2009-06-30 Tue 02:05
![]() |
2009-06-29 Mon 00:11
![]() 最初に見たのは木星。低空でシーイングは良くなかったが、178倍の木星はかなりの迫力。縞模様もよく見える。目が慣れてくればかなり細かい部分も見分けられそうだ。これならば木星や土星などの明るい惑星や重星を楽しめるだろう。Hi-LE2.8mmとカメラアダプターTCA-4で拡大撮影した木星はこんな感じ(→木星)。 実は来春の火星がどのくらいに見えるか(あるいは見えないか)今から楽しみにしている。この先暫くの火星接近は小接近なので数年間は目を鍛える期間。そうすれば2018年の大接近を鈴木壽壽子さんの想い出とともに最大限に楽しめるだろうというのが9年がかりの壮大な計画。 |
2009-06-28 Sun 00:34
![]() ●超高エネルギー宇宙線の起源 現在の加速器技術では到底作り出せないような超高エネルギー宇宙線の加速機構は現代物理学あるいは天文学に於ける謎の一つだが、超新星爆発によるショックウェーブによって加速されることが観測から裏付けられたという記事が出ていた。 →Milky Way's Particle Accelerators: Cosmic Rays Accelerated In Remnants Of Exploding Stars ●太陽活動低調で宇宙線増加 太陽黒点観測をされている☆はごろも~*さんからときどき頂くコメントからも分かるようにここ数年太陽黒点のきわめて少ない状況が継続している。黒点が少ないのは太陽活動が低調になっていることの現れで、黒点が少ないすなわち太陽活動が低調→太陽磁場が弱まっている→太陽系へ降り注ぐ宇宙線量が増える→地球周辺へ降り注ぐ宇宙線量も増える→ISS長期搭乗員に影響が出る?、というまさに風が吹くと桶屋が儲かるような話になる。 →宇宙放射線が増加、太陽の活動低調で磁場弱まる 参考リンク:東京大学宇宙線研究所 [写真は財団法人環境科学技術研究所ホームページより] |
2009-06-26 Fri 00:49
![]() 様々な日食グラスが様々なサイトで販売されているようだが、後日「日食網膜症」を発症させるような劣悪品質の商品が出回っていない事を願いたい。 →世界天文年2009 日食観察ガイド 危険回避のために 今夜の観測:6月11日以来2週間ぶりに肉眼で星が見えた。とは言っても雲がかかって双眼鏡を使っても6等台のR Sctすら見えないが。ともかく変光星:βLyr3.9等、P Cyg4.7等、XHer6.5等。これだけ。 |
2009-06-25 Thu 00:28
今日のマピオン天気予報とYahoo!天気予報は対照的だ。マピオンは今夜から明日一杯晴れ、一方のYahoo!は正反対で明日一杯曇り。どちらが正解だったかって?今夜の天気についてはご推察通り、、、。
![]() ![]() デジイチですばらしい写真を撮影されているみなさまはミラーアップ時の振動をどのように克服されているのだろうか。 近年、ライブビュー機能の備わったデジイチが出てきたが、kawashimaさんも書かれているようにそもそもミラーやプリズムって必要なのだろうか。デジタル一眼に於けるミラーの効用についてどなたか教えて下さい。 |
2009-06-24 Wed 00:49
『meinekoの日記』にブラウザSafari4のアンインストールについてコメントをさせてもらったら、早速記事で取り上げて下さった(→2009-06-23)。Safari4をアンインストールして前ヴァージョンのSafari3へ戻したくなった私の不満というのは以下のようなヒューマンインターフェースに関する仕様についてであって、幸いソフトウェア上の不具合は出ていない(Appleの名誉のためにこれは書いておく)。
![]() (1)ページ読み込み中にURL入力欄がインディケータバーとして左から右へと青くなって行くのがとても心地良かったのが無くなってしまった。 (2)表示しきれないタブ項目は右端タブのプルダウンメニューで選択可能なのだが、左側のタブに現れている項目までプルダウンメニューに入れてしまったためにアクセスが遠くなり不便になった。タブに現れている項目はタブを叩けばいいのだからプルダウンメニューに入れる意味はないのだ。 (3)ページ再読み込みボタンだけがなぜだか右へ行ってしまった。その上このボタンだけ位置をカスタマイズできない。他のボタンが左に固まっているだけに使い難くなった。 (4)今回のSafari4の目玉であるTopSitesは使う気になれないし、表示が遅くて使えない。 (5)タブ消去ボタンはタブ上にカーソルが来たときに現れるものだから、タブをアクティブにしようとしてうっかり消してしまう事が起こるようになった。 今回のSafari4には上記のような使い勝手が悪くなった箇所はあるが、この点は使いやすくなったと感じられる部分が無い。ジョブスが病欠している間にリリースするはめになり、彼の最終チェックを受けなかった事が関係しているのだろうか。それとも真っ黒ソフトのスパイが作ったのだろうか。ともかくApple的センスと違う感じがする。こんなことではジョブス以降のAppleにかなりの不安を感じてしまう。 ソフトウェアの不具合はデバッグが進めば解決するが、仕様の変更は少なくとも次のSafari5まで待たなくてはならない上に改善される補償も無い。それならば一世代前のSafari3へ戻したいがそれも現時点では叶わない。Apple Discussionsをチェックしていればそのうち解決策が提案されるだろうと期待しておこう。 |
2009-06-23 Tue 00:59
一昨日の夜から降り続いた雨が上がり始めた。
![]() |
2009-06-22 Mon 00:04
![]() スピカ(αVir)までの距離は何光年と記載されてきたか『天文年鑑』バックナンバーを見返したら、1998年版では350光年、1999年版では270光年と、ここで大きく変わっていた。『ふたつのスピカ』原作の漫画は2001年10月連載開始だから、著者が執筆のための調査をしていた時期がたまたまデータ書き変わりの季節に重なっていたということなのだろう。 1998年版と1999年版との間で値が変ったのはこのころ新データが公表されたためだと思われる。その辺りの経緯をさっそくmeinekoさんが調べてくれている(→『meinekoの日記』2009-06-21)。 [追記]手許にある1969年版以降の『天文年鑑』の恒星表を確認してみた。 1969年版 主な恒星3.01~3.99等(0~3等は67、68年版に掲載)距離の掲載無し 1970~1986年版 主な恒星 掲載無し 1987~1988年版 140光年 1989~1998年版 350光年 1999~2009年版 270光年 1999年版には「今年から固有運動、三角視差にはヒッパルコス衛星によって得られたデータを採用した。距離は三角視差、分光視差などを加重平均して独自に再計算した。(西村史郎)」とある。 |
2009-06-21 Sun 00:24
![]() [図はWikipediaスペースデブリより] そして、「かぐや月面制御落下」といえば、こんな画像も公開されていた。 月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)によるラストショット画像の撮影について 「かぐや」地形カメラによる制御落下軌道の3D動画 [HD](YouTube) |
2009-06-20 Sat 00:15
![]() 中井さんの掲示板に斎藤究哉さんから、ヒロインが言う「スピカまでの距離は350光年!」は違うんじゃないかというコメントがあった。その指摘を読んで私も他の資料で確認してみた。あららら、270光年(『天文年鑑2009』)くらいだ。原作、アニメ、ドラマと作られてきた作品らしいが、斎藤さんも書かれているようにどうしてこんなことになったのか。今は、昨夜頭の中に刷り込まれた「スピカまで350光年」を必死に消去しようと思っている(こういう刷込みってしつこく残りそうだ)。 ドラマの中でスピカは連星だと言ってた。『double stars for small telescopes』by Sissy HaasのαVirの欄にはABおよびACと記述されている。最初にこれを見たときには3重星かと思ったが、ABは1999年の観測で151.4″、ACは1879年の観測で359.8″ということらしいので、連星の離隔の観測値を並べてあると理解した方が良さそうだ。 |
2009-06-19 Fri 00:30
|
2009-06-18 Thu 00:36
![]() 水星の軌道が影響されやすいのはなぜなのかな?木星と水星が共鳴して軌道が長軸方向へ変形するみたいなことが書かれているようだが良く分からん。そのうちS.Uさんに聞いてみよう。 各惑星の軌道離心率は以下のようになっている[『天文年鑑2009』より]。 水星 0.20563 金星 0.00677 地球 0.01670 火星 0.09341 木星 0.04851 土星 0.05552 天王星 0.04638 海王星 0.00946 おや、水星の軌道はすでに乱れ始めているのかな。 [図はnature掲載論文のFigure 1: Trouble with Mercury] |
2009-06-17 Wed 00:18
今夜も雷雨。「記事を予約投稿し終わるまでは停電しないでくれ~!」と急いで書いている。記事ネタはいくつか溜まっているのだが書く時間が無い。危ないからもう寝る。
|
2009-06-16 Tue 12:12
関東は何週間も雨天曇天雷雨に雹という天気が続いているというのに、山形市の板垣公一さんは3週間連続して超新星を発見されている。ほんのわずかの雲の切れ間も逃さないという徹底ぶりなのだろう。
![]() |
2009-06-15 Mon 20:20
昨日は午後から外出していたので激しい雷雨も雹も知らなかった。ただ、先ほど帰宅して夕べの停電の名残は分かった。疲れたので今夜はお茶を濁すネタすら無しで寝ます。
|
2009-06-14 Sun 00:04
![]() o:4等は見えた ~:1等は見えた x:皆曇 2007 ~ ~ x ~ ~ o x x o x ~ o ~ 2008 ~ x x ~ x x x x o ~ x o o 2009 o x x x x x ~ x x x ~ x x(予定ではこの先もxが4つ続く) 毎年の事ですがただいま仕事が急に忙しくなる時期に突入。今夜は間に合わせ記事でお茶を濁して退散。 |
2009-06-11 Thu 00:33
![]() 落下予測日時:平成21年6月11日 午前3時25分頃(日本標準時) 落下予測場所:東経80.4度、南緯65.5度 付近 →「かぐや」月面落下予測日時・場所 |
2009-06-10 Wed 00:05
![]() [図は気象庁天気図48時間予想図 平成 21年 06月 11日 09時の予想] |
2009-06-09 Tue 00:05
![]() で、スズメバチについてネットで調べてみた。 ■まず心配なのは夜間の襲撃。どうやらスズメバチ、夜は行動しないらしい。やれやれ暗闇の中で不安と隣り合わせで観測という心配は無いようだ。 ![]() ■5月の1匹は夏の大群を防ぐ良い方法らしい。今年は時期を逸したので女王蜂退治とはいかないだろうが、さっそくスズメバチトラップを作ってみた。結果は後日。 【参考】→ペットボトルでスズメバチ退治(YouTube) →ペットボトルでスズメバチ退治2(YouTube) |
2009-06-08 Mon 00:42
ちょっと季節外れだが、黄砂について。
![]() 黄砂粒子には真菌や細菌なども付着して汚染化学物質のエアロゾルなども絡めて飛来して来るので、同時期に飛散している花粉と相乗作用を起こして花粉症を悪化させているかもしれないとのこと。また、黄砂粒子やエアロゾルは雲を作る核になりやすく常に上空に雲がある状態を作っているらしい。最近は黄砂の季節でもないのにからりと濃紺に晴れ渡る空が無くなったのはこのエアロゾルが原因なのかも。 意外だったのは、黄砂によって雲が出来やすくなりその雲が太陽光を反射し地球を冷やす効果の方が保温効果よりも若干大きいと言っていた。測定方法や解析方法で収支はどちらにも傾きそうだが。そういう微々たる効果よりも黄砂やエアロゾルの影響の無いすっきりした空の下に住みたいものだ。 [写真は環境省>地球環境・国際環境協力>黄砂のページより] |
2009-06-07 Sun 00:23
![]() ![]() ![]() と急いで帰宅した頃には皆曇になっていたので、まったく心配には及ばなかった。 |
2009-06-06 Sat 00:38
![]() で、落下時にかぐやから飛び散ったゴミは四方八方どのくらいの範囲に拡散するのだろうか。地球の1/6の重力しかない月だから飛散はかなり広範囲に及ぶことだろう。衝突させることにもいくらかの科学的価値はあるだろうが大量のゴミをばらまくことに変わりはない。将来、日本の有人月面着陸が可能になったら当然遺骨収集に行くのでしょうね。私とヨメさんの名前も書き込まれたプレートは拾われるのかな。 [写真はJAXA月周回衛星「かぐや(SELENE)」の頁より] →月周回衛星「かぐや(SELENE)」の月面落下予測日時・場所について |
2009-06-05 Fri 00:00
![]() ![]() 夕食後月が見えました。 ももさんからのコメントにもありましたが、変光星観測で活躍のmeinekoさんは出先の北千住駅前の雑踏の中で米国ニューメキシコ州の望遠鏡を遠隔操作して板垣公一さん発見の超新星の確認観測をされました。「雨天曇天月夜」だからお休みだなんて言ってられないえらい時代になってきました。 →『meinekoの日記』2009-06-04 →山岡均氏のVSOLJ ニュース (214)は以下 |
2009-06-04 Thu 00:19
帰宅したときは厚い雲を透して月がかすかに見えていたが、それもまもなく見えなくなった。ということで、今夜は星の話題はお休み。
|
2009-06-03 Wed 00:34
![]() 天文少年時代に読んだ石田五郎さんの『天文台日記』を去年読み返したのでその場面をすぐに思い出した。あの日記でも蒸着作業は6月上旬の1日から10日に行われ、大反射鏡は蒸着とテストを6月3日と4日で行っていた。石田さんたち観測者が作業に参加しているのを知って、そういう作業は専門業者がやるものと思っていた私は、子供心に驚いた記憶がある。現在はどうなのだろうか。 [写真は国立天文台 岡山天体物理観測所のホームページより] 今夜の空:最近は薄曇り程度ならば晴れというらしい。月がぼんやりと見えているのですばらしい晴れと言うべきなのかもしれない。 |
2009-06-01 Mon 00:55
5月31日、夕方から降りに降った。
6月は梅雨入りだから天文イベントは見られない確率が高い。にしてもトピックが少ないな。 ★木星と海王星とコップ彗星 6月中は8.1等~8.0等~8.1等、木星の北から北西へゆっくりと移動するが、梅雨時期のため何回見られることやら ★木星の衛星の相互食(7日01時06.8分) エウロパがイオを隠す ★木星の衛星の相互食(30日00時00.2分) ガニメデの影にカリストが入る |
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター