年生時代に本書に出会ったとして、この本が天文マニアへの導きになったかと想像するに、今ひとつピンと来ない。とは言え、既に天文マニアになっている方が手持ちの知識を再確認・整理するのには手頃な参考書になるのではないだろうか。

今夜の観測:空は晴れているが、どこからか雷鳴が轟いてくる。η Aql4.0等、AF Cyg7.3等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.5等、W Cyg5.6等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.3等、X Her7.0等、β Lyr3.4等、R Sct5.2等。
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雨の少ない夏
2010-08-28 Sat 00:00
1008272.jpg積乱雲もなかなか夕立を降らす程には雄大化しないなあ。この夏の茨城県南は雨がほとんど降っていない。そんなことを思っていると、秋雨で嫌と言う程降り込めてくれるのだろうが。

今夜の観測:η Aql3.8等、P Cyg4.8等、W Cyg5.6等、β Lyr3.6等、R Sct5.2等。引き続き今夜も快晴だが明るい月のおかげでやはり肉眼2等。
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全国制覇へあと1国 熊本は遠いなぁ
2010-08-27 Fri 00:00
100826.png08月26日 山梨からアクセスあり
      いまだ訪問者ゼロの県:熊本

昨日あのように書いた効果でしょうか、とうとう山梨からお越しいただけました。山梨の方、ありがとうございます。

熊本の方!お役に立つ情報は無いでしょうが、ぜひお越し下さ~い。待ってま~す!

今夜の観測:η Aql4.0等、P Cyg4.8等、W Cyg5.6等、β Lyr3.8等、R Sct5.5等。今夜も快晴だが月が明るく肉眼2等。

100827.png[追記]上のように書きましたところ、さっそくに熊本県の方にお越しいただきました。

08月27日 熊本からアクセスあり

全国制覇達成!

おかげさまで、『霞ヶ浦天体観測隊』の読者が全国にいらっしゃることがこれで確認されました。本当にありがとうございます。

それでは、全国の読者のみなさま、お友達とお誘い合わせの上、今後ともよろしくお願いします。
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全国制覇へあと2歩 その前に強国立ちはだかる
2010-08-26 Thu 00:00
中井さんの掲示板で見つけた国盗りカウンター(→8/18記事)。

100825.png08月17日 国盗りカウンター設置
08月19日 ここまでに訪問者ゼロの県:
      秋田、山梨、鳥取、高知、熊本、宮崎、鹿児島
08月21日 秋田からアクセスあり
08月22日 島根、宮崎からアクセスあり
08月23日 高知、鹿児島からアクセスあり
      ここまでに訪問者ゼロの県:山梨、鳥取、熊本
08月25日 鳥取からアクセスあり
      いまだ訪問者ゼロの県:山梨、熊本[→右図]
最後までアクセスしてくれない県はどっちなのか、それはそれでわくわくしますね。

この記事が検索の誘い水になってアクセスされるかもしれないので、それはちょっと本意でないが、残り2県だからまぁお許しを。

今夜の観測:η Aql3.8等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.6等、X Cyg6.1等、β Lyr3.7等、R Sct5.4等。今夜は月が無ければけっこうな透明度の夜だったろうに。
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もうひとつのはやぶさ物語『flyby』
2010-08-25 Wed 00:00
100823.jpg我楽多倶楽部に連載されている長編漫画『flyby』をさっそく読んでみた。先日、はやぶさをモチーフにした漫画と書いたが(→8/21記事)、読んでみたところこれははやぶさの物語そのものではないか。それも、作者柿元とこさんのオリジナルな解釈によって、もうひとつのはやぶさ物語になっている。

最終ページのおまけを読むと、2008年に描き始めた『flyby』のはやぶさキャラクターデザインが最近の擬人化キャラとかなり違うことに作者自身が戸惑っているようだが、そのギャップこそがこの2年間のはやぶさの活動の反映なのではないだろうか。ぜひ、とこさんには今のはやぶさブーム以前のイメージをそのままに描き切ってもらいたいと思う。

現在物語は、はやぶさがなんとかイトカワ表面に体を横たえたmission05、はやぶさの人格の秘密mission06まで進んでいる。毎週6ページくらいづつ描き加えられているそうだ。この先まだまだ苦難に満ちた冒険とその果ての地球帰還が待っている。はやぶさは私たちに何を持ち帰ってくれたのか、とこさんの解釈が楽しみだ。10月完結予定とのこと。
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今夜も快晴だが真っ白な夜空に肉眼2等
2010-08-24 Tue 00:00
今夜の観測:ますます太る月が水蒸気をたっぷり腹んだ夜空を真っ白にしている。快晴だが肉眼2等。η Aql4.3等、P Cyg4.8等、W Cyg5.7等、β Lyr3.3等、R Sct5.2等。
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デジタルアイピースで月と木星を見る
2010-08-23 Mon 00:00
1008215.jpg昨夜は同好会の例会があった。観測所へ向かう道中、右手に江戸崎の花火が見え隠れしている。会場は数キロの彼方ながら、芯入り菊や牡丹が大きく開き、遅れてドーンと音が響いてくる。運転中なのでじっくり見られないのがとても残念。
[右の花火はI love fireworks liteで作成]

100306.jpg今夜は会員の(の)さんがケンコーのDigi-EyepieceProを持って来た。地元の観望会で使いたいので、事前に動作と画像のチェックしようと、MT-200に装着してみた。
1008212.jpg

1008213.jpgまずは、南中近い月齢11の月を見る。おお、思っていたよりも像がシャープで、虹の入り江もプラトーもよく見えている。

1008214.jpg22時近くになって、木星がようやく高度を上げて来た。中央部重点測光ではないようで、暗い部分が多いと木星本体の輝度が上がって飽和状態になってしまう。その代わりガリレオ衛星はよく見える。次に、MT-200側を絞っていくと、木星の北赤道縞がくっきりと現れてきた。
[写真は手持ち撮影のためブレブレ]

実は、自分もDigi-EyepieceProをすでに購入済みだったのだが、屋外で使うWin機を持っていないために使う機会が無いまま無為に時を費やしている。今夜の印象では、20cm口径であればなにか面白い使い方がありそうだが、私の小口径では果たしてどの程度の像を得られるものか。そのうちに機会を見つけて試してみたいと思った。

今夜の観測:真っ白い空に月齢12の明るい月。η Aql4.1等、P Cyg4.7等、β Lyr3.4等のみ。
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たった3年で? ならば3年後は?
2010-08-22 Sun 00:24
海外の記事をタイムリーに翻訳して紹介してくれる『maclalala2』というありがたいブログがある。8月20日付の「たった3年で・・・」という記事がおもしろかった。

今夜の観測:今夜は同好会の例会があった。なんとか星も見えて、ケンコーのDigi-EyepieceProで遊んでみた。それについては明日。例会が始まる前に、いくつか変光星を見ておいた。η Aql4.2等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.5等、W Cyg5.6等、X Cyg6.6等、X Her7.1等、β Lyr3.8等。雲の無い部分も霞が掛かったように白い空だった。
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我楽多倶楽部の漫画をiPadで読む
2010-08-21 Sat 00:00
はやぶさ講演会やカプセル展示、天の川写真などをきっかけにお知り合いになった我楽多倶楽部のとこさん。プライベートな顔は内緒にしても、いったいいくつの顔を持っているのか、謎多き理科趣味少女なのだ。第一印象は宇宙や星好きの天文少女だが、科学衛星てぬぐいをはじめオリジナルデザインの理科小物をたくさん制作・販売しているデザイナーの顔も持つ。もう一つ、研究・お仕事関連では加速器少女の顔もちらほら。さらに、我楽多倶楽部に『flyby』と『ロコノ』という長編漫画を連載している漫画家の顔も持つ。

私は普段漫画は読まないが、お近づきになったご縁もあり、これはぜひ読ませていただかねばと思う。とくに『flyby』ははやぶさがモチーフになっているそうだ。しかし、ただパソコンで読むだけでは趣向が無いので、ここはiPadで読むことにした。

1008192.jpgiPad用アプリのi文庫HDはもともとは「青空文庫」リーダーだが、手元のPDFファイルを転送すればPDFリーダーにもなる。その上ページめくりのギミックもそのまま青空文庫同様に表現してくれるところが優れもの。
[写真は『flyby』の始まり部分(ちょっと写り込みあり)]
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ポインティングディバイス
2010-08-20 Fri 00:00
1007314.jpgポインティングディバイスにもいろいろあるが、現在、一般的なパソコンで使われるポインティングディバイスの主流はマウスだろう。操作の確実性の点では確かに優れていると感じる。

ただ、マウスは自由に動き回れる分、キーボードとの位置関係が不確かで、文字入力の比重が大きい作業中はストレスを感じることがしばしばある。

100819.jpgマウス以外では、ノートパソコンで主流になっているタッチパッド(トラックパッド)。近頃は、単にカーソル移動とクリックだけでなく、指のジェスチャーを感知して様々な動作ができるようになり、たいへん使いやすくなっている。

1007315.jpgAppleは最近、デスクトップでも使えるBluetoothによる無線トラックパッドMagic Trackpadを出した。

トラックパッドは動線的にはマウスよりも優れていると思う。右手位置を動かさずにほとんどの操作が可能だ。だから、右手がキーボードと行ったり来たりする場合には、マウスを使うよりもストレスは小さく感じる。

ただ、微妙なタイミングでのタップが不正確になるとか、うっかり触れて予期しない動作をするなどの欠点があることも確か。特に、Winでトラックパッドを使うと、指にへばりついて的確な動作をしてくれないことが多いと感じるが、これはどこかで感度などを調整できるのだろうか。

iPodtouch、iPhone、iPadなどの成功で入力方法に大きな変化が生まれようとしている今、近い将来デスクトップ機の入力方法にも変化が及ぶだろう。でもその前に、将来性のない機材ではあるが、私としてはキーボード+トラックパッド+テンキーがこの順番に合体した入力デバイスがあったら良いと思っている。
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アウトレット双眼鏡 7x50BCF
2010-08-19 Thu 00:00
久しぶりに機材ネタ。

0908024.jpg現在主力で使っている双眼鏡はNikon7x50SPで、へたれ目の自分にはその性能を極限まで引き出せないもどかしさはあるものの、不満というのは特にない。自宅での変光星観測や晴天の夜の天の川遊覧などに加え、観望会にも常に携行している。ただ、一般の方にこれで見て下さいとお渡しすると1485gはどうも重すぎるようで、目的の天体を視野に維持するのがたいへんそうだ。ピント合わせが単独繰出式(IF式)なのも使いにくさの理由の一つ。

090805.jpgそこで、観望会用にと一二三光学機械(株)の7x50BCFを購入。重さは950gとSPの2/3以下。対物部の大きさもこんなに違って、同じ口径とは思えないほど。アウトレット品なので13000円前後という値段の割に見え味はけっこう良く、星像はかなりシャープだ。SPと違いピント合わせが中央繰出式(CF式)なので観望会できっと使いやすいと思う。

これを買ったのはもう1年近く前なのだが[以前ちらっとご紹介した]、この間観望会がほとんど開催されなかったため、いまだに実戦配備されていない。観望会での使用記はまたの機会にして、星空入門に良い双眼鏡だと思うのでここでご紹介だけしておく。
[写真2枚とも:右がSP、左がBCF]
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みなさま遠路はるばるようこそ 国盗りカウンター設置
2010-08-18 Wed 00:00
1008172.png中井さんのホームページ『中井 健二の星のホームページ』『国盗りカウンター』なるものが貼られていた。

このブログパーツ、どの都道府県からのアクセスなのかを解析してくれる上、同じパソコンからは重複カウントされないため、アクセスエリアとアクセス数との分布をかなり正確に表してくれるらしい。

当ブログへお越し下さっているみなさまはどちら方面からなのか興味津々なので、さっそく私も下の方に貼りつけさせてもらった。携帯電話からはカウントされないそうなので一回はパソコンからアクセスをよろしく。

今夜は皆曇で木星すら見えない。なのに、Smyさんは「今日も晴れたが、透明度は悪い。遅くなって少し透明度は回復。」と変光星を観測されている。我が家からわずか18kmほどしか離れていないというのに。
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人間ドックは無事終了
2010-08-17 Tue 00:00
暑かった。本当に暑かった。朝7時半に家を出るとき、すでに30度を越えていた。昼頃には、外気を計る車の温度センサーは、停車時42.7度、走行時にも37.5度を示していた。

1008162.jpg今日は午前中人間ドックで身体検査。今年も特に心配なところは無かったみたいだ。胃の粘膜下腫瘍も2006年以降毎年順調に小さくなり、さらに2年連続で消えているし、来年は胃カメラやめてもいいらしい。
[写真はきむらしろうクリニックからお借りしたが、2006年の私の胃はまさにこんな感じだった]

そういうわけで午前中は涼しい健康センター内で過ごした後、猛暑の中へ出たためだろう、猛烈に暑いはずなのに寒イボが出てきた。体の温度センサーがおかしくなっていたのだと思う。これだから強い冷房は嫌いなんだ。

100816.jpg夕方、ちょこっと急ぎの仕事をして戻って来たら、南の空にかなり太ってきた月があった。

今夜の観測:雲は無いので快晴なんだろうが、北側土浦方面で激しい稲光。空は霞が掛かった様に透明度悪く肉眼では2等星まで。木星の大赤斑が見やすそうなので望遠鏡で見ようと思ったのだが、NHKの自転車の番組を見ている間に見にくい位置へ移動してしまっていた。どういうわけだか2007年復帰後に大赤斑が見えた試しが無い。南赤道縞が薄いうちに大赤斑を見ておきたいものだ。変光星は、η Aql3.8等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.2等、β Lyr3.3等、R Sct5.8等。夜になってもものすごい湿気。風もないので蚊に喰われる喰われる。海外の天文ファンもこんな不愉快極まる環境で星を見上げているのだろうか。
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iPadで天文を その1
2010-08-16 Mon 00:00
100815.jpgiPadを使い始めてから2ヶ月半経過。Appleの新作にしては珍しいことにこれといった不具合も無く、使い心地は快適と言えるだろう。いろいろなカテゴリーのアプリをダウンロードして試しているが、天文関連のものもいくつか入れてみた。今回はタイトルのみ。使用感はまたそのうちにご紹介したい。

Star Walk 600円
Solar Walk 350円
Starmap HD 115円
Moon Globe HD 115円
Mars Globe HD 115円
SoHo Viewer 無料
AstroGuide2010 600円
iステラ (iPodtouchアプリ)
Planets (iPodtouchアプリ)
Astro 無料
SatelliteTracker (iPodtouchアプリ)
ToriSat 350円

今日は請求書の締め日。うぅ、頭が痛い。そんなわけで、手抜き記事でお茶を濁して退散、、、。
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Newton別冊 『探査機はやぶさ 7年の全軌跡』
2010-08-15 Sun 00:00
今日から丸の内オアゾ1階「○○(おお)広場」での「はやぶさ」カプセル展示が始まる。見学の予習にこんな書籍は如何だろう。

1008102.jpgはやぶさ7年間の冒険の様子がまとめられたムックが7月末にさっそく出ている。

 Newton別冊 『探査機はやぶさ 7年の全軌跡』
     ニュートンプレス 2415円 2010年

探査行程、実現はしなかった事前のプラン、詳細なイトカワ画像、新技術の解説など、はやぶさの7年間を振り返るのに手頃な解説書だと思う。そして私は、こういう人たちがあの技術を実現してはやぶさを地球まで導いたのかと、ほんの一握りではあるが技術担当者の写真と解説を拝見し「はやぶさの向こうにいる多くの人々」に想いを巡らせた。

もう一冊この機に読み返していただきたいのが、

 吉田武 『はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語』 861円 2006年

本書については以前書名だけご紹介したことがあった(→2008年1月13日記事)。はやぶさとの通信が再開し、数ヶ月に渡る調整によって危機を脱し、2010年6月帰還が決まったところまでが書かれている。実は著者は6月のウーメラ砂漠の様子までも描いていて、現実はほぼそのとおりになった。ビーコン受信は実際には4ヶ所で行われたのが3ヶ所と書かれているくらいの違いはあったが。
吉田氏には、ぜひ帰路の冒険を書き加えて『はやぶさと宇宙研の物語』を完成させていただきたいと思う。
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ペルセウス座流星群 落ち穂拾いもできず
2010-08-14 Sat 00:00
ペルセウス座流星群は翌晩もけっこう飛ぶはずだが、今夜も皆曇だ。落ち穂拾いすらできずに終了。2008、2009、2010年と3年連続見られずだった。ただ今、昼間の仕事がしんどいから、まぁいいや、ということにしておこう。
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2010年のペルセウス座流星群
2010-08-13 Fri 06:33
台風4号の影響は、昼間わずかに風が強くなり夕方に一時小雨がぱらぱらした程度で済んだ。20時頃はまだ皆曇ではあったが、数時間後には晴れ間になりそうなむらが雲の中にでき始めていた。眠りから覚めたときの絶好の流星夜を楽しみに早々と眠りにつく。
13日01時:皆曇、02時30分:皆曇、03時:皆曇、03時30分:皆曇。
気象庁の天気分布予報にまたやられてしまった。信じても仕方が無いと分かっていても、ちょっと期待した自分がアホだった。

西日本の方は見えただろうか。
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御礼 300000カウント突破!
2010-08-12 Thu 00:00
いつもブログ『霞ヶ浦天体観測隊』をご覧いただきありがとうございます。数時間前に300000カウント突破したみたいです。開設以来1288日目に当たります。これまで同様、星や天文、宇宙に関する小ネタを書いて行こうと思いますので、今後ともご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。

今夜の観測:空は明るいが、カシオペア座~はくちょう座~いて座へと天の川が雲のように流れている。透明度が良いようには感じられないのだが、双眼鏡で見るとかなり低空まで星が見えていて意外。変光星は、η Aql4.1等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.2等、Y Cyg7.3等、X Her6.8等、β Lyr3.6等、R Sct5.8等。22:15頃、北極星付近からカシオペア座へゆっくりした明るい流星が飛んだ。22:23頃にも、アンドロメダ座からカシオペア座へゆっくりした明るい流星が飛んだ。どちらも散在流星のようだ。さて、本番の明日(12日夜~13日未明)、天気はどうなるだろうか。
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台風4号襲来と重なるペルセウス座流星群極大
2010-08-11 Wed 00:00
今年のペルセウス座流星群の極大に関する情報をS.Uさんからいただいた(→コメント10-08-10)。それによると、日本時間の12日23~28時頃に条件のよい極大があるらしい。

 →佐藤勲氏 ONM No.1173

で、気になる台風4号の動きと位置予報なんだが、、、。

1008103.png

どうも、台風4号は流星群極大のころには東北北部を横断中のようだ。関東も南から流れ込む雲に覆われて観測条件は悪いだろう。しかし、中部以西では絶好の流星群日和になりそうで羨ましい。ともかく、12日の夜はしつこく起きていようと思っている。
[図は気象庁の台風情報より]

100811.jpg今夜(というか今朝)の観測:3時に起きてみたらほぼ快晴。いつもの変光星たちはもう西の林に掛かりそうになっている。急いで目測。AF Cyg6.9等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.6等、X Cyg6.2等、Y Cyg7.3等、β Lyr3.4等。頭の上にはペガススやアンドロメダが。南にはくじらもいる。7x50ではミラは見えない。東の空にはすばるやオリオンも上がって来ている。ペルセウスの足下に流れ星。群流星かも。薄明の始まった東天を撮影して終了。

 明けの空 虫を払いて 初すばる

まだまだ寝苦しい夜が続いているが、これが今年の初すばる。
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新刊 『天文マニア養成マニュアル』
2010-08-10 Tue 00:00
100728.jpg8月末にこんな本が出るそうだ。

『天文マニア養成マニュアル』 福江純(編) 恒星社厚生閣 2520円 2010年

最近私の周囲には若い天文ファンが現れ始めているので、彼ら彼女らに勧められる内容であることを期待したい。
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ひといき
2010-08-09 Mon 00:00
今夕は金星火星土星の最接近が見られるはずだったが、とうとう皆曇になってしまった。ま、3日から6日の連続4日天の川日和の後だから、一息も致し方ないか。3星集合は昨日見ておいたから良しとしよう。
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スター・ウィーク いまほし 最終夜
2010-08-08 Sun 00:00
昨年までは二晩だけだった「いまほし」。今年はスター・ウィーク期間の1週間を通して毎日開催された。日本の天気事情ではなかなか「いまほし」開催日が晴天に恵まれるとは限らなかったので、一週間を通して毎日開催してもらえたのはありがたかった。報告を集計したり丁寧なコメントを付けてくれる管理人さんたちの作業量はぐ~んと増えてしまったに違いないが、参加した人たちには達成感のある楽しい一週間だったことは掲示板に書き込まれたコメントからも読み取れる。

1008073.jpg今夜の観測:いまほし七日目、最終夜。夕方帰宅時の空には巻雲や巻層雲。天気は明らかに下り坂だ。まずは保険のつもりで夕暮れの空の金星火星土星の大集会を視野7°の双眼鏡で眺め、写真に収めた。
夜の部:案の定全天に雲がかかってしまい、肉眼2等まで。雲の隙間から辛うじて変光星を観測。η Aql4.2等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg5.9等、Y Cyg7.1等、X Her7.0等、β Lyr3.6等、R Sct6.0等。
ともかく、これで連続4日の天の川日和を含んだ霞ヶ浦天体観測隊の脅威のスター・ウィークは終了だ。ここで太平洋高気圧には一息入れてもらって、来週のペルセウス座流星群のときにもう一発好天をもたらして欲しいものだ。
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7月の晴天日数
2010-08-07 Sat 00:00
7月中旬今年は早めに梅雨が明け、「梅雨明け十日」の言葉通りの猛烈な暑さの日々になった。とくに、梅雨明けの15日は2年ぶりに「すばらしい星空!」と呼べる天の川日和になった。ただし、水蒸気が多いのか、3年前の「すばらしい星空!」には及ぶべくもないのだが。

 ________一昨々年_一昨年__昨年__今年_
 すばらしい星空!  0夜  0夜  0夜  1夜
 3等星が見える   2夜  2夜  6夜  3夜
 1等星は見える   7夜 10夜  4夜  7夜

以上は7月のまとめだが、これを書いている8月上旬は連日驚異的な好天が続いている。

3日、4日、5日と三夜連続天の川日和だったが、6日はこれで暑さの峠も越えたかと思わせるように昼から大量の曇に覆われて晴天も打ち止め。ところがだ、仕事の片付けを済ませて帰宅しようと表へ出ると、雲が消えて快晴になっているではないか!近年のパターンとは正反対。太平洋高気圧恐るべし。
帰宅した18時は日没前なので空はまだ明るい。それでも金星は見えるはずと双眼鏡を振ってみると、すぐに見つかった。さすがに、火星と土星は見つからない。

今夜の観測:いまほし六日目。若干透明度は落ちたが、それでも天の川のアーチは健在。低空までよく見えている。変光星は、η Aql4.1等、AF Cyg7.0等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg5.8等、Y Cyg7.1等、X Her7.1等、β Lyr3.7等、R Sct5.8等。変光星を見終わった後、椅子に寄りかかって双眼鏡でしばし天の川散策をする。4日連続の天の川日和はよいが、この後どうなるのかちょっと心配。
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はやぶさカプセル 11月以降全国で巡回展示
2010-08-06 Fri 00:00
1008056.jpgまたまたはやぶさネタ。今回、はやぶさカプセルの初めての展示はJAXAの相模原、筑波、丸の内の3施設でのみ行われているが、全国の施設から展示希望を募り、11月以降各地を巡回することになるようだ。

 →毎日.jp (毎日新聞2010年8月4日)

1008054.jpg今夜の観測:いまほし五日目。今日も仕事帰りに霞ヶ浦へ寄って、水星と金星+火星+土星を双眼鏡で眺めた。昼間の猛暑の残り火のように西空が燃えるような夕焼けに染まっていた。帰宅してもう一度金星を見上げると今度は肉眼でも火星と土星が見えた。[右写真のタイムスタンプは19:32:42の間違い]

1008055.jpgところで、今年のいまほしではここまでに新規参加された方の中に知り合いが3人いる。おお、知らぬ間に輪が広がっていく感じ。

夜の部は雲が出て来た。しかし、はくちょう座付近にははっきりと天の川が見えている。雲が少なくなったときには、ここ数日と同様に天の川がアーチになって見えていた。もう何年分も見せてもらったような三日連続の天の川日和。この先十年くらい見られない前兆だったりして。それは勘弁してよ。
変光星観測:η Aql4.0等、AF Cyg6.9等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.1等、Y Cyg7.3等、X Her7.0等、β Lyr3.6等、R Sct5.9等。

こんなに天の川が姿を見せてくれるのはご褒美なのだろうか。

 高気圧 猛暑と引換え 天の川
 猛暑耐え 夜風と仰ぐ 天の川
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【必見】8日の火金土集合
2010-08-05 Thu 00:36
100731.png鹿角平のやまのんさんも紹介されているが、明々後日、8月8日の日没後1時間頃(19時半頃)、火星土星金星が西の空で視直径7°の円内[註]に接近集合する。かなり珍しい現象なので見忘れないように。ただし、8日だけではなく前後数日は見られるのでご心配なく。
[註:7°というのはポピュラーな双眼鏡の視野の直径]

どれくらい珍しいかはS.Uさんが類似現象を調べてくれた以下のデータをご覧あれ。

1951~2050年の100年間で、だいたい7°以内に3星が集まるだいたいの日付(見落としあるかも)。ただし、太陽に近いときは除く。橙色は将来。

◎金火木 66.08.06、91.06.17、95.11.29、11.05.14、15.10.23、47.03.12
◎金火土 60.02.06、72.04.06、92.03.03、02.05.06、10.08.08、22.03.31
◎金木土 81.08.25
◎火木土 00.04.10、20.03.25
◎金火木土 40.09.04

時刻や方角も考慮した場合、11.5.14金火木と22.3.31金火土は、火星が合に近く明け方薄明中低空であまり見栄えしない可能性あり。15.10.23金火木は良さそうです。

非常におおざっぱに確率を見積もると、火星は2年に1度の合の前後で合計40日間ほど金星に接近しますが、その間に30度あまり移動し、木星、土星のそれぞれに接近する確率が1/10くらいあり、20年に一度くらいの3体接近が起こります(でも太陽に極端に近いと見られない)。
土星と木星は、20年に1度ほぼ1シーズンにわたって接近しますが、この間に金星と火星のそれぞれが近くにやってくる確率が1/2~1/3くらいあって、それぞれ50年に1度くらいの3体接近になるということになるようです。
[以上は、S.Uさんからのコメントを編集しました]

1007313.jpgというわけで、私が80歳までに見られるのは今回も入れて、金火木1回、金火土1回、火木土1回のみです。みなさんにとっては如何でしょうか。

今夜の観測:いまほし四日目。夕方仕事帰りに霞ヶ浦へ寄って来た。金星の右下低空に水星が双眼鏡で見えた。今夜の透明度も期待できそうだ。持ち帰り仕事が終わったのは23時も過ぎていた。変光星観測:η Aql4.0等、AF Cyg6.9等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.3等、W Cyg5.6等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.2等、X Her6.8等、β Lyr3.4等、R Sct5.9等。
漸く木星が隣家の上へ登って来た。今季初木星。南赤道縞が無くなっている姿を始めて見る。ペルセウス座からカシオペア座、はくちょう座、いて座へと流れる淡い天の川は、赤い月が上がるにつれてかき消されて行った。
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はやぶさカプセル 見学記
2010-08-04 Wed 00:00
JAXA筑波宇宙センターでのはやぶさカプセル展示を見て来た。

1008032.jpg実は3日に我楽多倶楽部のとこさんと会場で待ち合わせをする約束をしていたのだが、その前日つくばに買い物に行ったついでに、会場の混雑具合を事前に偵察しようと入ってみたところ、あらあら入ってすぐ左手の駐車場に容易に停めることができてしまい、ならば展示会場での待ち時間も偵察しておこうと広報・情報棟へ行ったところ、あらあら並ばずに中へ入れてしまった。廊下で少し渋滞してはいたが結局5分くらいで展示室へ到達できた。抜け駆けして申し訳ないが一足先に観覧できてしまった。新設展示館もついでに見学[右写真]。初日の入場者数は6000人だったらしい。

1008031.jpg3日は私の友人を伴って会場へ。とこさんもほぼ同時に到着していたため一緒に展示会場へ。昨日よりも若干混雑している感じ。展示会場の入り口から展示室到着まで15分弱。つくば会場では数時間待ちということはなさそうだが、暑い時期なので、タオル、飲み物、扇子、帽子などは用意した方が良いでしょう。

とこさんが仕入れて来たみどころを教えてもらった。(1)インスツルメントモジュールの上部に見える、切断されたアンビリカルケーブル。これは再突入時に焼かれてなくなっていると思いきや、残っていたというもの。カプセルの臍の緒って言われるもの。(2)四角い電子機器部の横の黒いのは加速度センサ。パラシュート開傘の為に設置されている。[註:以上は又聞き情報なので正確でないかも]
展示室内では立ち止まるなと言われるんだが、ポイントはしっかり見ないとね。

その他、前面および背面ヒートシールドは2日3日のみ展示の稀少品。これらには最先端技術が詰め込まれているらしく、あまり人目にさらしたくないのだろう。

JAXA筑波宇宙センターでの公開は、8月6日まで。→「はやぶさ」カプセル展示

今回は関東圏3カ所のみだが、他地域での今後の巡回展示にも期待したい。

1008033.jpg今夜の観測:いまほし三日目。夜になって星が出ているので、まずは変光星観測を終わらせ、それからゆっくり星見。η Aql3.7等、AF Cyg6.4等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.5等、X Cyg6.4等、Y Cyg6.9等、X Her6.6等、β Lyr3.4等、R Sct5.9等。
目が慣れてくると天の川がぼんやりと見えてきた。今夜はカシオペア座からはくちょう座を通っていて座へと天の川のアーチが架かっている。隣家の灯りが消えるとさらによく見えてきた。流星も沢山飛んでいて、かなり明るいものも多い。嫁さんを呼んで二人でわーとかきゃーとか言いながら頚が痛くなるまで見上げていた。ということで、2007年以降ではベスト3に入る天の川日和だった。
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はやぶさカプセル 公開前日の筑波会場
2010-08-03 Tue 00:00
100802.jpg7月30日、31日の相模原に続いて筑波宇宙センターでの展示が始まった8月2日、開場時刻には1000人の列ができていたと聞いた。初日総入場者数はどのくらいになったことだろうか。

展示室内ではカプセルなどの撮影は禁止だが、展示前のものなら良かったそうだ。とは言っても準備中の展示物は白い布に覆われたただの箱。この写真では新展示館のはやぶさ模型の脇に置かれているが、実際の展示は隣の広報・情報棟で行われている。
[写真は公開前日の8月1日にJAXAへイカロス君ストラップを買いに行かれたとこさんが撮影されたもの]

JAXA筑波宇宙センターでの公開は、8月6日まで。

今夜の観測:いまほし二日目。薄ぼんやりした空に、夏の大三角が見える。東の空に赤い月が登って来た。木星も登って来たがまだ隣家の陰。η Aql3.5等、P Cyg4.7等、β Lyr3.4等、R Sct5.9等。これだけ見た所で10分もしないうちに雲に覆われてしまった。
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イカロス君の百面相
2010-08-02 Mon 00:00
はやぶさの帰還がこれほど多くの人たちの関心を引きつけたのは、JAXAが日々提供して来た詳細な情報に依るところが大きかったと感じる。もちろん、「はやぶさ物語」的な読み物もあったが、それよりも何億キロもの彼方にいるはやぶさの情報が日々ネットへ公開されたことで、それを読んだ人それぞれが自分の「はやぶさ物語を」描き、その物語に自己を投影して楽しんでいたのではないだろうか。

さて、最近楽しませてもらっているのがイカロス君Twitter。日々変わるアイコンと文章がかわいい。
これまでに見つけたアイコンを一挙ご紹介。[以下のアイコンと文章はJAXAイカロス君Twitterより]

1007291.jpg相模原キャンパスの一般公開は僕のコーナーもあるから、みんな来てねーー
さっきね、しばらく地球とのお話やめてVLBIの実験したよー
僕の伝えたデータの中にカンマ線ばーすとのデータがはいっていたんだぁ 嬉しいなー

イカロス君の百面相の続きを読む
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