2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
宴会があるとアルコール量が減る
2010-02-28 Sun 00:04
今夜は仕事上の組合の年次総会と食事会。最近は、宴会とか食事会があると、その夜は休肝日になる。宴会続きになればなるほどアルコール量が減るというこの不思議。会場を出て空を見上げると、厚い雲が月のところだけ少し明るんでいた。それにしても雨がよく降る2月、明日もまた雨らしい。
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ここから追い込み 「夜空のスケッチ」
2010-02-27 Sat 00:12
100226.jpg四日市市人権センターが募集している「夜空のスケッチ(または写真)」、みなさんの進捗状況は如何だろうか。既に投稿済みの方もいらっしゃるようで、私もそろそろ形にしなくてはならないと思っている(頭の中ではできてるんですが)。まだ十分間に合いますから、全国のみなさん、この週末はいっしょに一夜漬けしましょう。
 →「夜空のスケッチ(または写真)」募集要項
 →鈴木壽壽子 星のふるさとのこころ
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へなちょこスケッチもそれらしく見えてくる?
2010-02-26 Fri 00:01
100225.jpgこの冬私が描いた火星スケッチの何枚かを星天の会のホームページに載せていただけた。火星の専門家である会長の長谷川久也さんが解説をしてくださると、あ~ら不思議、私のへなちょこスケッチもなにやらそれらしく見えてくるではないか。
 →星天の会天体スケッチ火星2010年火星小接近 1
夕方から次第に風が強まり、夜になって春一番となった。雲の向こうに月だけぼんやり見えている。
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冬も終わりか ものすごい夜の湿気
2010-02-25 Thu 00:40
今夜の観測:今夜もデータベースのプログラム作業をしていて遅くなった。一段落したらもう日が変わる時刻になっていた。月が明るくなっている上に、ものすごい湿気で空が白い。冬の終わりを感じさせるように昼間はかなり温度が上がった。霞ヶ浦の水蒸気をたっぷり含んだ空気が夜になって冷やされたのだろう。結露がすごい。変光星は、ε Aur3.7等と昨夜のリベンジU Mon5.7等。これならば妥当な光度だろう。
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ここは月のどこでしょう?
2010-02-24 Wed 00:08
今日は寒さを感じる事の無い一日だったが、夜空には雲がかかり、辛うじて火星と月が見えている。

mars1002231.jpg今夜の観測:5日ぶりの火星は視直径12.6″ほどになり、ますます小さくなっている。シーイングは安定していたためアキダリアなどがくっきり見えていた。
100223.jpg月の欠け際も眺めてみた。さて、久しぶりのへなちょこスケッチクイズ。右の図のここは月のどこでしょう?
変光星は、U Mon6.2等、ε Aur3.7等のみ。U Monはちょっと暗く測定し過ぎのようだ。雲がかかっていたのが影響したのだろうか。
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緩む寒さ
2010-02-23 Tue 00:19
100222.jpgわずかながらも寒さは緩んだ感があるが、一日曇天。Smyさんは遅くなって晴れて来たと変光星観測を報告されていたが、我が家では雲の向こうに火星が辛うじて見えている程度。
今日は一日データベース用のソフトを修正・改良していたので、頭も目も疲れてしまった。曇りがちょうどいい。
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科学列車
2010-02-22 Mon 00:35
0811272.jpg『星戀』を読んでいると、野尻抱影の十月「山の端の星」の中に次の様な文章があった。

 ところで、私は或る年の秋、科學列車の天文講師として久しぶりで入峡した。

この随筆の主題は甲州の空の色に関してで、科学列車については何も書かれていないため想像するしか無いが、おそらく列車に乗り合い科学講話を聞きながら目的地へ向かい、現地でフィールドワークを体験するといったツアー企画だったのではないかと思われる。

ネット上にはこういう事をすでに調べていてくれる人がいるのがありがたい。「空高くハイキング 自然科学列車 -70年前のJTB ツアー」は、まさにこの科学列車のことだ。講師陣の豪華さ、9月下旬に八ヶ岳山ろく美しの森付近で自炊のテント生活2泊という強行軍、なかなか興味深い内容だ。
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かんむり座R(R CrB) 最近の光度曲線
2010-02-21 Sun 00:39
かんむり座R(R CrB)が減光して久しい。2007年7月に減光してからすでに2年半以上経過している。最近の光度を見ようと、いつものように富山市天文台サイトのかんむり座RのグラフAAVSOのLight Curve Generatorで作成した2000年から本日までのグラフを連結してみた。最近は14等台半ばで推移しているようだが、いまだに減光しているようにも見える。

100220.png

かんむり座R 死んじまったわけじゃあんめーな(08年10月26日)
かんむり座R(R CrB)の現状(09年3月21日)
かんむり座Rの変光のしくみ解説(09年4月15日)
かんむり座R(R CrB) 史上最も暗いらしい(09年7月22日)

このかんむり座R、数日天気が悪くて見られない間にあるとき急に6等まで復光していた、なんてことになるんだろうな。

今夜の観測:遅くなって気持ちが萎えるといけないので帰宅してすぐ変光星観測。ε Aur3.7等、ο Cet5.7等、R Lep7.3等、RX Lep5.7等、T Mon5.9等、U Mon6.1等、α Ori0.7等。
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晴れて安心、いきなりさぼり
2010-02-20 Sat 00:28
100219.jpg今日の昼間は久しぶりに陽の光を見た。夕空には盃のように上に開いた月齢5.5の月。1002192.jpgその後も晴れている。この先1週間程は天気が良いらしい。で、今夜は気が乗らないのでさぼります宣言。バチ当たるかな。
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十年ぶりのまとまった雪
2010-02-19 Fri 00:30
100218.jpg夜半過ぎてから降り出したらしい。朝起きると辺りは一面の雪。ユキヤナギはその名の通り枝の先まで雪の花を咲かせていた。[2月18日の朝]

1002183.jpg『天界』2月号が届いた。『四日市で「夜空のスケッチ募集」』の拙稿が載った。少し遅くなってしまったが、これを目にした方が参加してくださるとありがたい。

mars1002181.jpg今夜の観測:12日ぶりに晴れた。雪は消え、風も無いのに、空気は凍っている。12日ぶりの火星は視直径13″ほどになって小ささを感じさせた。それでも模様はまだまだ見える。ベスタはアルギエバの横をすでにすり抜けた後、土星は幽霊の様に青白い。
変光星は、ε Aur3.7等、RX Lep5.8等、T Mon6.2等、U Mon6.1等、α Ori0.7等。

 天仰ぐヘッドライトに息凍る
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OMもお手上げの今年の冬
2010-02-18 Thu 00:07
100217.jpg太陽の現れない寒い日が10日以上続いている。お日様さえ出れば屋根で受けた熱を床下へ送り込み床暖房に使うOMソーラーハウスの我が家も、日が出ない事にはお手上げだ。1002172.jpg一冬ほとんど暖房費なしで暮らせることがあるかと思えば、この冬は補助暖房費が過去最高になりそうな勢い。1002182.jpg

[左上:2月17日の朝、右:OMソーラーシステムの制御盤、下:2月18日の朝]
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星の見えない夜空
2010-02-17 Wed 00:35
星との繋がりが生活を豊かにしたり、苦境を乗り切る力を与えてくれたりなんてこともけっこうあるんですよ、と『星戀』「序に代えて」にある山口誓子が台風被災を乗り越えるエピソードを一例として紹介してみた。でも、最近は星が見えにくいから、星が好きだと気付いていない人もきっと多くいるはず。星を見えにくくしている主たる原因である「光害」の影響で、天文ファンですら見えなくなっているのだから、普通の人が星を見る機会は極端に少なくなってしまった。100216.jpg「光害」の光源のひとつである四日市コンビナートが今や観光夜景になっている現状を鈴木壽壽子さんはどんな気持ちで見下ろしているのだろうか。[写真は四日市観光協会四日市の魅力upMAP!より]

ちょっとした星との関わりが小さな幸福をもたらし、それは決して邪魔にならない経験だと思う。そんなことを年末の四日市で考えていたのだが、これを聞いてくれた記者さんが記事にしてくださったらしい。毎日新聞2月15日三重県版だそうだ。

なお、『星戀』については『天文古玩』星恋(1)(2)(3)にすてきな紹介文がある。
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札幌冬季オリンピックの想い出
2010-02-16 Tue 00:30
1002152.jpgバンクーバー冬季オリンピックが始まった。スポーツに興味があるわけではないし、とくに冬季オリンピックは経済格差の展示会みたいだし、ナショナリズムの押しつけも鬱陶しく、積極的に見ることはほとんどない。そんな中で、唯一見たい競技はアルペン種目だ。中学3年の春、札幌オリンピックで初めて目にした冬季競技、それも女子アルペンは天文少年の目にも鮮烈な光を投じた。

100215.jpg覚えているだろうか、スイスの弾丸娘マリテレーゼ・ナディヒ(Marie-Theres NADIG:→Wiki翻訳)。彗星の様に登場し、女子滑降、大回転と連覇。三冠の掛かった回転は失権したものの、ポチャリ体型、林檎のほっぺ、爽やか笑顔がとても印象的な17歳だった。ネットで検索したら健在でスイスのFlumserbergというスキー場でスキー店を経営しているらしい。

アルペン種目はウィンタースポーツの華のはずだが、日本選手の活躍があまり期待されていない種目のためニュースではほとんど取り上げられないのが残念だ。それでも動画はここで見られるのがありがたい。(→gorin.jp)

[追記]これを書いた後で、ナディヒの思い出を綴ったサブ刈さんのページを見つけた。
 →トリノ日記 滑降女子が華なのだ!
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雪のバレンタインデー
2010-02-15 Mon 02:31
100214.jpg昨日からの雪は夜の間に止んでくれたおかげで道路の積雪はほとんど無かったが、それでもいかにも凍結していそうな部分は緊張しながら通過。15分弱の通勤路だが、日曜の早朝という事もあり、前にも後ろにも1台の車もなかったおかげでマイペースの鈍足で走れたのが幸いだった。

1002142.jpg職場に着くと、ガールフレンドが早朝仕事の前に届けてくれたと思われるチョコレートがポストにぶら下がっていた。これの位置づけとしては、本命チョコと義理チョコの間の中チョコのはずだとうぬぼれとります。

今夜の観測:2月に一週間も星が見えないというのは最悪状態だ。夕方雲を透して明るい1等星が辛うじて見えたが、これでは見えたうちには入らないし、この先まだ数日は晴れないみたいだ。薄雲透してε Aur3.6等。
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『流星ボーイを踊ってみた』を見てみた(続き)
2010-02-14 Sun 00:43
天気が悪いので夜空の絵でも描けばよいのだが、道具を目の前にしていざ取りかかろうとするときっかけが難しい。ちょっと描いては休憩。
で、この前『流星ボーイを踊ってみた』を見てファンになった愛川こずえちゃんのダンスをついつい見てしまう。いかんいかん、試験前になると深夜放送聞いたり小説読みふけったりした高校時代と変わらんではないか。
それはともかく、親世代になるおじさんたちにもお勧めできる。オリジナル曲知らなくても、表現力が豊かなので見ていてとても楽しい。かわいく爽やかな踊り、エネルギッシュな踊り、色っぽくエロイ踊り、どれも魅力的。HGさんも言われる様にこの娘天才なのかもしれない。

『流星ボーイを踊ってみた』
『ルカルカ★ナイトフィーバーを踊ってみた』
『青春バスガイドを踊ってみた』
『SHOCK!を踊ってみた』
『気まぐれプリンセスとリゾナントブルーを踊ってみた』
『ジンギスカンを踊ってみた』

以下の動画サイトにはこの他にも多数の動画がうpされている。
→ YouTube 愛川こずえ@踊ってみた
→ ニコニコ動画 愛川こずえが踊ったりした動画
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筑波颪(おろし)
2010-02-13 Sat 00:08
100212.jpg1月11日の早朝、変光星観測を終えたとき、寒風吹く夜明け前の東の低空に月齢25過ぎの細い月が昇っていた。

 夜明け際寒風背にし細き月
 細き月筑波おろしで星三昧

月が細くなった上に筑波おろしの空っ風が吹けば、雲も吹き飛ばされ星見の好機。まぁ、この際シーイングの悪さは諦めよう。

一月前は筑波下ろしの空っ風だったのが、2月に入ってからは厚い雪雲に覆われてしまった。[写真は07.1.2の霞ヶ浦]
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「夜空のスケッチ」 いよいよ取りかかる
2010-02-12 Fri 00:11
100211.jpg気の利いた場面を描こうなんぞと下心がある間はかえって取りかかれない。
とにかく何枚か描いてみよう、、、。
そういえば以前、使う当ても無く買ったこんなものがあったことを思い出した。
そうか、曇、雨、雪の日々はこの為の時間だったのか。
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小惑星ベスタとAlgiebaの接近
2010-02-11 Thu 00:53
100210.jpg現在小惑星ベスタがしし座γ星(Algieba)へ向かっている。そして、2月15日から16日にかけてAlgiebaと40 Leoの間を通り抜ける。そういうわけで小惑星ベスタを見つけるには絶好のチャンス。でも、関東はしばらく天気悪そうだ。
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好きなだけでは巧く解説できるとは限らない
2010-02-10 Wed 00:31
100209.jpg『月刊天文ガイド』3月号から新連載「星空解説のノウハウ 星空の話し方」が始まった。執筆は東京モバイルプラネタリウムの木村直人氏。おお、同い年だよ。

観望会ではあれもこれもお話ししたくて、次から次に話題を出してしまいがちだが、特に初めての人にはポイントを絞ってあげないと、結局何も印象に残らなかったなんてことになりかねない。自重自重。
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火星発つ
2010-02-09 Tue 00:06
『星空寄り道散歩道』のほくとさんと「曇る気がしないね」なんて強気で話をしていたら途端に曇ってしまった。

100205.jpg2月5日早朝、氷点下4℃の朝、観測台は霜でバリバリだというのに、隣の放牧場の牛は霜の降りた枯れ野原で悠然と寝ている。天空へ目を転じると、火星はししに追われて西の林に逃げ込んだ。2年2ヶ月後の次の接近までの旅立ちのときだ。

 霜を枕横たう牛に発つ火星
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3周年
2010-02-08 Mon 06:00
1002063.jpg今年の冬は火星に夢中になっていて、霞ヶ浦天体観測隊創立記念日をとんと忘れとりました。拙ブログも2月1日で3周年を迎えました。お越しいただいている読者のみなさま、ありがとうございます。毎年同じ事を書いていますが、遠く離れていてもネットを通じていつも隣で望遠鏡をのぞいている様におつき合いいただけることに感謝しております。これからもよろしくお願いいたします。

今夜の観測:買い物から戻ってすぐ変光星、ε Aur3.6等、ο Cet5.1等、R Lep7.2等、RX Lep5.6等。ここで、オリオンからいっかくじゅうにかけて太い雲の帯が掛かってしまい観測終わり。

毎夜毎夜天気がいいので欲が出るかと言うと、寒いのでまぁいいかという心の声が勝ってしまう。そして、この季節が去って十日にいっぺんくらいの観望ペースになると、何を見ればよいのか予習不足になってまぁいいかということになってしまう。結局一年を通じてあまり深まる事無く時間が流れて行く。
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火星とプレセペのランデブー
2010-02-07 Sun 07:12
1002062.jpg今夜の観測:今日も帰宅してすぐ変光星、ε Aur3.6等、ο Cet5.1等、R Lep7.2等、RX Lep5.6等、T Mon6.5等、U Mon6.2等、α Ori0.6等。

100206.jpg火星は明朝と言いたいが起きる自信が無くなって来たので、早めに火星とプレセペのランデブーを見ることにした。あとベスタも撮影。

mars1002061.jpg火星像は揺らめき模様らしい物が見えない。西の縁が若干白っぽく感じられた。
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『流星ボーイを踊ってみた』を見てみた
2010-02-06 Sat 00:11
何を検索していたのか忘れたが、『流星ボーイ』というのが引っかかった。Berryz工房が歌っているアニメ『イナズマイレブン』のエンディングテーマのひとつらしい。久しぶりに「星の音楽」カテゴリー用のネタにしようかと思ったが、音楽は聴かないし、アイドル系も興味ないし、アニメも見ないので何にも分からない。さらに、検索リストを見ながらYouTube『流星ボーイを踊ってみた』という動画を見てみた。素人の女の子が『流星ボーイ』の音楽に合わせてぴょんぴょん跳ねて踊る楽しい動画だ。踊っているのは愛川こずえちゃんという高校生らしいが、身のこなしがピシパシなんとも小気味良い。
ところで、曲の中の「流星ボーイ」のところの振り、「流星」の部分は流星だけど「ボーイ」のところは尾っぽのある「彗星」みたいだな。

今夜の観測:帰宅してすぐ変光星、ε Aur3.6等、ο Cet5.1等、R Lep7.1等、RX Lep5.8等、T Mon6.5等、U Mon6.4等、α Ori0.6等。火星は明朝だ。見られたら追記しよう。[追記]起きられなかった。
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火星スケッチ 2010年02月
2010-02-05 Fri 08:19
mars1002051.jpg2010年02月05日 04時25分。視直径14″。シーイングまずまず。火星像もまぁまぁ安定している。大シルチスが中央にど~んと見える。途中、電池切れのためTG-HDモーターが追尾しなくなり、火星は西を目指して視野を足早に駆け抜けようとする。まさに去ろうとする火星の心情か。気温-4℃。
火星スケッチ 2010年02月の続きを読む
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北尾浩一さんのこと
2010-02-05 Fri 00:10
100125.jpgここ最近、気になっている人がいる。昨年末の記事で短く触れた天文民俗学の北尾浩一さん。多数の著書の他、東亜天文学会『天界』2010年1月号までに「天文民俗学試論」を141回連載されている。これほどの膨大なデータを採集する為にはどれだけ精力的なフィールドワークをされて来たのだろうか、想像の域を超えている。

東亜天文学会民俗課ホームページ「天文民俗学試論(1)」の「はじめに」から冒頭の一部を抜粋する。これはホームページだけでなく著書すべてに貫かれている北尾民俗学の視点と言える。

「星と暮らした人びとの言葉の力はものすごい。そこには、自然認識の力、生きる力、的確な判断力…と、私たちが失ってしまったすばらしいものがいっぱいある。だからこそ、星の伝承を、今では役に立たないもの、非科学的なものとして捉えるのではなく、あるいは、ふるさと的なもの、ロマンを感じさせてくれるものとして捉える段階にとどまるのではなく、21世紀、人間の生き方を考えるときに大きな示唆となるものとして捉えていきたい。」

今夜の観測:あとで曇られると癪だから、帰宅してすぐ変光星だけ見ておく。ε Aur3.6等、ο Cet5.1等、R Lep7.2等、RX Lep5.4等、T Mon6.4等、U Mon6.2等、α Ori0.6等。火星は懲りずに寝過ごし覚悟の早朝観望だな。

mars1002051.jpg[追記]4時起き成功。気温-4℃。まずは、観測台の上の霜掻きから。シーイングまずまず。火星像はまぁまぁ安定している。大シルチスが中央にど~んと見える。そのうちに電池切れのためTG-HDモーターが追尾しなくなり、火星は西を目指して視野を足早に駆け抜けようとする。その後、土星をちらっと見たが、像が安定していて北赤道縞がすっきり見えていた。帰りがけに夏の変光星をいくつか。AF Cyg7.3等、P Cyg4.9等、χ Cyg6.8等、β Lyr3.7等。
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今夜も雪?
2010-02-04 Thu 00:29
今夜も雪マークが出ているが、その後晴れるらしいので、早寝早起きにする。

100204.jpg[追記]3時半は寝過ごした。5時に起きたら火星は西の林に近くなり、ピカピカ瞬いていた。条件悪そうなので観望はパス。朝起きたらうっすらと雪が残っていた。
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初積雪
2010-02-03 Wed 00:00
珍しく前夜の雪が残った今朝の牛放牧場。西の枯れ林に月が沈んでいく。

100202.jpg
 朝霜にさそりのかまの立ち上がり

1002052.jpg1月25日の早朝、オリオンも西へ沈んだころ観望を終えようとしたとき、南東の林の上に怪獣が蠢(うごめ)く様にさそりの頭が現れていた。まさにウルトラQの光景、思わず仰け反った。火星観測を終えたときのこと。

今夜の観測:夜半前に変光星を見ておく。ε Aur3.6等、ο Cet5.1等、R Lep7.0等、RX Lep5.5等、T Mon6.4等、U Mon6.5等、W Ori6.4等、α Ori0.6等。火星は今見ても面白い模様が見られそうにないので、ここは早寝する。見られたら後で追記しよう。
[追記]3時半には皆曇だったけど朝起きたら晴れていた。
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1月の晴天日数
2010-02-02 Tue 00:44
100201.jpg2月に入ったとたん天気が崩れてしまい、今夜と明日は星は望めそうにない。それどころか、滅多に雪など降らない霞ヶ浦湖畔の我が家にも霙が舞い降りている。その上、この先しばらく快晴は期待できないみたいだ。それは1月の天気が良すぎた反動か。観望可能夜数23日は過去最高。

_________一昨年___昨年___今年
 すごい星空!   0夜   0夜   0夜
 4等星が見える 15夜  18夜  23夜
 1等星は見える  6夜   1夜   4夜
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2月の星空予習
2010-02-01 Mon 00:45
あまり華やかな天文イベントの無さそうな2月は、最接近と衝を過ぎ復路へ移った火星を見送るひと月になりそうだ。

★ 4日 立春。
★ 7日前後 火星とプレセペ星団の接近(次回は4月15日前後)
★10日 青空の中で、2.9等星のいて座λの食(月齢25.7)。
     東京で、潜入07時54分→出現09時29分。
★17日 小惑星ベスタしし座γから0.2°のところを通過(20日に衝、6.2等)
★28日 3.8等星のしし座οの食(月齢13.6)。
     東京で、潜入01時18分→出現02時04分。
[参考]『藤井旭の天文年鑑2010年度版』他

mars1001311.jpg今夜の観測:予想よりも早く晴れて来たので、早寝早起きから早見普通寝に予定を変更。ただ、月が明るすぎて変光星のいくつかは見えなかった。ε Aur3.6等、RX Lep5.3等、T Mon6.3等、U Mon6.3等、W Ori6.1等。
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