2月24日に書いた
「流星塵の探し方」の方法で採集して、顕微鏡で観察してみた。

流星塵はガラス板法で数日かけて6枚採集した(2枚ずつ同じ露出)。冬場のため朝見ると霜が降りている。温度が上がると霜が解けて水が乗った状態になるが、試料の引き上げ時にその水を落とさない事が肝要。

顕微鏡は貰い物。もう何十年も手入れされずに放ったらかしだったようでガラス面というガラス面が汚れまくり。取りあえず見られれば良しという事で、接眼18x対物40の720倍でスキャンを開始。ただし、森久保先生は600倍を勧めている。

あまり小さな粒子では見映えがしなさそうなのでまずは10μ台のものを探す事にした。と、いきなり黒くて丸い10μくらいの粒が視野に現れた。焦点を内外に調整しても黒い粒。横から懐中電灯で光りを当てると時々ピカッと光る。ということは円盤でなく立体。これらは流星塵の特徴に合致。鈴木壽壽子さんもこういうものを見ていたのかと追体験できてよかった。デジカメ手持ちコリメートで最初の記念写真。
★ 頂いたコメントから「やってみようかと思ったことがある」とか「流星塵を観察したことがある」という方々がいらっしゃることが分かった。流星塵は由緒正しい天文少年育ちの方々の心にちょっと響く対象なのかもしれない。ただ、こんな古典的な観測方法のままでよいのだろうか。
明日は、この他の獲物をご紹介。