2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
観測所の遮光対策 第3次観測所整備計画
2009-09-20 Sun 00:30
090914.jpg手軽さや安全面から言って自宅の庭で星見をするのが一番だと思っている。もちろん星見に適したところに自宅があるとは限らないし、むしろ住宅地に暮らすのが一般的なのだから、少々の光害は諦めねばならないとも思う。少なくとも私のライフスタイル・星見スタイルでは、自宅での星見には光害を補ってあまりある利点がある(1番は晩酌できることか)。でもね、やっぱり光害対策はなんとかしなくては。

では、観測時に困らされる光源にはどんなものがあるかというと、我が家の場合、
(1)周辺大都市の光 千葉、東京、埼玉など首都圏、つくば、土浦
(2)街灯 国道などの街灯、地元工場、地元球場のナイター光
(3)近隣の光

この内、(1)周辺大都市の光は南から北西にかけて酷く、これはどうしようもない。(2)街灯はとても困る。光量が大きく、直接光が目に飛び込む高さのため、暗順応が乱される。ナイター光は時間限定だからまぁ許そう。そしてかなり影響が大きいのが(3)。ugemさんastro_calendarさんも書かれているところを見ると、みなさん頭を痛めているようだ。私のところでも観測中にちょうど目の高さの1階の風呂場が明るくなる。その明かりが消えてしばらくすると今度は2階から照らされる。早く眠ってくれ~!と思えども、先方に落ち度があるわけでもなく、こちらの都合だけのことで、どう考えても「なんとかしてください」と頼める筋合いの物ではない。如何ともし難く悶々として撤収することになる。透明度の良い夜なんか本当に悲しい。

この夏ヨメさんがヘブンリーブルー(西洋朝顔)を写真の様に植えたため、光源の一部が遮られてはなはだ具合が良い。我が家の庭にドームや小屋を立てるスペースは無いが観測場所の周辺を常緑のテイカカズラなどで囲えばある程度の遮光対策ができるのではないかと期待を持った。この秋の第3次観測所整備計画はこれで行こうと思う。
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