2008-11-17 Mon 00:18
10月17日に高らかになされた「1ヶ月以内の光軸修正宣言」。あれから早くも1ヶ月、我がTS-65Pの光軸修正はなされたのか、ご報告の日がやって来た。
一ヵ月もあれば晴れる日もあろうと気楽に考えていたが、期限まで4日と迫ってしまった11月13日。久々の快晴だが満月のため観測も観望もする気が起きない絶好の夜がやって来た。事前の休日にChesire型光軸修正アイピースを使っておおよその調整は行っておいたので、今夜はいよいよ星像検査。 ![]() (2)18mm接眼レンズで28倍にして焦点内外像を調べる。焦点位置を挟んで横長楕円から縦長楕円へ変化する。光軸が合っていない証拠。 (3)ドキドキしながら1カ所の押しねじを1/4回転緩めて引きねじを1/4回転締める。あまり変化無いのでもう一回。少し改善されたみたい。もう一回。さらに改善されたみたい。 (4)同じ箇所ばかりだとセルが歪むかもしれないので、別の場所の引きねじを1/4回転緩めて押しねじを1/4回転締める。また少し良くなったみたい。3カ所目は気持ちだけまわしておく。 (5)次に7mm接眼レンズで71倍にしてまた調整。すでにだいたい合っていたので少し調整するだけで焦点内外像はほぼ円形になった。やった~! (6)最後に3.6mm接眼レンズで139倍にして回折像を調べたが、今夜はシーイングが悪くて安定した像での確認ができなかった。しかし、これまでのようにジフラクションリングの中心の偏りは解消しているように思われた。 これでこの冬は2秒台の重星を一層楽しめるに違いない。 [この方法は『法政天文研究会』ホームページ>天文TOPICS>おまけ>屈折望遠鏡の光軸修正を参考にさせてもらいました] |
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