2008-09-17 Wed 21:42
![]() あの記事で紹介した『変光星観測室』の管理人さんはその後無事入手できた様だが、ひょんなことから最近私の手元にも舞い込んできた。先日の北陸旅行でお世話になった山中温泉のastro_calendarさんが「自分は使わないので」と送ってくださったのだ。 昭和45年(1970)、当時中学生だった自分もこの本を持ってはいたが、そのころ変光星観測は難しく感じられて、ときどき本棚から取り出してはパラパラめくってはまた本棚へ戻すということを何度となく繰り返していた。中学生の自分には敷居が高く感じられた変光星観測が、天文壮年として復帰後の自分にはもっとも始め易そうに感じられた観測だったとは不思議なことだ(ugemさんの勧誘のお陰かな)。 さて、この変光星図が現在使えるものかどうかは後で調べるとして、変光星観測ガイド部分は当時を回顧する読み物として楽しめそうだ。特に、佐久間精一氏の「変光星観測のはじめ」はサブタイトルが「これから変光星の観測をはじめる人のために、観測法のすべてについて案内します」となっていることからも分かるように、日本の変光星観測者数が欧米に比べ少ないことを憂いて、若い観測者のやる気を高めようとの思いが伝わってくる文章だ。筆記具の選び方、懐中電灯の使い方、科学的観測者としての心構えなどなど、基礎の基礎からの解説は当時どのあたりの世代へ向けて書かれたものなのか想像に難くない。 AAVSOの変光星図で思い出したが、本家AAVSOの変光星図を買おうと昨年8月に入金したが今に至るまで送ってこない。金返してくれ~!→『AAVSO Variable Star Atlas』が届かない |
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