33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『アメリカン・グラフィティ』を見る
2010-04-12 Mon 00:09
3月末の寒い休日、冷たい雨が降っていたので家でグダグダ。

100329.jpg卒業シーズンだからか、TVでジョージ・ルーカス監督の『アメリカン・グラフィティ』をやっていた。大好きな映画なので、これまでに何度見たことか。ストーリーもシーンもほぼ覚えてしまっているが、古典落語のようなもので分かっているのに何度でも楽しめる。

後に『ジョーズ』や『未知との遭遇』で主役をやるカート役のリチャード・ドレイファス、後に映画監督として成功し『アポロ13』なども手がけたスティーブ役のロン・ハワード、このときはまだ端役のハリソン・フォード、中には、ジェームス・ディーンの再来と言われながらブレイクしなかったジョン役のポール・ル・マットなどもいるのだが、後に有名になる映画人が多数出演している。カートの妹でスティーブの恋人のちょっとボーダーっぽいローリー、「コニー・スティーブンスにそっくりだね」とテリーに声をかけられるかわいいデビー、これまたかわいい口の達者な小娘キャロル、どの一人をとってもキャラがくっきりしていて魅力的だ。そうそう、ウルフマン・ジャックも彼自身の役で出演していた。

時代はベトナム戦争が始まろうとする1960年代初め、西部の田舎町の高校を卒業した仲良し連中の一夜の物語だから、年代的には私の一回り上の世代になる。話題になった60年代ロックンロールの挿入歌41曲も私がリアルタイムに聞いた曲は少ないが、この映画を通じて私の頭の中では同時代の記憶かのように再構築されてしまっている。
この映画にはさすがに天文ネタは無いだろうと思っていたら、それがあったのでびっくり。

DVDでいうとChap.6。RUNAWAYが終わったところでウルフマン・ジャックのDJが入る。
 ピザ店:こちら、ピンキー・ピザ
 DJ:お宅にスパイ用の望遠鏡ある?
 ピザ店:スパイスの?
 DJ:いやいや、秘密諜報員の望遠鏡だ。月も惑星も衛星も宇宙人もバッチシ見えるやつ。
 ピザ店:番号違いです。

たいして面白くないジョークだが、こういうのがアメリカ人受けするんだろう。笑いの文化の違いってやつか。
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