2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
天体望遠鏡入門者 最初の難関
2008-12-20 Sat 00:36
081219.jpg ラプトル50のファーストライトを頼まれたことをこの前に書いた。持ち主のその若者が昨夜はいよいよ自分の眼で最初の星として金星を見たらしい。そのとき天頂ミラーを使ったら像が小さくなってしまったと言う。そんなことはないのでピントはちゃんと合っているのか訊ねた。聞いて行くうちに分かった事だが、ピントの合わせ方が良くなかったようだ。というかピントが合ったときに星像がどのように見えるべきなのかを知らなかったために、どこでピントが合っているか分からなかったということらしい。簡単に言えば「一番小さくなった時」がピントの合った状態だ。「望遠鏡だから大きく見えるはず」という予想と逆なので戸惑うのだろう。

 上の話を聞いたときに、入門者にとっての最初の壁はそれほど高くはないのだが、たくさんあるなと感じた。入門の方にはハードウェアである望遠鏡の選び方に加えて、そういう基本的アドバイスもソフトウェアとして必要なのだと改めて教えられた。そして、自分が初めて天体望遠鏡を手にした遠い日のことを思い返すことにもなった(忘れたが)。

 そこで、身近にアドバイザーのいない入門者のみなさんには、最初に見る星はピントを合わせやすい月を選ぶことをお勧めしたい。惑星も恒星も星雲星団も想像以上に小さいし、ともかくピントを合わせられないのでは何を見たって面白くないのだから。
[写真はロバート・キャパ『ちょっとピンぼけ』、この記事とは何の関係もありません]

今夜の観測:仕事帰りの寄り道観測。ミラ3.6等から変らない。P Cyg4.8等、χCyg5.5等、随分暗くなった。昨日ネット環境を変更したのでそれの調整に掛かっていて疲れた。で、今夜は追加観測は無し、寒いし。
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