2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
黄砂の影響
2009-06-08 Mon 00:42
ちょっと季節外れだが、黄砂について。

0906063.jpg 空の透明度を著しく悪化させるため天文ファンにとっては春の風物誌などと言っていられない厄介者の黄砂。この前NHKのサイエンスゼロで黄砂についてやっていた。
 黄砂粒子には真菌や細菌なども付着して汚染化学物質のエアロゾルなども絡めて飛来して来るので、同時期に飛散している花粉と相乗作用を起こして花粉症を悪化させているかもしれないとのこと。また、黄砂粒子やエアロゾルは雲を作る核になりやすく常に上空に雲がある状態を作っているらしい。最近は黄砂の季節でもないのにからりと濃紺に晴れ渡る空が無くなったのはこのエアロゾルが原因なのかも。
 意外だったのは、黄砂によって雲が出来やすくなりその雲が太陽光を反射し地球を冷やす効果の方が保温効果よりも若干大きいと言っていた。測定方法や解析方法で収支はどちらにも傾きそうだが。そういう微々たる効果よりも黄砂やエアロゾルの影響の無いすっきりした空の下に住みたいものだ。
[写真は環境省>地球環境・国際環境協力>黄砂のページより]
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