2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
手塚治虫氏との接近遭遇
2009-05-05 Tue 00:51
1982年8月のお盆過ぎのある日、私と嫁さんは大阪発日向行きの夜行フェリーで瀬戸内海を宮崎へ向かっていた。船内で迎えた朝、レストランで朝食をしていたときにふと斜め向こうの席に座る紳士に目が止まった。!!!て、て、手塚治虫さんだ!!!今なら別の行動に出たはずだが、当時は食事の手を休める暇に時々そちらをちらっと眺めるだけが精一杯だった。「サインをもらっておけばお宝だったね」と嫁さんに言うと、「ゆくりできることなんて無かったはずだから周りに誰もいなかったのは良かったのじゃないの」とクールに言う。これは良い考え方だ。そんな貴重なひとときを私達が差し上げられたという気分を頂いたという思い出になった。

0905034.jpg 昭和30年代初期生まれの私たちは『鉄腕アトム』にしろ、『火の鳥』にしろリアルタイムでメッセージを受け取った世代だ。特に『月刊COM』で連載が始まった『火の鳥』からは宇宙感覚、時間感覚、生命感覚などその後の生き方や価値観に関わるような部分で影響を受けた。これについてはいつか書きたいと思っている。
[小学校以来40年ぶりに描いた鉄腕アトム:小学校時代の方が断然巧かったな]

江戸東京博物館 特別展 手塚治虫展 行かなくっちゃ。
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