2009-01-31 Sat 00:11
![]() 詳しくはこちら → 稲敷市 歴史民俗資料館 星空観望会のページ その夜は月こそ無いが、冬の大三角の南中する時期。西空に最大光度の金星が輝き、オリオン座の大星雲、すばる、二重星団、プレセペなどみどころいっぱいだ。土星も見えるかな? [写真は桜川中学校天体観測ドーム] ⇒開催報告 |
2009-01-30 Fri 00:56
昨日の続き。
![]() この本が書かれた1997年時点ではCP対称性の破れは唯一中性K中間子の崩壊現象の一部でのみ知られていた。その後、米スタンフォード大学線形加速器センター(SLAC)と競うようなかたちでつくばの高エネルギー加速器研究機構(KEK)Bファクトリーでも電子-陽電子衝突実験が行われた。その結果、2001年には中性B中間子の崩壊現象においてもCP対称性の破れが確認され、とくにKEKBファクトリーでの実験では崩壊現象の一部ではなくほぼ100%でCP対称性の破れが検出されたという。 ここで、中性K中間子の崩壊現象のみにCP対称性の破れが現れるだけでなく、中性B中間子の崩壊現象ではほぼ100%でCP対称性の破れが検出されたという事実によって、さらに何がはっきりしたのか、何が言えるようになったのか、『消えた反物質』に増補改訂するとしたら何が書き加えられるのか、興味あるところだ。 明後日の講演会でそれに対する回答の一部でも聴くことが出来ればと思うし、さらに、小林-益川理論登場以降36年間の素粒子物理学の流れと現在の状況を分かりやすく解説してもらえることを期待している。 [写真は2004年8月29日の一般公開時の資料など] |
2009-01-29 Thu 00:58
![]() 序章 第1章 反粒子 第2章 K中間子とCP対称背鵜の破れの発見 第3章 標準理論の相互作用 第4章 クォークのフレーバーとCP対称性の破れ 第5章 Bファクトリー 第6章 宇宙はなぜ物質でできているのか 終章 第2章あたりまではなんとか食らいついていたのだが、第3章のゲージ理論あたりから腰砕けになって第4章のクォークの世代間混合へたどり着いた頃には青息吐息、それでも第5章はS.Uさんを思い浮かべながら這いつくばって通り抜け、星の見えない今宵は第6章を読む予定。 ![]() |
2009-01-28 Wed 00:39
今夜の観測:ミラ3.9等、いよいよ減光モードに入ったのかも。W Ori7.0等、R Lep7.7等、RX Lep5.6等、U Mon6.8等。
観測の合間にふと西空を見るとなんだかいや~な光の帯が2条。げげ、サーチライト?昨年の元旦にもサーチライトが現れたがその時は一夜限りだった。今回はどうなのだろうか。いずれ確認せねば。 |
2009-01-25 Sun 00:13
![]() 今夜は取手駅近くで同好会の新年会。自宅から常磐線の最寄り駅まで車で行って取手まで片道丁度1時間。 |
2009-01-24 Sat 00:26
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2009-01-23 Fri 08:15
![]() [写真:iPod touchの天気予報でみなさまのご当地の天気を比較。クパチーノはApple本社のあるカリフォルニアの都市、悪石島は皆既日食帯が通る島。] |
2009-01-22 Thu 14:10
![]() 『消えた反物質』 小林誠著 1997年 講談社 820円 現在の宇宙が反物質ではなく物質から構成されているのは宇宙の初期に反粒子の数よりもほんのわずかに粒子の数が多くなったかららしい。割合的にはほんの少し多かっただけとはいえこの宇宙の物質の量を考えると想像を超えたなんとも壮大な話だ。粒子と反粒子がまったく同等であったなら両者が出会うことで光を出して消滅してしまうが、粒子と反粒子が同等でないがために全部が消滅せず粒子が少し残ったという。粒子と反粒子が同等でないことを粒子反粒子の対称性が破れていると表現するのだそうだ。物理学の言葉ではCP対称性の破れあるいはCP非保存という。 どの本を読んでもここから先が難しいのだ。本書もブルーバックスとはいえ侮れん。 |
2009-01-21 Wed 00:13
![]() 今夜の観測:ミラ3.8等、W Ori7.0等、U Mon6.2等、R Lep7.5等、RX Lep5.6等など。 |
2009-01-20 Tue 06:32
![]() 【追記】1月24日時点で予約満席のため受付終了となったそうです。 これとは別にシンポジウム「小林・益川理論とその検証」があります。 ![]() 今夜の観測:P Cyg4.7等、ミラ3.8等、RX Lep5.6等、W Ori7.1等。 |
2009-01-19 Mon 00:05
![]() このことについてS.Uさんがご専門分野をかいつまんで「粒子反粒子対称性の破れとCP非保存について」解説している(→西中筋天文同好会WWW版会誌第28号)。読んでみてなんとなくそういうことかまでは分かるがこれだけでは理解できた気分になれなかった。「自発的対称性の破れ」とか「CP非保存」とかもう少し分かりたいものだ。素粒子物理学をもう一度おさらいせねばと本を買い込んだため、おかげで机に塔が建ってしまった。 |
2009-01-17 Sat 00:32
昨日の続き。
![]() (1)献辞の最後には1610年3月12日とあるから出版は1610年だろう。筒眼鏡で天体を観測したのは少なくともこれ以前であることは確か。 (2)木星の4大衛星についての記述の最初は「1610年、つまり、今年の1月7日の翌夜の1時に、筒眼鏡で天体観測中、わたしはたまたま木星をとらえた。わたしはたいへんすぐれた筒眼鏡を用意していたから、木星が従えている、小さいけれどもきわめて明るい三つの小さな星をみつけた(それまでは、ほかの劣った筒眼鏡を使っていたので、発見できなかったのである)。」と始まる。まぁ、この記述を常識的に読めば当然一週間以上前にも見ていたことが推測できるので、最初に見たのは「1609年」ということになる。 (3)巻末の解説で訳者の山田慶児氏は「ガリレオがはじめて望遠鏡を天空に向けたのは、1610年のはじめであった。」としている。ここまで断定しているのは何が根拠だろうか? 『星界の報告』には観測日時が記述されていないので上のような推測しかできないが、ガリレオの観測データを紐解けば1609年中に自作の筒眼鏡で天体を観測していたことは一目瞭然なのだと思われる。これに関連する記事をmeinekoさんが09-01-16と09-01-17に書いてくれた。 ![]() やっさんのホームページの表紙や掲示板でオリオン座が話題になっていたので三ツ星付近の写真を撮ってみた。なるほどδとεに絡み付くようなSの字が見える。ζの東にはNGC2024が写っているし、さらに左上にはやまのんさんのブログでも紹介されていたウルトラマンのふるさとM78星雲も見えている。その後、久しぶりに重星をいくつか。βOri(リゲル)9.5″、λOri4.3″、ζOri2.4″はクリア。なのに前回見えたκLep2.1″が全然分離できない。ジーっと見ているとすぐに視野の端から端まで動いてしまう。微動を操作して東側へ戻してもしばらく振動が収まるまで時間がかかる。モータードライブを付ければその辺りの使い心地が良くなるかも。 |
2009-01-16 Fri 00:10
![]() 今夜の観測:風が強い!寒い!からだが揺れる!ミラ3.7等、P Cyg4.7等、W Ori7.1等。 |
2009-01-15 Thu 00:14
![]() 今夜の観測:今夜も仕事帰りに霞ヶ浦近くで。風が無いのがありがたい。ミラ3.7等、P Cyg4.7等、χCyg6.4等、R Lep7.5等、RX Lep5.7等、W Ori7.1等など。 |
2009-01-14 Wed 00:29
![]() 今回のミラのピークは長過ぎません?すでに1ヶ月前から減光を観測している方もいれば、私のようにようやく減光を感じた者もいる。赤い星だから誤差が大きいのかもしれないが。図は「クリスマスにミラを見ようキャンペーン2008」で描かれた光度曲線に自分の測定値を ![]() |
2009-01-12 Mon 00:10
今夜は外出先から作り置き記事をアップ。今日もルーリン彗星。
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2009-01-11 Sun 00:01
![]() ここまでのところでは大彗星への大バケはなかったが、太陽から離れながらも大バーストしたホームズ彗星のようなこともあるし、期待を裏切るくらいに明るくなって欲しいものだ。この後、2月24日の地球との最接近まで太陽との距離はおよそ1.15倍に離れるが、地球との距離は0.26倍まで近づく[2月24日の参考図]。 今夜の観測:午後になって冷たく強い風が吹き始めた。仕事帰りに霞ヶ浦の第2観測所へ寄ったが、強烈な西風で寒いの寒くないの。からだは揺らされるし満月近くの月の光は強いし、暗くなったχCygはじっくり見ていられなかった。ミラ3.7等。ようやく暗くなったと感じられた。P Cyg4.9等。明日はお出かけのため今夜は無理せず早寝する。 |
2009-01-10 Sat 00:07
![]() 「星戀」とは野尻抱影氏の造語だが、鈴木さんの『星のふるさと』を評する文中でも時々「星戀」が使われている(『天界』610号(1976)新刊紹介など)。 『星のふるさと』文中には、中村草田男の「火の島は夏オリオンを暁の星」の句が好きとしか書かれていないが、その他にも山口誓子や上田秋成の句が所々に引用されていることから鈴木さんはきっと俳句がお好きだったに違いない。 『星のふるさと』の「旄頭胡星(ぼうとうこせい)」の中では「名ある星春星となりてみなうるむ」という誓子の句を引用している。霞ヶ浦の畔に住む私には非常にリアリティのある印象的な句だが、校正ミスなのだろうかこの引用には間違いがある。正しくは「名ある星春星としてみなうるむ」である。そういうことはあるにせよ、鈴木さんが誓子の句も好きだったことは確かだろう。誓子の星好きは有名だそうで、星好きとしての共感もあったに違いない。また、鈴木さんが郊外の団地へ引っ越して来る前にお住まいになられていた四日市のとある漁村に誓子もかつて住居していたという共通点があったりもする。 鈴木さんが野尻抱影氏の著作を好きだったことも確かで、そうであれば野尻抱影・山口誓子共著『星戀』を読まれていなかったはずはない。 以上のようなことすべてをひっくるめて『星戀』を知ったことで「鈴木壽壽子さんにまた一歩近づけた気がした」のであった。『星戀』についてはいずれ紹介したい。 |
2009-01-09 Fri 00:47
若い頃は初めての人に会うことに臆するというか戸惑い感が強かったが、最近は歳をとってずうずうしくなったのか、初めての人に会うことを楽しめるようになってきた。特に天文や遺跡などの趣味についてであれば尚更だ。人生の残り時間なんて誰にも分からないのだから、会いたいと思ったら即行こうと思っている。押し掛けられた方はご迷惑だろうがなにとぞお許しを。
ということで、週末は午前中の仕事を終えてから神奈川まで行く予定。 ![]() と思ってたら夕食を食べ終わってもまだ星が見えている。kawashimaさんがその名称の謎に挑んで(?)いる145CMaを見るために急いでTS-65Pの準備をする。橙色と青色のペアが見えたが名前の謎は依然解けない。薄雲を透してU Mon5.9等を追加。[図はStellariumのスクリーンショット] |
2009-01-07 Wed 07:45
とうとう、昨夜は夕方~夜半~明け方まで曇った。これで連続晴天日数は12日で中断。でも、朝、起きたら晴れていた。いつから雲が無くなったんだ?
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2009-01-06 Tue 11:23
![]() 今夜の観測:寝ようと思ったら変光星のメーリングリストにつくばのSmyさんからの報告が入っていた。つくばで見られたなら我が家でも見られるはずと表へ出る。オリオン座の周辺に雲の隙間が出来ている。ミラは相変わらず3.6等、R Lep7.5等、RX Lep5.8等。この3つだけ見たところでまた曇ってしまった。後は早ねして早起きしよう。 目覚ましは鳴っていたと思う、、、ヨメさんが障子を開けて「星が出ているよ」と言っていたような気もする、、、気がついたら朝日が昇っていた、、、。ま、今夜も天気だったので記録延長としておこう。 [写真は財団法人日本オリンピック委員会のページより1972年札幌冬季オリンピック70m級ジャンプ優勝の笠谷幸生選手] |
2009-01-03 Sat 00:19
![]() [写真はWikipediaカワセミより] ![]() |
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