
本書は夏に買っていたのだが、ついでに原作コミック『宙のまにまに』も読みたくて、他の図書館から貸し出してもらえるか地元図書室に頼んでおいた。県内に1箇所所蔵している館があったが禁帯出だった。そういうわけでコミックもアニメも見たことは無いが、本書は独立した構成になっているから原作の予備知識はいらない。もちろん、知っていれば少し多めに楽しめるだろうが。
宙のまにまに『天体観察「超」入門』 柏原麻実
講談社 アフタヌーン新書012 2009年
「超」入門ということで、ごく初歩の星空解説に加えて、虫除けや防寒対策、赤色ライト、暗順応、施設見学などなど星を見る以前の準備や予備知識についてもけっこう書かれているのが本書の特徴。『宙のまにまに』の原作、アニメ、そして本書などをきっかけにひとりでも星空を見上げる若い人が増えてくれたら嬉しい。
今夜の観測:ε Aur3.7等、ο Cet4.0等、RX Lep5.8等、T Mon6.5等、U Mon7.4等、W Ori6.1等、α Ori0.7等。晴れてくれるのはありがたいがこう毎夜毎夜晴れると寝不足になる。今夜はやめようかとも思ったが、快晴の夜空を見上げてそんな勿体無いことをしてはいけないと思い直し、変光星の観測をした。火星はお休み。昨夜までほどの透明度は無い。