2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
2008年ノーベル物理学賞
2008-10-08 Wed 00:09
S.Uさんからお知らせを頂いた。

081007.jpg 2008年ノーベル物理学賞は「標準理論」の小林誠氏、益川敏英氏、「自発的対称性の破れ」の南部陽一郎氏の3人に決まったとのこと。

 特に南部先生は1950年に29歳にして我が母校の教授に就任されているたいへん縁の深い方で、この受賞は私としても大いに嬉しい。南部先生はその後1956年に米シカゴ大学教授として招かれて渡米しそのまま米国に在住されている。大きな理論体系をまとめあげるという仕事ではなく、物理学の広範な分野で常に最先端を突っ走って来たところが物理学界のスプリンターといわれる所以であろう。
 私も在学中に文化勲章授章かなにかで帰国された折の特別講義を聴いた事があるが、そのときの姿を思い出しながら最近の写真を見るとさすがにお歳を召された感がある。すでに87歳、よくぞ間に合ったというタイミングである。
[追記]今回のノーベル物理学賞に関連して少し専門的なコメントをS.Uさんから頂いています。→10月7日の記事のコメント参照
 ところで、7日の11時46分(JST)頃スーダン辺りに突入した小惑星2008 TC3はどうなったのでしょうかね。
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