2009-08-31 Mon 00:15
![]() 森口奈緒美 花風社 2004年 1890円 自閉症に関する認識が今より遥かに遅れていた森口さんの小中高校時代、とても知的に高いが故に障害によって引き起こされる行動とは周囲に理解されず、性格の問題として処理され、異端に対する周囲からの激しいいじめに晒され続ける。変な転校生だという自覚から「変校生」と自分を呼んでいたある日、本当に「変光星」という星があることを知った彼女はしばらく変光星観測をしていたという。壮絶な子ども時代の回想の中に知的なセンスが光る不思議なユーモアが見え隠れする。 自閉症の人が周囲をどのように認識してどのように行動するのか、森口さんのこの著書が出版されたおかげで医療や社会での知識や認識が進歩したという画期となった書(初版は飛鳥新社から1996年発行)。 森口さんは著作その他の活動を通じて自閉症についての啓蒙のトップランナー的存在だが、「自分は救われない」感を持ち続けているのがなんとも救われない話だと感じた。 →自閉症納言のホームページ(森口奈緒美さんのページ) |
2009-08-30 Sun 00:45
私がこれまで観測した変光星の光度記録は全て同好会「星天の会」ホームページの中でご紹介いただいている。>観測報告>変光星
その中から観測数もそれなりにあり曲線もそれなりにつながっているいくつかをご紹介したい。想像以上にきれいな曲線だったりして自分でも驚くものもある。反対にぜんぜん曲線にならないものもあるが、それには(1)観測数が少な過ぎる(2)周期が短すぎるなどの理由がある。変光星を見始めてまだ2年の駆け出しの観測データとしてご参考になればと思って公開してみた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2009-08-28 Fri 00:08
今夜の観測:雲は多いが見る所見る所雲がすいすい消えてくれる。いつもの逆パターン。いつもこうであってよね。AF Cyg7.3等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg7.1等、X Cyg6.1等、Y Cyg6.8等、X Her6.4等、βLyr3.6等、R Sct5.0等、ηAql3.7等。今夜は早寝。
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2009-08-27 Thu 00:14
『天文古玩』の玉青さんが書いていたが(→ガリレオ vs. マリウス)、ガリレオが望遠鏡を世間に披露した1609年の8月25日に因んで、Googleはロゴをガリレオ望遠鏡のデザインにしているらしい。これを書いているのは26日の12時だがいまだにガリレオ望遠鏡のロゴが表示されている。Google本社のあるカリフォルニア時間(アメリカ西部時間)の25日いっぱい(日本時間で26日17時)までこのままなのだろうか。・・・その後、26日の18時に見たらもうロゴはいつものに戻っていた。
![]() 見られなかった方のために:上の絵をクリックすると少し拡大されます↑ ![]() |
2009-08-25 Tue 00:15
![]() 「ボールの火星」の写真と未発表のオリジナルイラストについては、ネット版『鈴木壽壽子さんのこと』でご覧いただくことができる。 |
2009-08-24 Mon 00:26
![]() 今夜の観測:AF Cyg7.2等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg6.8等、X Cyg6.6等、Y Cyg6.6等、X Her6.3等、βLyr3.4等、R Sct4.8等、ηAql3.8等。 kawashimaさんのブログを読んでいたら、ガリレオ衛星4つ全部が木星と重なる現象は1世紀に数回しか無くて、それが9月3日に起こると書いてある。でも残念ながら日本では昼間のため見られないとのこと。その代わり、今夜の23時頃4つでなくて3つが重なると書いてあったのでそれを見てみた。木星の東側離れたところに衛星がひとつだけぽつんと見える。これはカリストのようだ。 |
2009-08-23 Sun 00:48
![]() →『晏次郎のぐうたら日記』今週末は(^^) |
2009-08-22 Sat 00:23
今日は昼間っから曇、星も見えないしもう寝ようかと思ったときにお近くのSmyさんの報告が入ってきた。晴れてるってか!?と表を見ると木星が見えている。急いで庭へ出て雲の隙間から少しだけ変光星を見たが、すぐに本当の皆曇になった。
機材物置の中を少し片付けて新たな機材を入れるスペースを得られるものか考えた。んんん~。 今夜の観測:P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg6.8等、X Cyg6.8等、βLyr3.7等。 |
2009-08-21 Fri 00:56
今夜も薄曇りのため肉眼では1等が限度。双眼鏡で木星や明るい星を見ると星の周囲が雲でにじんでいる。
今夜の観測:明るい変光星、P Cyg4.7等、βLyr3.4等、R Sct5.2等、ηAql4.2等、これしか見えない。ηAqlは極小へ向かっているようだ。反対にR Sctは極大が近そう。 ところで、8月25日の夕刻の月は立ち三日月なそうな。でも、これってどこから仕入れたネタだったか出典を忘れた。 [追記]『天文年鑑』を見たら25日は月齢5で三日月じゃない。立ち三日月情報の信憑性も疑わしくなった。シミュレータで見たらまぁまぁ立ってはいますが。 |
2009-08-19 Wed 00:00
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2009-08-17 Mon 10:39
旬は過ぎたようだが、木星の衝突痕の見やすい時刻予報(+記録)。
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2009-08-17 Mon 00:15
![]() [註]鹿行(ろっこう)地域:茨城県南東部で太平洋沿岸と霞ヶ浦との間の地域。鹿島行方(かしまなめがた)地域の略。 今夜の空:日が暮れてしばらくは星が見えていたようだが請求書作りが一段落して表へ出たら皆曇になっていた。 |
2009-08-16 Sun 00:28
![]() 今夜の観測:天気が良いと思って油断していたら、ほとんど全天雲に覆われていた。雲の流れが速いので、雲間に現れた星もすぐに次の雲に隠されてしまう。雲間を探してあっち行ったりこっち行ったりの大忙しの星見だった。AF Cyg7.2等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.4等、W Cyg6.8等、X Cyg6.1等、Y Cyg6.8等、X Her6.4等、βLyr4.2等、R Sct5.1等、ηAql4.0等。 11日と14日に写したいて座第3新星の写真から光度を推定すると、11日21時13分12秒に9.4等、14日21時14分01秒に9.8等ってところか。 |
2009-08-11 Tue 00:14
![]() Like a memory it falls Soft and warm continuing Tapping on my roof and walls ![]() [歌詞はPaul SimonのKathy's Song(1965)から] 今夜の観測:変光星βLyr3.6等。 [追記]なゆた望遠鏡のある西はりま天文台公園は佐用町にあるそうで、今回の大雨でアクセス道路に被害が出たため公開およびイベント開催を暫く中止したようだ。天文台施設への被害は大丈夫だろうか。 →兵庫県立西はりま天文台公園 |
2009-08-10 Mon 00:41
![]() →これまでの歴代星子 また、当ブログ左上プロフィール写真の左端に写っているのは初代星子 今夜の空:直江兼続を見ていたらけっこう大きな地震が来た。気象庁は当地の震度を3と発表だがいつも同様当てにならない。体感は震度4。1等星が見えていたがその後何も見えなくなった。 |
2009-08-09 Sun 00:07
![]() →KEKの一般公開のページ |
2009-08-08 Sat 00:10
![]() 今夜の木星:霞ヶ浦地域のいまほし第2夜は雷雨で始まったが、23時頃寝ようと思って念のために外を見たら雨も上がり雲の隙間から月と木星が見えていた。予報では衝突痕は25時47分に正面に来る。1時間半ほど眠り25時に起きると月と木星が広い雲の切れ間の中で光っている。急ぎTS-65Pを準備して木星に取りかかるが、その頃になるとまた雲が全天を覆い始め、わずかの隙間からときどき月と木星が顔を出す状況となってしまっていた。それでも25時17分と24分の2回、数秒間雲にかからない状態で木星を見られた。138倍と178倍の両方で「あれかな」程度の濃さの違いを感じた(自信は50%、前回よりは若干自信あり)。その後も45分ほど見続けたが、雲の隙間は無くなり常に雲が掛かった状態から脱する事はなく、したがってコントラストも上がらず、2度と良好な像を得る事はできなかった。欲求不満が残る。証拠写真も写せず悔しい。木星の東側すぐのところに衛星が見えていた(後で調べたらエウロパだった)。1時間ほど見ている間に少し木星から離れたように感じた。 |
2009-08-07 Fri 00:38
![]() ![]() [図はSpaceweather.comより] |
2009-08-06 Thu 00:17
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2009-08-04 Tue 00:35
![]() 『ハーシェル天体ウォッチング』 ジェームズ・マラニー著 角田玉青訳 地人書館 2800円 2009年 内容については地人書館の該当ページや玉青さんによる紹介記事をご覧頂くとして、本書は大野氏の本とは異なり「スケッチ集ではない」ということをまず最初に強調しておきたい。 第1部はハーシェルの生涯、望遠鏡、カタログ、観測テクニックについて興味深いエピソードが語られている。第2部が主要部分で、ハーシェルのカタログ2508個の中から「暗い」と「非常に暗い」に分類された1893個を除く615個について、位置、ハーシェルのコメント、著者による解説で構成されている。「暗い」と「非常に暗い」クラスのものはそのうちの少しだけ紹介されている。 ハーシェル天体はメシエ天体よりも暗いものが多いので、ハーシェル時代よりも条件の悪い現代の夜空では「明るい」に分類される288個を見るのも苦労するのではないだろうか。私のような小口径ユーザーには第1部の他、「ハーシェルが見落とした見どころ」とか「「消えた」ハーシェル天体」、まえがき、むすび、訳者あとがきの辺りがより楽しめた。勿論ある程度大きな望遠鏡をお持ちならば全体を楽しめると思う。 かつて星の内部にあった何かが光子となって膨大な時間と空間を越えた旅を続けた末に自分の網膜に到達して何千何万何億年の長旅を終える、著者がむすびで書いている「光子による結びつき」、これこそが手持ちの機材の大小に関わらず、全ての眼視観測者の喜びにつながっているのだと思える。 →09年08月02日の記事 |
2009-08-03 Mon 00:13
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() で、柏プラネタリウム研究会の伊藤氏が夏の星空解説をしてくれた。これはプラネタリウムで生解説をされている方のすばらしいパフォーマンスだった。けっして派手なトークではないが、クイズや星座物語や天体物理の初歩を巧みに組み合わせた構成は、ちびっ子達も大人達も楽しめる良い解説だった。 →2007年の『星の写真展』 |
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